2011年2月28日月曜日

成分表を介しての連帯と期待




関東学院大学で行われた日本栄養士会全国研究教育栄養士協議会主催のセミナーで成分表の解説をしてきました。写真は講演前の準備中に撮影させてもらった会場です。

講演テーマは「食品成分表活用のために、食品分野からの提案一管理栄養士・栄養士に伝えたいこと-」で食品分野からの栄養士の皆さんとの連帯と期待を話しました。

セミナーに参加して特に感じたのは率直に意見を交換する必要があるということでした。栄養と農業の研究分野は近いのに意外と話し合ってこなかったと感じました。そうするといろいろなことがもっと発展すると思いました。




2011年2月26日土曜日

小玉スイカ




小玉スイカです。スイカの甘味はショ糖です。今までのスイカは皮の近く、最後の一口の甘味が薄かったのですが、最後まで甘味が十分な小玉スイカです。美味しかったです。

富研連盟結成60周年の記念大会でスイカ栽培など農業は、人の健康を守る生き甲斐のある仕事なのだと医学、科学のデータをもとに解説しました。医師は疾病の治療が仕事ですが、農業は食卓の予防医であること、そのことが20世紀後半から21世紀にかけて明らかになりました。

この変化はフルーツ革命といえる状況です。しかし、日本ではまだまだ古い思想が残っています。そのため、現代の坂本龍馬の出現が必要であると思っていると語ってきました。


2011年2月25日金曜日

紅梅



紅梅です。近くを通ると甘い香りがほのかに漂ってきます。梅の香りの主成分はベンジルアセテートやベンズアルデヒドなどです。春の香りがします。鳥の鳴き声も聞こえてきました。



2011年2月24日木曜日

白梅



白梅です。


しら梅に明(あく)る夜ばかりとなりにけり

    与謝 蕪村



これから新幹線に乗ります。大阪で講演会です。スイカを中心に健康の維持増進の医学、科学的根拠を解説するとともに、科学者の倫理についても語ってこようと思っています。

2011年2月23日水曜日

湯河原のみかん




神奈川県湯河原の幕山公園の中で売られていたみかんです。この辺は昔からのみかんの産地です。

トルコで、山麓に石で作られた劇場へ行ったことがあります。石の席にすわると舞台とそのむこうに海が見えました。屋根がないような構造だったので、あかりを使う芝居は夜しかできないなと思いました。

こうした場所で議論を交わしたのが民主政治の始まりだったのだろうと思いました。意見の違う人たちが集まり議論をする。少数派を尊重することが、誤った施策や行動を防ぐための最も基本的なデモクラシーの基盤です。

リビアで自国民に対して空爆をしたという悲しい報道があります。「自分が正しい」と思う専制思想の持ち主が、支配的立場を利用して独断でほしいままに命令を下しているのでしょう。


2011年2月22日火曜日

幕山公園の梅




湯河原温泉幕山公園の山麓斜面に約4000本の紅梅、白梅が植えられています。まだ三分咲きですがあちこちで梅の香りがただよっています。

臨時バスも出ていてたくさんの人が観梅見学にきていました。山麓斜面は結構急勾配でしたが梅の木が植わっている一番上まで登ってきました。登るにつれば一枚一枚上着を脱ぎ最後はワイシャツ姿になりました。

園内には売店があり、地元B級グルメ坦々焼きそばをベンチに座って食べました。甘酒がとても美味しかった。



今週木曜日に大阪で開催される富研連盟結成60周年記念大会の講演の準備をしています。



2011年2月21日月曜日

雪見の障子




雪見障子です。雪見障子とは、人が座った目の高さに、障子の一部にガラスをはめスライドする障子が入れてある障子です。

湯河原の温泉に行ってきました。島崎藤村がよく泊まった旅館でゆっくりとしてきました。ウメも三分咲きで甘いにおいがただよい春を感じました。


2011年2月20日日曜日

土手に咲く花



東京モノレールの流通センター駅付近を歩いていたら、土手に咲く花を見つけました。まちがいなく春が来ることを感じさせるように、何気なく咲いていました。

それぞれの人がそれぞれの能力を十分に発揮できる時代が来てほしいと思っています。そして、あぶく銭を得た人がたたえられるような変な時代か終わり、正当に働いた労働に対する十分な利益を得ることが普通である時代になることを願っています。
この可憐な花にはそんなことを思わせる生命力を感じました。


2011年2月19日土曜日

北多摩果樹研究会30周年記念大会




昨日、北多摩果樹研究会が30年目を迎え、記念大会が盛会に行われました。研究会の歴史をお聞きすると会員の果樹栽培に対する情熱と努力が伺えました。後継者が育っていることが一番の証拠だと思いました。

