2011年4月30日土曜日

大粒の雹

昨日の夕方、大粒の雹が降りました。屋根やベランダを打ちつける雹の音の大きさに驚かされました。農作物に被害がないことを願っています。

「見直そう!くだもののちから」(日園連刊)は5月10日に発売されますが、そのまえに完成本が届きました。多くの方に読んでいただくためにはどうすればよいかを考え、実行していこうと思っています。




2011年4月29日金曜日

麦畑


















麦畑です。ヒバリの鳴き声も聞こえました。昔は麦を収穫したあとに田植えでしたが、今は麦を作っていないので、もうすぐ田植えが始まります。

今日から大型連休のスタートです。この連休のあいだに新メールマガジンの準備を進めたいと思っています。広告の入らないメルマガを配信することを考えています。すでに、登録申し込みいただいており、感謝申し上げます。

2011年4月28日木曜日

収穫間近のネギ

















収穫間近のネギです。この写真を撮った次の日にはおばあさんが収穫を始めていました。

ネギのことわざと言えば、「鴨がねぎを背負ってくる(思いがけなく、うまい話がかさなってやって来ること)」ですが、体験から考えると怪しいことが多いと感じています。鴨がネギをしょってきて鍋にしてくれなんて話がうますぎます。

むしろ、「人間万事 塞翁が馬」ではないかと感じています。「喜びも悲しみも幾年月」が幸せな人生なのでしょう。

♪おいら岬の灯台守は
♪妻と二人で沖ゆく舟の
♪無事を祈って灯をかざす
♪灯をかざす


人間万事 塞翁が馬
人間の吉凶・禍福は変転し、予測できないことのたとえ。また、だから安易に喜んだり悲しむべきではないということ。

2011年4月27日水曜日

リンゴの花

















先週はつぼみが多かったリンゴの花が咲き出しました。リンゴの曲はたくさんありますが、今は千家和也作詞、穂口雄右作曲でキャンディーズが歌った「年下の男の子」がふさわしいと思います。リンゴの白い花は、「幸せな人生でした」と語った田中好子さんを感じさせてくれます。


「年下の男の子」は昭和50年(1975)の曲です。
♪真っ赤な林檎を頬ばる
♪ネイビーブルーのTシャツ


2011年4月26日火曜日

道祖神

















通勤途中にであう道祖神です。


昨夜、NHKの7時のニュースで元キャンディーズの田中好子さんの葬儀と病床からの最後の肉声を放送していました。大震災のことを痛むとともに、「幸せな人生でした」「心から感謝します」と語り、

「もっと映画に出たかった...もっと....」

55歳という若さで亡くなったスーちゃんの無念とともに生きることの大切さが伝わる歴史に残る遺言だと感じました。心よりご冥福をお祈りいたします。

2011年4月25日月曜日

ニホンナシの花


















ニホンナシの花です。ニホンナシは、赤ナシと青ナシに大別されます。これは果皮に存在する色素の違いによるのではなく、果皮にコルクの発達してさび褐色になるのが赤ナシで、それらの発達が見られないのが青ナシです。


2011年4月24日日曜日

地震の爪痕























地震で倒れた鳥居です。余震も続いています。

ラジオ深夜便で五木寛之さんの「歌の旅びと」が始まりました。
月の終わりの(日曜日の朝4時台の放送です。
第1回は京都で、赤い鳥の「竹田の子守歌」、チェリッシュの「なのに京都へ行くの」、藤圭子の「京都から博多まで」がかかりました。どの歌も懐かしく感じました。

赤い鳥の歌は下記で聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=ZhSBoEqDtvA

「竹田の子守歌」は赤い鳥もよいのですが赤い鳥のボーカリストだった山本潤子さんが一人で歌う歌も魂に響きます
http://www.youtube.com/watch?v=M8jvkubfRzo

