2011年12月31日土曜日

箱根駅伝準備(テレビ中継台)















新年2日から3日にかけて行われる箱根駅伝のテレビ中継台です。場所は箱根宮ノ下富士屋ホテル前です。箱根を走る選手の登りも下りも見通せる場所です。当日、どう放送されるのか楽しみです。


今日は大晦日です。お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。


2011年12月28日水曜日

太陽の光を浴びたミカン
















太陽の光を浴びたミカンです。皮が薄くて甘く美味しいミカンです。剥いては食べ、剥いては食べています。

加藤省吾作詞、海沼実作曲の「みかんの花咲く丘」は、第二次世界大戦が終わった翌年の1946年に歌手の川田正子さんが歌い、敗戦直後の人々の心をとらえて大ヒットしたすです。ミカンやリンゴなどなど果物は平和の象徴だったのかも知れません。

最近は、「独裁」を平気で公言したり、武器輸出一部緩和など社会がおかしな状況になっているのではないかと感じています。


2011年12月27日火曜日

師走の果物















師走の果物です。リンゴ、ナシ、ミカン、ユズです。今は、果物の輸送には段ボールや発泡スチロールなどが使われています。昔は木箱が使われていて、リンゴ箱を積み上げて本棚の代わりにしていました。

木箱を肩に担いでトラックに積む学生アルバイトもありましたが、今はフォークリフトで簡単に大量に移動できます。木箱の時代はそんなに昔ではないのですが、技術の進歩ははやく、こうしたところでも実感できます。


2011年12月26日月曜日

JR上野駅















JR上野駅です。東北、北海道、信越方面などへの出発駅でしたが、新幹線「はやて」の一部の列車は上野駅を通過してしまいます。

♪上野発の夜行列車....も少なくなり、青函連絡船も廃止されたので、「津軽海峡冬景色」で描かれた青森駅の風景も今は見ることが出来ません。新幹線が北海道につながると青森駅を歩く人の姿も少なくなるのでしょう。


1898年の今日はキューリー夫妻がラジウムを発見した日です。この発見が後のノーベル賞受賞につながりました。ラジウムは放射能がありα線を発していますが、キューリー夫妻は放射能の人への影響影響については知りませんでした。そのため、当時としては仕方のないことですが、放射線を直接浴びながら実験をしていました。

研究にはこのように危険がつきものです。その時の最新の知識を総動員しても危険を避けられません。それでも研究が楽しいのは誰よりもはやく未知の現象を知ることができることです。研究は冒険と似ているのです。




2011年12月24日土曜日

サンタ追跡















今日はクリスマスイブ。今年もノーランド サンタ追跡プロジェクトが始まります。中継を担当するノーランド基地もすべての準備が終わり、カウントダウンが行われています。



サンタ追跡プロジェクトのサイトは下記です。
http://www.noradsanta.org/en/


サンタ追跡プロジェクトが始まる前にyoutubeでジングルベルを



2011年12月23日金曜日

柚子湯















柚子湯を楽しみました。切り込みを入れた柚子からでてくる香りが気持ちをリラックスさせてくれました。湯船につかって柚子を肌にこすりつけてみました。この時期に柚子湯に入ると風邪を引かないと言われています。


今日は天皇誕生日です。ニュースでは、記者会見に代えた文書の内容が報道されています。その報道によると、甚大な被害が出た東日本大震災について記されたあと、太平洋戦争の開戦からことしで70年になることについて、「戦争の記憶が薄れようとしている今日(こんにち)、皆が日本がたどった歴史を繰り返し学び、平和に思いを致すことは極めて重要なことと思います」と記されていると伝えています。

日本がたどった歴史を繰り返し学び、平和になるように努力することが重要であると改めて思いました。20世紀の民主主義憲法の典型とされているドイツのワイマール憲法が、ナチスの政権掌握によって崩壊した歴史を思い出す必要があると感じています。


2011年12月22日木曜日

あんぽ柿















飴色に仕上がったあんぽ柿です。あんぽ柿は干し柿を作る途中の水分がやや多い状態の干し柿です。そのため、軟らかな肉質が独特な食感をもっています。さらに、あんぽ柿に含まれている甘い果汁と相まって、とても美味しい一品です。


かって、イタリアで開催されるクリの国際学会に出席するために、エールフランス機にのっている途中でエールフランスの労働組合がストライキを行いました。そのため、飛行機は無事空港に着陸したのですが機内のスーツケースは運び出されませんでした。そのため、下着から上着までイタリアで買ってまに合わせたことがありました。このストライキは約1ヶ月続いたので、スーツケースを受け取ったのは帰国してしばらくたってからでした。

飛行機はほぼ満席でしたが、到着した空港も含めて殺気立つこともなく坦々とストライキに対処していました。さすがに、とうとい犠牲を払って獲得した労働者の権利を守る国だと感じました。

1945(昭和20)年12月22日は、我が国の労働組合法が公布された日です。公然と独裁が公言されている社会の雰囲気は、労働組合法の制定前の庶民が苦しんだ状況に逆戻ってしまうのではないかと心配です。


今日は冬至です。長くなっていた暗い夜が、これからだんだん昼が長くなります。世の中もそうなると良いのですが....


