2012年1月13日金曜日

箱根のポーラ美術館



















箱根のポーラ美術館の内部です。美術館の多くの部分が地中にあり全容は分かりにくいのですが、とても大きな建造物でした。入り口からエレベーターでロビーに下りてイヤホンガイドを借りて展示室に入りました。食器の触れる音などが聞こえるロビーから展示室に入るとその静けさに驚かされました。


特別展示は、レオナール・フジタ(藤田嗣治)で、ゆっくりと作品をたのしむことができました。フジタはパリで苦労したのち成功し帰国したのですが、第二次世界大戦後に戦争賛美の責任を問われフランスに戻りました。しかし、フランスもナチスドイツと戦った国なので戦前のようにはフジタを受け入れなかったようです。年代順に展示されていた作品にもその時々のフジタの心情が現れているように思われました。


昭和18年)(1943年)1月13日、内務省情報局は、米英のジャズなど1000種の演奏やレコードを禁止しました。大阪府による文楽や交響楽団への扱いを見ていると、そうした時代を連想させます。