風邪を引いてしまったのでよけいにじんときました。

2011年4月23日土曜日

八重桜


















八重桜が満開です。

ラジオで大リーfがーの松井秀喜選手を取材したスポーツ記者の話を聞くことができました。その中でこころにとまった言葉を記します。

「準備をしておく」、「結果はあとからついてくる」、「誰かが見ている」、「チャンスは来る」、「逆境も甘受する」、「食事から力を得る」

2011年4月22日金曜日

棚仕立ての梨の畑


















棚仕立ての梨の畑の木も満開です。昨日の自然な梨の木と比べてみると印象がだいぶだいぶ違います。

単行本「見直そう!くだもののちから」(日園連刊)の発売日が5月10日(火曜日)に決まりました。たくさんの方に読んでいただけるとよいのですが。

第1章の節などは下記のようになっています。

第1章 21世紀健康を読み解く

■世界を変えた三つの報告
果物に含まれている糖類
ガンと「5 A DAY」運動
DASH食事摂取法
まとめ

■食事バランスガイドと日本型食生活
日本型食生活とは
食事バランスガイド
日本人の食事摂取基準                          44

■「毎日くだもの200グラム」の科学的根拠
ガン予防のための食生活改善プログラム
DASH食事摂取法(アメリカ)
高血圧など循環器系疾患の予防のための食事摂取の指針
脳卒中予防と治療のためのガイドライン(アメリカ)
糖尿病患者のためのフードガイドピラミッド(アメリカ)
食生活改善:フードガイドピラミッド(アメリカ)
子供のための食事摂取基準(アメリカ)
食事バランスガイド(日本)

■どんな果物をどう食べたらいいの?

■生活習慣病予防の倫理「ヒポクラテスの誓い」

■サービングとは                             

■日本食品標準成分表とは                       

2011年4月21日木曜日

自然な梨の木























美味しい果実を作るには剪定が必須です。そのため、剪定されていない自然な状態の梨の木を見ることはまれです。写真はそうした状態の梨の木に花がたくさんついています。

和歌や俳句には、梨の花がたくさん詠われていますが、詠われた時代でその姿が違って見えていた可能性を頭の中に入れておくことも大切と思っています。


花の色をかたみとやみしたとへけん人ははかなし一枝の雨

- 草根集_正徹(そうこんしゅう しょうてつ)
- 文明五年七月(1459年)

2011年4月20日水曜日

満開の梨の花


















梨の花が満開です。


梨の花月に書(ふみ)よむ女あり
-与謝蕪村


正岡子規は「俳人蕪村」のなかでこの句を複雑的美と賞しています。

子規は「俳人蕪村」の緒言で以下のように記しています。

芭蕉(ばしょう)新たに俳句界を開きしよりここに二百年、その間出(い)づるところの俳人少からず。あるいは芭蕉を祖述し、あるいは檀林(だんりん)を主張し、あるいは別に門戸を開く。しかれどもその芭蕉を尊崇するに至りては衆口一斉に出(い)づるがごとく、檀林等流派を異にする者もなお芭蕉を排斥せず、かえって芭蕉の句を取りて自家俳句集中に加うるを見る。ここにおいてか芭蕉は無比無類の俳人として認められ、また一人のこれに匹敵する者あるを見ざるの有様なりき。芭蕉は実に敵手なきか。曰(いわ)く、否(いな)。