講演終了後、多くの会員の方と話ができ楽しいひとときを過ごすことができました。またお会いできる機会があればと思っています。

2011年2月18日金曜日

雪の積もった梨の木の上の光



雪の積もった梨の木のむこうにぼやっとした光が見えます。雪がやみ雪雲が薄くなり太陽の光がようやく梨畑を照らし始めました。

今日は東京国分寺で北多摩果樹研究会の30年の記念大会で講演をします。今の果樹農業は写真のようにうっすらとした光がさしているような状態ですが、この光を研究会の皆さんと一緒に春の光に変えたいと思っています。

この研究会の活動にはメディアの皆さんも注目しているようです。


2011年2月17日木曜日

雪の降り積もった梨の畑




たっぷりと枝や棚に雪がつもりました。しかし、その雪も日が昇るとあっという間に溶けてしまいました。帰るとき道路に雪がないのにちょっと驚きました。

今日のNHKラジオ深夜便で、明海大学の井上史雄教授へのインタビュー「「ら抜き言葉」から考える日本語の姿」はとても興味深いものでした。

「ら」抜き言葉は日本語の乱れと警鐘を鳴らす発言が多いのですが、先生の詳細な研究から、「ら」抜き言葉は、単純化、明晰化による言葉の合理化の結果であるという説明にはなるほどと思いました。

「ら」を抜くことで言葉の意味がはっきりします。例えば、「見られる」や「降りられる」には意味が曖昧なところがありますが、「見れる」、「降りれる」では意味がはっきりします。。

こうした変化は長い歴史の中で頻繁に起こっていて規制しても防げないことも分かっているようです。

日本語、日本型食生活などの話となると百家争となります。それぞれの人の思いが深いためそうなってしまうのですが、研究に基づいた議論が必要だと思いました。そうでないと生産性のない議論となるように思いました。


2011年2月16日水曜日

雪の上の動物たちの足跡





雪が降ると地面の上にある多くのことを隠してしまいますが、降る前には見えなかったものが見えることがあります。果樹園に降った雪の上の足跡からウサギなど動物たちの動く姿を見せてくれます。

金曜日には東京にある北多摩果樹研究会結成30周年記念大会に伺い講演をします。果樹栽培は、美味しい食材を供給する役割だけでなく、医師と同じく健康を守る仕事だということを伝えたいと思っています。果樹農家の人と語り合うのを楽しみにしています。



2011年2月15日火曜日

冬の捕虫器(ライトトラップ)




冬の捕虫器(ライトトラップ)

捕虫器(ライトトラップ)は虫を集める道具ですが、虫の飛ばない冬には使いません。傘の下の電灯が点灯し、明かりに向かって飛んでくる虫を下にある箱に集め、その虫を調査します。1回だけではあまり情報は集まりませんが、長く続けているとたくさんのことが分かってきます。

まだ暗い時間ですが、屋根につもった雪がみえます。立秋を過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続いています。


2011年2月14日月曜日

今日の果物皿




今日の果物皿にはリンゴとデコポンがのっています。デコポン、「はるみ」、「せとか」など、皮が剥きやすくてオレンジの香りをもつみかんが旬です。

国際研究交流の締結をめざし、国際機関や大学を訪問する調査団の一員に選ばれてトルコとシリアに行ったことがあります。国際機関の長の主催のパーティがあるとそのお返しのパーティをするなどの外交習慣を知りました。

シリアは砂漠の国とのイメージがありますが、砂漠というより土漠でした。山や丘にはリンゴの苗木が植えられていたのは予想外でした。ただ、聖書のリンゴの話などを考えると不思議ではないことに気づきました。

中東では果物は生活に定着している普通の食材でした。


エジプトなどが揺れています。




2011年2月13日日曜日

栗あずきぜんざい




栗あずきぜんざいです。収穫した栗をシラップ漬けにしておくと栗を長く貯蔵することができます。そのため、栗の加工品を一年中食べることができます。加工は貯蔵の一部です。