2011年12月21日水曜日

JR特急かいじ















JR特急「かいじ」の社内風景です。「かいじ」は新宿と甲府を約1時間半で結んでいます。車内綺麗で快適でしたが、揺れが大きいのに閉口しました。コンピュータで講演スライドをチェックしていたのですが、揺れでマウスのポイントがずれてしまうので往生しました。


最近気になったニュースは「10月は貿易赤字」です。財務省が10月の貿易収支が2カ月ぶりに赤字となったと発表しました。貿易・サービス収支は4816億円の赤字と、2カ月ぶりに赤字へ転落しました。また、訪日外国人旅行者数が減少したことなどを受け、サービス収支も赤字幅が拡大しました。前年比の減少幅は1兆1278億円と歴代6位を記録しました。

ところが、国際収支は黒字で、所得収支は1兆1215億円の黒字で、7カ月連続で黒字幅が拡大していますた。個人投資家を中心に、証券投資の配当金受け取りが増加しているためのようです。

このニュースは、汗水流して働いても実体経済はは改善せず給料も上がらないが、金融経済は利益を上げていることを示しているのではないかと考えています。





2011年12月20日火曜日

号外















山梨の石和温泉の駅で配られていた号外です。自宅に配られる号外以外で、外出先で受け取った初めての号外でした。ラジオやテレビなどの他の情報がなく、病状の前兆も知らなかったので驚きました。リビア、シリアなどのように独裁の代償、犠牲が心配されます。


2011年12月19日月曜日

リンゴとナイフ














りんごと紙の袋とナイフと皿です。ナイフでりんごを6等分してから皮を剥いて芯を外します。皮や芯を紙の袋に入れて、りんごを皿に並べるのが最近の日課です。


今日は山梨で講演です。60分と短いので要領よく進めないといけないと考えています。食生活と生活習慣病予防の中で低線量放射線によるガン発症に対する予防対策についても解説する予定です。

今回、列車にのっている時間は、先日の名古屋屋までとほぼ同じですが、肉体的な疲労は距離とも関係しているように感じています。特に、飛行機で移動する場合、時間は短いのですが疲労感は時間以上のものを感じます。




2011年12月18日日曜日

JR上野駅のクリスマスツリー



















JR上野駅のクリスマスツリーです。この近くの駅中店が大きく改装され、昔からひいきにしていた立ち食いそば屋がなくなってしまいました。

列車で旅行するときは、必ずといっていいほど駅のホームの天ぷらそばを食べていましたが、残念ながら、そうした立ち食いそば屋が次々に消えています。


女性自身12月13日号(光文社:発行部数517,481部)に掲載された「りんごと健康」のページが読者アンケートでその号のトップになりました。昨年の「みかんと健康」に続いて連続トップです。日本農業新聞の発行部数が約40万部なので大変うれしい結果です。

女性自身の読者の多くは40歳女性です。今までの、薬のように効果がある成分との宣伝が、本当は怪しいと肌で感じているのかも知れません。21世紀に入り地味だけれど十分に吟味された医科学データに興味が移ってきたのではないかと推測しています。時代が私たちに追いついてきた、とかっこよく言える結果なのかどうか..... 
これからの女性の動きに関心を持っています。




2011年12月17日土曜日

電子レンジで焼き芋















脱酸素剤の入った袋からだして電子レンジで1~2分、それで街角の焼き芋が食べられます。水っぽさが鳴くほくほくとした食感が楽しめます。



名古屋学芸大学の一年生に、これからの食生活と果物について講演してきました。前半、こちらから生活習慣病予防と果物との関わりについて紹介し、後半は学生の皆さんからの質問を受けました。担当の先生が驚くほど様々な質問があり楽しいひとときとなりmした。





2011年12月15日木曜日

クリほうじ茶



















クリほうじ茶です。クリの香りがほうじ茶とミックスした季節感のある飲み物です。

欧米では果物を使った加工食品がたくさんあり、パエリアなど家庭料理にも浸透していますが、日本ではまだまだです。それでも、我が国で栽培の歴史が長いクリやカキの加工品は食卓に深く入り込んでいます。例えば、栗ご飯や柿なますなどです。長い食文化の歴史に刻まれた果物についてまとめています。