芭蕉が創造の功は俳諧史上特筆すべきものたること論を竢(ま)たず。この点において何人(なんぴと)かよくこれに凌駕(りょうが)せん。芭蕉の俳句は変化多きところにおいて、雄渾(ゆうこん)なるところにおいて、高雅なるところにおいて、俳句界中第一流の人たるを得。この俳句はその創業の功より得たる名誉を加えて無上の賞讃を博したれども、余より見ればその賞讃は俳句の価値に対して過分の賞讃たるを認めざるを得ず。誦するにも堪(た)えぬ芭蕉の俳句を註釈して勿体(もったい)つける俳人あれば、縁もゆかりもなき句を刻して芭蕉塚と称(とな)えこれを尊ぶ俗人もありて、芭蕉という名は徹頭徹尾尊敬の意味を表したる中に、咳唾(がいだ)珠(たま)を成し句々吟誦するに堪えながら、世人はこれを知らず、宗匠はこれを尊ばず、百年間空しく瓦礫(がれき)とともに埋められて光彩を放つを得ざりし者を蕪村(ぶそん)とす。蕪村の俳句は芭蕉に匹敵すべく、あるいはこれに凌駕するところありて、かえって名誉を得ざりしものは主としてその句の平民的ならざりしと、蕪村以後の俳人のことごとく無学無識なるとに因(よ)れり。著作の価値に対する相当の報酬なきは蕪村のために悲しむべきに似たりといえども、無学無識の徒に知られざりしはむしろ蕪村の喜びしところなるべきか。その放縦不羈(ほうしょうふき)世俗の外に卓立せしところを見るに、蕪村また性行において尊尚すべきものあり。しかして世はこれを容(い)れざるなり。

蕪村の名は一般に知られざりしにあらず、されど一般に知られたるは俳人としての蕪村にあらず、画家としての蕪村なり。蕪村歿後(ぼつご)に出版せられたる書を見るに、蕪村画名の生前において世に伝わらざりしは俳名の高かりしがために圧せられたるならんと言えり。これによれば彼が生存せし間は俳名の画名を圧したらんかとも思わるれど、その歿後今日に至るまでは画名かえって俳名を圧したること疑うべからざる事実なり。余らの俳句を学ぶや類題集中蕪村の句の散在せるを見てややその非凡なるを認めこれを尊敬すること深し。ある時小集の席上にて鳴雪(めいせつ)氏いう、蕪村集を得来たりし者には賞を与えんと。これもと一場の戯言なりとはいえども、この戯言はこれを欲するの念切(せつ)なるより出でしものにして、その裏面にはあながちに戯言ならざるものありき。はたしてこの戯言は同氏をして蕪村句集を得せしめ、余らまたこれを借り覧(み)て大いに発明するところありたり。死馬の骨を五百金に買いたる喩(たとえ)も思い出されておかしかりき。これ実に数年前(明治二十六年か)のことなり。しかしてこの談一たび世に伝わるや、俳人としての蕪村は多少の名誉をもって迎えられ、余らまた蕪村派と目(もく)せらるるに至れり。今は俳名再び画名を圧せんとす。

かくして百年以後にはじめて名を得たる蕪村はその俳句において全く誤認せられたり。多くの人は蕪村が漢語を用うるをもってその唯一の特色となし、しかもその唯一の特色が何故(なにゆえ)に尊ぶべきかを知らず、いわんや漢語以外に幾多の特色あることを知る者ほとんどこれなきに至りては、彼らが蕪村を尊ぶゆえんを解するに苦しむなり。余はここにおいて卑見を述べ、蕪村が芭蕉に匹敵するところのはたしていずくにあるかを弁ぜんと欲す。



2011年4月19日火曜日

桜と菜の花

















桜と菜の花が咲いています。黄色とピンクと薄い緑色がにあう風景です。桜の花見のあとには釜飯を食べるのが年中行事ですが、今年は一緒に食べた山菜の天ぷらが美味しかったです。

強きをくじき弱きを助ける東山の金さんの背中には桜吹雪が....

東山金四郎や大岡越前など庶民に人気の行政官は、法の趣旨(精神)を尊重遵守する立場で、規則に対してな執着しない。その心は、「信無くば立たず」と言うことだと考えています。

2011年4月18日月曜日

梅の花が満開



















温かい日差しを浴びた梅が満開です。家の裏の林では鶯’(ウグイス)が鳴いています。


梅が枝に花ふみ散らす鶯の鳴く声きけば春かたまけぬ
-良寛


最近、行政組織などの官僚主義的体質が批判されています。官僚主義とは、規則に対する執着、権限の墨守、新奇なものに対する抵抗、創意の欠如、傲慢、秘密主義などの傾向を批判的にいう場合に用いられる言葉です。