TBSラジオの長寿番組大沢悠里のゆうゆうワイドの金曜日には紀藤正樹(きとうまさき)弁護士による法律相談があります。

短時間に的確な判断をする紀藤氏は、テレビにでている弁護士などとはレベルが違うと感じています。

思い込みのある相談者から相談内容を聞くとともに、実態も瞬時に把握し、法律に従って解説する論理的な内容はそれだけで価値があります。

紀藤弁護士が悪徳商法に対峙して勝訴するのもうなずけます。恐らく、裁判で紀藤弁護士が相手と知った相手弁護士は困ったと思うに違いありません。

お会いして話をしたいと思う人の一人です。
日の出の時刻が日に日に早くなってきています。


2011年2月12日土曜日

雪が降る




雪が降っています。庭の花にも雪が積もっています。

NHK「ラジオ深夜便」で左手のピアニスト智内威雄(ちないたけお)さん34歳のインタビューが放送されました。

ジストニアという病気で右手が動かなくなり、そのため左手でピアノを演奏しています。その演奏は左手だけとは思えません。

少し右側に座り、右を向いて右側の高音部をひくときは身体を少し後ろにひくのだそうです。左だけでも音に深みがでるのは、音を響かせるペダルとメロディ部を担当する指が親指であることなどのためだそうです。両手では高音部は右手の小指が担当するのに、左手では親指を使うためメッセージ性が強くなるのだそうです。

リハビリを行いながらドイツ・ハノーファー音楽大学でに学び、卒業試験の左手の演奏に拍手がわき起こった時にはうれしかったと語っていました。同時に、「一生をかけるだけの価値があると感じた」との言葉には感動しました。

智内さんの演奏がすばらしかったことを証明するエピソードに、その後、左手のピアノ講座ができたことからもうかがえます。両手の補完ではなく新しい左手の演奏分野を切り開いたと評価されたためでしょう。私の音楽鑑賞レベルは誇れるものではなく、よく分からないけれど左手だけとは全く分かりませんでした。

「できなくなることが多くなると思うより、できることは減っていない。できることに目を向ける」をすらっと語っていたのが印象的でした。

2011年2月11日金曜日

上野駅の新幹線



上野駅の新幹線ホームです。列車の最後尾を示す赤いランプがついています。


NHKラジオ深夜便「明日へのことば:人は文化を食べる生き物である」文化人類学者西江雅之さんの話は大変興味深く、合点がいきました。

特に印象に残ったのは「人は言葉を食べている」です。グルメブームの本質を示しているように思います。

人が一度も食べたことがない料理を「美味しい」と判断する理由は、マスメディアの情報と「まずくない」という自身の感覚だという意味です。

一度か数度しか食べたことのない料理を美味しいと判断することは比較対象がないので普通は評価できないのですが、まずくないということと、テレビで有名なグルメのAさんの美味しいという言葉から「美味しい」と判断させているというのです。つまり、言葉を食べているということです。

うっすらと頭の中にあったことが西江さんの説明で理解できました。食について語っている人は多いのですがたいていは思いつきです。こんなに深くないと思います。


2011年2月10日木曜日

リンゴがらのマット



リンゴがらのマットです。リンゴの形は様々なグッズに使われています。


研究職では珍しく埼玉県入間市にある人事院の研修所で省庁横断的な行政職幹部研修に参加させてもらったことがあります。私のチームは当時の大蔵省、外務省などで構成されていました。

様々な話題が提供されましたが、イギリス大使館の若手幹部の話やマーケッティングの話などが印象に残っています。

大蔵省の予算担当の課長補佐が統計を見ていると様々なことが分かると日本に輸入される魚の漁獲高統計をプレゼンテーションしていました。

その統計を見るとあるときはオーストラリアの沖合の漁獲高が多く、そこが減ってくると次に別の漁港が多くなって、そこが減ると次の漁港へ移っていきます。

この統計は、世界各地で日本人の好みの魚を大量に捕獲し、ある漁場の魚がいなくなると別の所に移ることを示しています。

行政施策には論理とそれを裏付ける証拠が必要ですが、このプレゼンテーションは統計をどう見るかが大切なことを示しています。裏付けのない論理は空論ということです。

この幹部研修は大変おもしろく、参考になりました。周りを見回すと思いつきや裏付けのない論理が平気でまかり通っているように思っています。


2011年2月9日水曜日

洞峰公園の水鳥



つくば市にある洞峰公園の池で休む水鳥です。この中にはシベリアから渡ってきた鳥もいるのかしら。

シベリアから日本へ、そして春になると日本からシベリアへと渡る鳥たちのことを考えると不思議です。もともとはシベリアに住んでいた鳥が、寒さが厳しくなるに従って少しずつ南に下がる経験を積み重ね、あるとき一気に数千キロも渡るようになったのか、それとも逆に暖かい土地にすんでいた鳥が北へ渡り冬になって戻ってくるようになったのでしか。考えているとイメージが膨らんできます。最初、鳥は地面か飛び上がったのか、木の枝から飛び降りたのか....