伊藤三郎先生編著の「果実の機能と科学」(朝倉書店)が出版されました。その一部を分担させていただきました。お読みいただければ幸いです。




2011年12月13日火曜日

街の神社の紅葉
















街の神社の紅葉の模様です。鳥居近くのイチョウは落葉が始まっていて、参道が黄色になっていました。午後の日を浴びて鳥居の影が長くなっています。もうすぐ太陽の位置が一番低くなる冬至(12月22日)です。

冬至には、ゆず湯に入ったり、カボチャを食べる風習が知られています。野菜の乏しい冬の時季の祭りの供え物の意味があるようです。果物ではリンゴ、ミカン、イチゴなどが豊富なので、冬至の頃の食生活に彩りと栄養補給に役立ちます。



2011年12月12日月曜日

皆既月食















皆既月食後、地球の影から満月の月が見えてきたところです。写真の中心に小さく見えています。服を沢山着込んで1時間半くらい夜空を見ていました。


1901年12月12日は、イギリス・カナダ間の大西洋横断無線通信に成功した日です。ラジオ、テレビ、携帯電話など電波を使った機器の発達の早さに改めて驚かされます。

トン、ツーと、長短2つの音を組み合わせによって文字を表したモールス信号は、もう使われていないのでしょうか。モールス信号は、冒険小説や推理小説などの秘密のキーワードにも使われていて、少年たちをわくわくさせました。それが今では、絵文字メールに変わってしまいました。

2011年12月10日土曜日

磯崎新設計のホテル




















つくばにある磯崎新設計のホテルです。つくばセンタービルの一部です。竣工は1983年のなで、もうすぐ30年です。筑波第一ホテルとして開業し、現在ではオークラフロンティアホテルつくばとなっています。外観は同じでも時代は変遷しています。


安部公房著「闖入者」(1955)は、橋下徹大阪市長の危うさを予見したかのような小説です。

k君の家に、ある晩突然、k君とは何の関係もない九人家族が大挙して押しかけ、居座り始めます。k君の抗議には多数決を理由にk君の部屋を占拠してしまいます。

さらに、K君に対して時には多数決で、時に暴力で、彼を奴隷状態にする物語です。闖入した家族は、あくまで自分達の権利だけを主張し多数決によってすべてを決定してしまいます。

この物語について安部公房氏は「このドラマは、ごく単純に言えば、誤解された民主主義、もしくは多数という大儀名分の機械的拡大解釈に対する、諷刺がそのテーマの中心」と語っています。

さらに続けて、「巧妙な多数原理の煙幕的利用、...偽似多数原理...皮肉な現象にホンロウされている、平凡な一市民を描き出」したと述べています。

そして、「孤立しているために抵抗の手段を見失った、孤独な市民に対する諷刺の意図があった」と語っています。

多数決原理を暴力の合理化に利用した闖入者たちに対して、多数決神話に毒されていた主人公は、その神話にさからうことができない。民主主義とは何か、もう一度考える必要があると感じています。民主主義とは少数派の存在を認め、その考え方を尊重することから始まるのであり、多数によって少数派を支配することではありません。


今日12月10日は世界人権デーです。民主主義の名の下に「独裁」を許してはならないと思っています。


2011年12月9日金曜日

リンゴ品種「ピンクレディー」の子供達



















リンゴ品種「ピンクレディー」の子供達たちです。「ピンクレディー」はオーストラリア西オーストラリア州のマンジマップという町の州立の試験場で「レディーウイリアムス」と「ゴールデンデリシャス」を交雑して育成した品種です。ほどよい酸味と甘味のバランスのよい品種です。正規の品種名は「クリプスピンク」といい「ピンクレディー」は世界共通の商標名です。


「ピンクレディー」は、2006年3月に設立された「日本ピンクレディー協会」の会員である生産農家が栽培と販売をしています。写真はその「ピンクレディー」に他の品種を交雑して生まれた木に実のった果実です。




ナチスドイツが行ったジェノサイド(集団殺害、集団殺戮)再発防止のために1948年12月9日、国連第3回総会でジェノサイド条約(集団殺害罪の防止および処罰に関する条約)が全会一致で採択されました。


ナチスドイツが行ったユダヤ人虐殺を歌った「ドナドナ」をジョーン・バエズが歌い続けています。黒かった髪がグレイに変わりましたが、ギターを弾いて歌う声は美しく、その姿勢は彼女の生き方を示すかのように凛としています。首に巻いた赤いスカーフも印象的です。彼女そのものが、生きるとは何かを伝えているように思います。