積極的に何かをすることによる責任を回避しているのですが、積極的な行為をしない不作為の責任がが問われているのだと思います。

計算高い人が官僚的になりやすいように思えます。強い者にはへりくだり、弱い者に対して傲慢になる.... いやですね。

2011年4月17日日曜日

ピンクの花木

















いつも通る道でピンクの花が咲いていです。白や黄色、ピンクなどの花が一斉に咲き出しました。日が昇るのが早くなり、日が沈むのが遅くなりました。

相田みつをの「いのちの根」を読みました。心にじわじわとしみてきます。 


いのちの根(相田みつを)

なみだをこらえて
かなしみに耐えるとき
ぐちを言わずに
苦しみに耐えるとき

言い訳をしないで
だまって批判に耐えるとき

いかりをおさえて
じっと
屈辱に耐えるとき

あなたの眼のいろが
深くなり

いのちの根が
深くなる

2011年4月16日土曜日

梨の花

















梨の花が満開です。育種では、まだつぼみのうちに除雄して袋をかけ、次に目的の花粉を交配します。今がそのシーズンです。

山本周五郎原作、黒澤明監督「椿三十郎」は映画のおもしろさが満載です。ファーストシーンから引き込まれます。

ある夜、九人の若侍が、上役の汚職を暴き出そうと密議をこらしていた。若侍の一人、井坂伊織(加山雄三)によれば、汚職の粛清の意見書を、伯父である城代家老に差し出したが、受け入れてもらえなかったとのこと。一方、大目付菊井はこの進言を快諾し、詳しい話を聞きたいから仲間全員を社殿に集めるよういわれたと言う。意気の上がる若侍たち。しかしその時、彼らの前に社殿の奥からよれよれの紋付袴を着た浪人、椿三十郎(三船敏郎)が現れた。彼は城代家老が本物で、大目付菊井が黒幕だと言って若侍たちを仰天させる。その言葉通り、すでに社殿は大目付菊井の手の者によって取り囲まれていた。

無能と思われた馬面のたぬき老人が優れた政治家で、りりしく頭が切れると思われた人が悪人だった。山本周五郎の人生に対する考え方がよく示されています。

私たちの周りでも同じことが起きているように思います。会社や研究所のためといっている頭の切れる人が実は....、不細工な顔で批判的な人が実は.....

「椿三十郎」は下記のサイトにありました。
http://www.tudou.com/programs/view/RoTiGZnzptA/

http://www.tudou.com/playlist/playindex.do?lid=6652390&iid=30619549






2011年4月15日金曜日

菜の花


















通勤途中で出会う菜の花です。温かくなったことを感じさせてくれる花です。
菜の花の花言葉は快活とのことです。

菜の花や月は東に日は西に
- 与謝蕪村

今日はヘレンケラーさんがサリバン先生と一緒に初来日した日だそうです(1937(昭和12)年4月15日)。映画「奇跡の人」は感動的で生きるとは何かを深く考えさせられました。そして今も、ヘレンケラーさんの生涯の意味について考えています。



2011年4月14日木曜日

田植えを待つ水田


















田植えを待つ水田です。これかた田に水が入れられ、五月の連休の頃に田植えが行われます。トラックターにのって土を砕いている人がいました。耕起した田の近くを通ると土のにおいがします。

今は田植機の発達で少人数でできますが、ちょっと前まで田植えは大変な農作業の一つでした。


 泊りがけの伯母もむれつゝ田うえ哉
                       - 与謝蕪村

2011年4月13日水曜日

桜の下で遊ぶ子供達


















暖かくなった公園でたくさんの子供達が桜の木のの下で遊んでいます。

NHKラジオ深夜便〔明日へのことば〕で「一人立ちの子育て支援」のテーマで学習塾代表の高濱正伸さんが「5つの力」について語っていました。

1 言葉の力 音声として言葉を理解することで、会話が大切。
2 考える力 言われたことだけ、作業を覚えただけで考えることに喜びを知らない。  答えよりも過程が楽しいのでずるをしなくなる。
3 思い浮かべる力 想像力。見えない部分を想像する。
4 試す力 前向きになんでも楽しむ。
5 やり抜く力 最後までやり抜く力