鳥インフルエンザが猛威をふるっていますが早くおさまってくれることを願っています。こうしたときほど科学技術が必要となります。


2011年2月8日火曜日

いちご「とちおとめ」



iいちご「とちおとめ」です。大きくて甘いいちごが安く食べられるようになりました。物作り、育種研究の成果の一つです。

いちごやブルーベリーなどは皮が薄く軟らかいので鮮度を保持することは難しかったのですが、私たちが開発した冷温高湿貯蔵庫では従来より5倍長く鮮度を保持できます。原理とともに貯蔵システムも作り上げました。

物作りが大切であることは自明と思われていますが、自明であればこんなにあちこちで言われないでしょう。農業など応用科学も同じです。農家が使って初めて農業技術が物として定着するのですが、そうした応用化学の精神が失われているように思います。

化学分析して表を作り、ああだこうだと書いておしまいではないと思っています。何年後かに「いい仕事をしてますね」といわれたいですね。


2011年2月7日月曜日

イタリアの風景



イタリアで開催された国際学会に出席したときの風景画です。この時は研究発表だけでなく座長も務めました。

エールフランス機のパリ経由ローマ行きに乗ったのですが、パリまでの飛行中にエールフランスがストライキに入ったため、ドゴール空港に到着したのですが、ローマ行きは飛ばないことが分かり、そのままバスでホテルに連れて行かれました。

翌日、空港に戻ったのですがスト解決の見込みはなく、ただ空港の中をうろつくばかりでした。別の場所から飛ぶという噂がとびその場所に移動したり、このままだと国際学会に遅れると国際学会の事務局に国際電話したりしていました。

夜になりアリタリア航空に乗せてもらえることが分かったのですが、正規料金を支払っている人からの搭乗となり、搭乗口で怒号がとぶ混乱となりました。難民の移動時の混乱のようでした。

割引切符でしたが、どうにか乗ることができました。そして、真夜中にローマに着いたのですがすべての窓口や店は閉まっていて、バスはすでになく、呼びかけてくるタクシーに乗りました。普通ならこうしたタクシーには乗らないのですが仕方ありません。

タクシーの中でホテルを紹介してもらい、やっとベッドの中に入りました。シャワーだけの部屋でした。タクシー代も部屋代も少し高かったけどしょうがないかの値段でした。

ストのため荷物がでてこなかったのエールフランスのカウンターに行ったら、最後に乗った航空会社の責任だと言われ、アリタリアのカウンターに行くと、この件ではエールフランスに行けと言われました。

すったもんだして、やはりエールフランスの責任だとわかり、ホテルの住所を知らせるとともに荷物が着くまでに買った必要な服などは領収書があれば支払ってもらえることが分かりました。

最終的に荷物を受け取ったのは日本に戻ってから約1ヶ月後でした。今から思うと得難い経験でした。ストライキも1日で終わってしまう日本と違いヨーロッパは長いのだと思いました。アメリカでもバスが1ヶ月以上ストライキしている場面にも出くわしました。成熟した社会の労使関係とはこうゆうものだと思いました。

2011年2月6日日曜日

ワインのコルク栓風のお土産




クリの国際学会が開催されたフランス、ボルドーで買ったワインのコルク栓風のお土産です。空港にブドウが植えられていたことを覚えています。

ラジオの復権をめざして民放とNHKが共同してイベントなどを行うプロジェクトが2月1日から始まりました。若い人を取り込むのが目的だとのことです。

ラジオをよく聴いていますが、プロジェクトが成功してほしいような、そうでないような気持ちです。今のラジオが好きです。

永六輔さんのTBSラジオの土曜ワイドはメディアの梁山泊のような雰囲気があります。TBSの岩城 浩幸記者も取材に基づいてニュースを語っています。かってTBSが誇った報道の精神がよみがえったような感じです。

若い人を取り込むとの名目で、視聴率至上主義のテレビの論理をラジオに持ち込まないでほしいと思います。テレビのディレクターの「視聴者が望むから」の論理はテレビ報道をだめにしています。

2011年2月5日土曜日

岡山のきびだんご





岡山のお土産の代表各きびだんごです。撮りためておいた写真から鬼にからめてアップしてみました。桃太郎伝説の発祥地ですが、伝説発祥と産地形成とどちらが早いのでしょうか。

桃が植えられていて、桃は元気の源だから伝説が生まれたのか、それとも海賊退治の史実に桃の不思議な力を重ねたのか。後の説だと岡山に桃の産地が形成されたのはたまたまなのだろうか。