この5つの力は研究者にも求められている力です。未知の領域を開拓する研究機関はこうした力を伸ばすように組織することが必要で、上意下達では力を発揮できないと思います。


2011年4月12日火曜日

満開の桜


















満開の桜です。視界を遮るほど花が重なっています。ちょうど見頃です。
昨日は大きな余震がありました。

原発事故で感じたのは、絶対安全とは誰も思っていなかったということです。ただ、そう思わせた人たちはいました。

福島第一原発の事故レベルが7になりました。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ最悪レベルです。事故の程度を軽く見せたいと思っていた人がいました。

リスクの説明は難しく、また、アッピール力も弱く、非難を浴びることもあるので無視されがちです。しかし、科学に対して誠実に向き合うためには大切なことだと思っています。

人の細胞内にあるDNAに放射能あたるとDNAが損傷します。これをDNA損傷といい発ガンなどの原因となります。

DNA損傷は紫外線などでも起きるため多くの研究例があります。DNA損傷を修復するメカニズムの研究も進展しています。

こうした研究を今回の事故に利用する研究者やメディアがあらわれるのではないかと恐れています。「この成分は、DNA損傷を修復する機能があるので....」などです。しかし、こうした機能性成分で、人で確実に有効であるという証拠はありません。副作用の検証もされていません。

実験レベルの話を、人に推奨してよいレベルと解説するのは科学者の倫理に反しています。
福島第一原発で問われているのは科学者の倫理だと思っています。

2011年4月11日月曜日

小さな桜祭り

















桜が咲き出しました。乙戸沼の一画にでている屋台です。綿飴、お好み焼き、イカ焼き、鯛焼き、じゃがいもバターなどのお店が並んでいます。焼きそばを椅子に座って食べました。


単行本「見直そう! くだもののちから」の最終校正が終わりました。約一年をかけて作ってきたので、ほっとしています。 注文票


各章の内容を紹介します。

第1章 21世紀健康を読み解く

二十世紀後半から行われた人を対象とした医科学研究から果物の見方やとらえ方が大きく変わりました。その歴史的な経過を三つの報告を中心に紹介するとともに、果物と生活習慣病や栄養バランスとの関係、「毎日くだもの200グラム」の医科学的な根拠と背景を解説します。

第2章 果物の誤解を解く

果物と健康に対する見方は180度転換しましたが、本章では具体的な疾病を通じて誤解を解きます。多くの人が果物は太ると思っていますが、果物はダイエットに効果があることを徹底的に解説します。そのほか、ガン、心臓病、脳卒中、2型糖尿病など生活習慣病についても詳説します。

第3章 果物摂取で健康の維持増進

本章では女性の関心が高い冷え性、便秘、しみ・そばかす・しわと果物との関係について解説するとともに、スポーツ、痛風、腎臓結石、眼病、夏ばてなどについて最新の医科学データをもとに果物の秘めたる健康の維持増進効果を紹介します。


第4章 果物パワーの源泉

なぜ、果物には健康増進パワーがあるのか。そのパワーの源泉について紹介します。果物には、ビタミンCだけでなく、少ないと思われているビタミンEや葉酸などのビタミンも豊富であることや、ナトリウムをほとんど含まずカリウムが多いことによる健康パワーなどについて解説します。

2011年4月10日日曜日

春の花

















あちこちで花が咲きだしています。朝日が昇るのも早くなりました。

福島第一原発事故は様々な課題を浮き彫りにしました。何が安全なのかの解説者への信頼性が揺るいでいるように思えます。特に、安全であると割り切るデータの提示、解釈には疑問があります。

そんなで、NHKスペシャル(2011年4月9日(土) 午後7時30分~8時43分)での、広島大学原爆放射能医学研究所などで被爆者医療に取り組んできた齋藤医師の発言は信頼できると感じました。

斎藤医師が今回の事故における放射能の安全性について語っているのでサイトを掲載します。


今、原発事故被災地に 求められる支援は? その1

その2
http://www.youtube.com/watch?v=TsaOvgyjuh8&NR=1

2011年4月8日金曜日

パンジーの花


















パンジーの花が咲いています。花言葉は「物思い」だそうです。そう思って眺めるとそんな気がしてきます。

ラジオを聞いている人が少ないので、民放の場合はスポンサーがつかないので経営が厳しいようです。とはいっても経営破綻したとの話を聞かないので何とかしのいでいるのでしょう。

いろいろな人が、こうすれば聴取者が増えると語っています。私はドラマを増やすのがよいと思っています。

NHKでは、森繁久彌さんと加藤道子さんの「日曜名作座」や、その後継番組の西田敏行さんと竹下景子さんの「新日曜名作座」だけでなく、松平定知さんのラジオ深夜便での朗読などは聞きごたえがあります。森繁さんの日曜名作座は再放送してもよいのではないかと思います。ラジオドラマは映像がない分奥行きが深くじっくり聞くことができます。

多くの人が、ラジオでは聴取者との一対一の対話が必要だと言っていますが、それだけでは不十分であることは現状が示しています。

番組作りの玄人の味をだすのがラジオ復活のキーワードではないかと考えています。ぜひ帯でドラマを放送してほしいと思っています。

リンゴの形をしたお皿


















リンゴの形をした津軽塗りのお皿です。津軽塗りは弘前市の名産品です。

科学の分野では現実を客観的に把握し、科学的な解析を通じて評価することが大切です。ところが、「都合のよい現実」だけしか見ていない場合があります。実験室レベルの研究から作られた理論が現実に会わないと、現実を無視してしまう場合があります。

例えば、抗酸化成分β-カロテンは実験室レベルの試験では肺ガンの予防に有効と評価されていました。ところが、フィンランドで行われたヒトを対象とした試験ではヒトの健康を害することが分かりました。機能性成分に関係している多くの研究者はこの現実を都合よく判断しているように見えます。

東日本大震災は未曾有の自然災害ですが、「想定外」ではありません。マグニチュード9.0は、インドネシアで起きた地震の9.4より低いからです。

従って、少なくともマグニチュード9.4以下の地震は、地球上のどこかで再び起きる可能性が考えられます。そのため、三陸沖でマグニチュード9.4の地震がが「起きない」、あるいは、「起きる」とする科学的な解析が必要でした。

仮に、「起きない」とした理論が崩れた場合は、その理論が誤りであったことになります。理論構築のための「想定が誤っていた」といえますが、「想定外」ではありません。

「想定外」との発言はマグニチュード9.0以上は日本では起きていないという「都合のよい現実」として解釈したためではないでしょうか。

今行っている実験や研究は現実の世界とどうつながっているのか、すべての医科学者は今回のことを他山の石として自戒する必要があると思っています。

2011年4月7日木曜日

梨の花


















梨の花です。花言葉は「博愛」とのことです。

甲斐がねに雲こそかかれ梨の花
- 与謝蕪村



林の中でウグイスが鳴いています。今日は世界保健デーです。


2011年4月6日水曜日

桃の花


















桃の花が咲いています。花言葉は「チャーミング」だそうです。


春の苑紅(くれない)匂ふ桃の花
    下照る道にいで立つ少女(をとめ)
                - 大伴家持


単行本「見直そう! くだもののちから」がいよいよ最終コーナーを回りました。ゴールに向かってがんばっています。

どうやっているかというと、原稿をコンピュータに読んでもらっています。フリーソフトを使ったこの方法が意外と効果的です。

単行本の「はじめに」の部分を先行公開します。


はじめに(β版)