NHKラジオ深夜便「明日へのことば」で核汚染と人間についてフォトジャーナリストの森住卓さんが語っていました。

原爆を大規模な土木工事に使う実験をしたというエピソードに科学とはなにかと、考えさせられました。ダムを造るのに原爆を使うとあっというまに作れると考え、地表近くで爆発させました。たしかに、大きな穴ができたが、地表近くで爆発させたため強い放射能を含んだ土などが大量に巻き上げられ、地元住民に放射線障害が残りました。

科学者は、自分が関わっている研究や技術が社会に与える影響を十分に考える必要があると思っています。

原発開発だけではありません。健康に関わる機能性の研究なども同様の問題を含んでいます。例えば、ガンに効くと宣伝していたのに、あれは間違いだったということなどです。

β-カロテンは肺ガン予防に有効と宣伝されていましたが、そのサプリメントは肺ガン発症を促進することが分かりました。

研究や技術開発が結果として人の健康を損なってしまう。そうならないようにするためには、たえず良心と会話する必要があると思っています。



2011年2月4日金曜日

特殊な剪定の梨の木



桑のように見えるのは梨の樹です。果実の生産が目的ではなく、遺伝資源としての保存が目的なのでこのような特殊な剪定が行われています。

福は内、鬼は外。皆がそう願っています。でも、鬼がすむ人がいます。外面がよいのに鬼がすむ人がいますが見分けることは難しい。こころに福をもつ人は信じられます。

立春です。今日は暦通りの暖かい日です。

2011年2月3日木曜日

節分の福豆




今日は節分です。福豆を食べる予定です。鬼は外、福は内はどうなるのかな。

昨日のラジオ深夜便「明日へのことば」で元NHKモスクワ支局長のジャーナリスト小林和男さんへのインタビューがありました。

ウォッカやワインを浴びるほど飲んでいたようですが、亡くなったロシアの音楽家のワインセラーの行方を心配したとのエピソードが印象に残りました。

その音楽家は、ソビエト政府から迫害を受けていたノーベル賞作家ソルジェニーツィンを支持したことから嫌がらせを受けたそうです。音楽家に演奏をさせないなどです。

きっとこの嫌がらせは、責任を回避して言い逃れできるような陰湿な嫌がらせなのだろと感じました。「私は迫害などしていない」という顔をして精神的に痛めつけるやり方で、上司におもねっています。いやなやつですが私たちの周りにもいます。

それに対して音楽家は「心の背いていいことはない」と答えたそうです。「理不尽なものはいつかなくなる」と。

私たちにとっては「いつか」が問題ですが、「必ず再生する」と日常的にはあまり深く考えずに楽天的に抵抗するのがよいのかも知れません。

好きな言葉に大江健三郎の「持続する志」があります。しなやかにこころのままにですね。


2011年2月2日水曜日

かものいる池




かもが池で休んでいます。朝日のあたる所に並んでいました。

今日のNHK「ラジオ深夜便」で北山修さんを特集していました。懐かしい曲が次々と流れていました。純粋で率直な歌詞は今も生きていると思いました。でも、若い人はどう感じるのだろう。

加藤和彦さんがなくなったことに、北山さんは「彼は天才だったから、幸せになれなかった」と語っていたと須磨佳津江アンカーがいっていました。

このあいだの日曜日TBSラジオ「日曜サンデー」の爆笑問題のインタビューのコーナーここは赤坂応接間に、永六輔さんが出ていました。作詞をやめテレビをやめたのは奥さんから「いそがしすぎる!」と言われたからだだそうです。「それがよかった。ラジオの仕事は楽しい」と語っていました。天才、永六輔さんは幸せと思っているようです。

日曜日の6時からはフジテレビの「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」を見ています。いろいろな幸せがあると思いますが、この家族も幸せの代表選手のように思います。私の理想はまる子と友蔵のようなきずなです。




2011年2月1日火曜日

鉢植えのカンキツ




鉢植えのカンキツです。果樹は永年性の植物なので鉢植えで育てられることはあまりありませんが、うまく育てると目を楽しませてくれます。

食品や機能性成分を健康の維持・増進という現場で使うならヒポクラテスの誓いを忘れてはいけないと思います。売れればいいとは思っていません。

人の健康の維持増進に直接かかわる医師だけでなく、科学者、健康情報発信者の良心が問われていると思います。そのため、医術の倫理をといたヒポクラテスの誓いを考える必要があると思っています。


ヒポクラテスの誓い - 抜粋

○自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を 決して選択しない。
○依頼されても人を殺す薬を与えない。
○純粋に、かつ神聖に生涯を貫き、医術をう。

○この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるで あろう!しかし、万が一、この誓いを破る 時、私はその反対の運命を賜るだろう。



もう2月になってしまいました。