果物は、食べると太ると思われています。ところが、医科学的証拠から果物のカロリーは野菜と同等か、それよりも低いことが明らかとなりました。

果物にはたくさんの誤解があります。
20世紀の栄養指導では、「果物は食べても食
べなくても良い嗜好品」とされていました。例えば、糖尿病患者に対しては、「食べない方がよいが、食べるなら菓子に代えて少しだけ」との栄養指導が行われていたこともありました。こうした果物に対する見方やとらえ方が変わったのは、ヒトを対象とした医科学研究の進歩によります。

医科学の進歩は一定方向に一歩ずつ前進する場合だけでなく、見方やとらえ方が180度転換する場合があります。こうした変革をコペルニクス的転回といいますが、果物と健康にかかわる見方やとらえ方も大きく変わりました。

果物に含まれているブドウ糖、果糖、ショ糖に対する100年以上続いていた有害説の誤解が、1986年に解けました。その後の研究から、果物は生活習慣病を予防して人の健康の維持・増進に必須の食材であることが明らかとなりました。「果物に含まれている果糖は血糖値を上げるので糖尿病に悪い」「果物を摂取すると中性脂肪が増える」「果物は肥満の原因」などは誤解であることも分かりました。

生活習慣病予防の概念も大きく転換しています。ガン、心臓病、脳卒中、2型糖尿病などの生活習慣病は、食生活などを改善すれば疾病の発症を避けられるか、発症を遅らせることができます。アメリカでガン予防を目標に、1991年から始まった食生活改善のための「5 A DAY(果物と野菜を毎日5サービング摂取)」運動は大きな成果を収め、ガンによる死亡率、罹患率ともに減らすことに成功しました。

こうした医科学研究の成果を基礎にした21世紀の栄養指導では、生活習慣病を予防し健康の維持・増進のためには、果物の摂取が必須と位置づけられました。大規模なヒト介入試験から開発された食事摂取法(DASH食)では、毎日果物を5サービング(握りこぶし5個分)、食事バランスガイドでは毎日200グラムの摂取を推奨しています。

ところが、厚生労働省の国民健康栄養調査によると、どの世代も果物の摂取量が不足しています。特に、20~30歳代の摂取不足が顕著です。

そこで、果物の摂取を増やすための一助となるように、果物に対する誤解や健康機能についてわかりやすく解説する記事を月刊誌『果実日本』に掲載してきました。本書は『果実日本』の連載記事「実践!くだもの健康学」に加筆するとともに、数字を最新版に改めました。

本書の編集と作成にあたって、終始ご尽力をいただいた日本園芸農業協同組合連合会の丸岡秀一氏、伊藤史朗氏、増野千春氏に深い謝意を表します。特に、丸岡秀一氏の節目節目のアドバイスや激励なしには完成しませんでした。

平成23年

田中 敬一

注文票



2011年4月5日火曜日

杏の花


















杏(あんず)の花です。山口洋子作詞、平尾昌晃作曲、「ふるさとの1番には「白い花咲く 故郷(ふるさと)が」、3番では「杏の花の まっさかり」と歌われています。

youtubeで「ふるさと」が聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=rctkXeV3BQg

中島みゆきも「杏村から」を作詞作曲しています。
「杏村から 便りがとどく
きのう おまえの 誕生日だったよと」

杏の花言葉は「はにかみ」だそうです。

2011年4月4日月曜日

水仙


















水仙の花です。水仙の花言葉にはいろいろあるようですが、「神秘」がぴったりするように思いました。

東海大学付属相模高校の優勝でセンバツ高校野球が終わりました。神奈川に半年暮らしたたことがあるのでちょっとだけ地元です。

NHKラジオ深夜便で王貞治さんが「楽な人生は愉しくない」と語っていました。野球で、頭の中では分かっているのにできないことに「ボールをよく見る」ことだといっていました。

「のめり込んで努力して得られた達成感ほど快感なものはない。」、「見守ってくれている人がいることが大器晩成の条件」とも語っていました。色紙に選手時代は「努力」、現在は「気力」と自分のために書いているのだそうです。

どれも含蓄のある言葉ですが指し示す点は同じだと感じました。

2011年4月3日日曜日

イヨカン


















イヨカンです。イヨカンは1887年に山口県で発見され、「穴門蜜柑(あなとみかん)」と呼ばれていました。「穴門」とは、現在の山口県北部にあたる「長門国」一帯の古名です。

明治時代の中頃に愛媛県に導入され、愛媛県の旧国名である「伊予」から、「伊予蜜柑・美柑(いよみかん)」や「伊予柑(いよかん)」と呼ばれるようになりました。その後、昭和初期に正式名として、「伊予柑(いよかん)」と名付けられました。


2011年4月2日土曜日

カンキツ「デコポン」



















カンキツ「デコポン」です。皮がむけやすく美味しいだけでなく手軽に買える値段となりました。

くだもの・科学・健康ジャーナルのトップページを新しくしました。今後も少しずつ改良していきたいと思っています。コンセプトは編集長挨拶に書きました。

果物&健康NEWSの次世代メールマガジンは5月の連休明けをめざして準備中です。予約登録をお願いします。新しいメルマガでは、果物だけでなく野菜や米などの食材情報も掲載していく予定です。


2011年4月1日金曜日

道の向こうに日が昇る

















道の向こうに日が昇っています。同じように見える日々ですが、昨日とは少しだけ違います。

二十一世紀は科学の時代と言われています。事実、携帯電話、医療など科学技術の進歩には著しいものがあります。同時に、福島第一原発の問題のように社会的な影響力も以前とは比べものにならないくらい大きくなっています。

そのため、科学技術に携わ専門家の倫理が問われていますが、医師など医療関係者を除くと科学技術に携わる専門家はあまりそのことを意識していません。その理由の一つに、医師など医療関係者以外は倫理についての教育を受けていないことがあげられます。

福島第一原発などについて専門家が解説していますが、倫理を意識していないのではないかと思われる場合が認められています。

そこで、世界医師会の医師の倫理に関する綱領を読み直してみました。医師の部分を専門家に読み替えると科学技術者の倫理としてそのまま適用できると思います。

メディアなどで科学技術を解説する場合は、下記の2つの条項を忘れないようにすることが大切です。

・医師は、自らが検証したものについてのみ、保証すべきである。
・医師は、公衆の教育という重要な役割を認識すべきだが、発見や新しい技術や、非専門的手段による治療の公表に関しては、十分慎重に行うべきである。


■世界医師会(WMA) 医の国際倫理綱領
医師の一般的な義務(日本医師会訳)

・医師は、常に何ものにも左右されることなくその専門職としての判断を行い、専門職としての行為の最高の水準を維持しなければならない。

・医師は、判断能力を有する患者の、治療を受けるか拒否するかを決める権利を尊重しなければならない。

・医師は、その専門職としての判断を行うにあたり、その判断は個人的利益や、不当な差別によって左右されてはならない。

・医師は、人間の尊厳に対する共感と尊敬の念をもって、十分な専門的・道徳的独立性により、適切な医療の提供に献身すべきである。

・医師は、患者や同僚医師を誠実に扱い、倫理に反する医療を行ったり、能力に欠陥があったり、詐欺やごまかしを働いている医師を適切な機関に通報すべきである。

・医師は、患者を紹介したり、特定の医薬製品を処方したりするだけのために金銭的利益やその他報奨金を受け取ってはならない。

・医師は、患者、同僚医師、他の医療従事者の権利および意向を尊重すべきである。

・医師は、公衆の教育という重要な役割を認識すべきだが、発見や新しい技術や、非専門的手段による治療の公表に関しては、十分慎重に行うべきである。

・医師は、自らが検証したものについてのみ、保証すべきである。

・医師は、患者や地域社会のために医療資源を最善の方法で活用しなければならない。

・精神的または身体的な疾患を抱える医師は、適切な治療を求めるべきである。

・医師は、地域および国の倫理綱領を尊重しなければならない。