2011年12月8日木曜日

花のようなイチョウの葉














花が咲いたように見えるイチョウの黄色い葉です。今年は急に寒くなったためか黄色い色が鮮やかです。接近すると葉が花びらのように見えます。


昭和16年(1941年)12月8日は真珠湾攻撃の日です。日本海軍が壊滅的な打撃を受けたミッドウエイ海戦は昭和17年(1942年)6月5日です。無条件降伏のポツダム宣言を受諾し他のは 昭和20年(1945年)8月15日です。

この歴史を見ると、おおよそ3年9ヶ月の戦いのうち日本軍が勝っていたと言えるのはたったの半年にしか過ぎません。ところが、日本本土が空襲されていても多くの人が負けているとは思っていなかった。

「敵軍を引きつけて殲滅する」との大本営発表を信じていたためです。軍隊に行った人に聞いたときも負けるとは思っていなかったと証言していました。情報とはそういう危険があることを忘れててはいけないと思っています。



2011年12月7日水曜日

休眠を始めた梨の木















休眠を始めた梨の木です。光合成によってエネルギーを得て、果実を作ったり、枝や幹、根を作ったり、活発な代謝をしていた梨の木でしたが、葉が落ちて気温が下がると休眠に入ります。果樹農家はこの休眠期に剪定作業を行います。


今週号のメルマガ「くだもの&健康ニュース」では、ノーベル賞の対象となった研究を行った年齢についての文献を紹介しています。今や「優れた業績を上げるのは40歳以下」は伝説に過ぎないことが示されています。平均年齢は48歳です。技術の取得に時間がかかるなどがその理由です。逆に言うと技術を持たない研究者からは優れた業績はでないとも考えられます。

ましてや、人のものまねや銅鉄実験からは優れた業績は生まれないでしょう。若い研究者も年齢を重ねた研究者も同じです。権威で飾ってもその鎧はすぐにはげてしまいます。


2011年12月6日火曜日

紅葉した栗の木
















紅葉した栗の木です。筑波おろしが吹くと紅葉した葉が散って枝だけになります。寒くなってきました。

天気予報で水仙が例年よりはやく開花していると報じています。紅葉が例年より遅かったので、最近の急激な気温の変化が関係しているのでしょうか。


2011年12月5日月曜日

セイヨウナシ品種「ル・レクチェ」



















セイヨウナシ品種「ル・レクチェ」です。この品種は新潟県が力を入れています。セイヨウナシは食べ頃がちっと難しいのですがセイヨウナシを入れた袋に描かれたナシの色と同じ色になったら食べ頃です。ちっとした工夫ですがうまい方法だと思いました。


先日東京のJR有楽町駅周辺を歩いたのですが、白や赤などのクリスマスイルミネーションがとても綺麗でした。師走になったのだと実感しました。ニュースでも、あちこちの街のクリスマスツリーの点灯式があったと伝えています。




2011年12月4日日曜日

ニホンナシ品種「王秋(おうしゅう)」












ニホンナシ品種「王秋(おうしゅう)」でs。「王秋」は、ニホンナシとチュウゴクナシの雑種「 C2」(慈梨×二十世紀)」にニホンナシ「新雪」を交雑して育成した晩生の赤ナシ品種です。

肉質はち密で、果汁糖度は12%前後、pHは4.6前後で果汁が多いのが特徴です。果実の日持ち性は 25℃で28日以上です。晩生品種には「晩三吉」、「新高」などがありますが、そうした晩生品種の中でも「王秋」はお勧めの品種です。



王秋(おうしゅう)

2011年12月3日土曜日

ホテルから見た新大阪駅















ホテルの窓から見た新大阪駅です。正面の出入り口で高校生などの集団など団体客が大勢いました。近くに観光バスが並んでいたので、これからバスで大阪見学なのかなと想像しました。関西はこの週末が紅葉の見頃とニュースで言っていました。


昨日はメディア懇話会で「21世紀は果物の時代- これからの食生活と果物摂取」の講演をしてきました。そのあと、ドラゴンフルーツなど珍しい熱帯の果実を食べる機会があり楽しみました。





2011年12月2日金曜日

見事なイチョウの木



















日の光を浴びて黄色い花が咲いたように見える見事なイチョウの木です。つい先日まで緑が科っていたのが嘘のようです。日本人は春の桜と晩秋のイチョウが好きのようです。どこへ行っても目につきます。

昨日は雨になり寒い一日でした。津軽では薪ストーブ列車が昨日から走り出したそうです。いよいよ本格的な冬の到来です。

2011年12月1日木曜日

たわわに実った柿の木
















たわわに実った柿の木です。葉が落ちて日の光を浴びている果実は柿色をしています。こうした柿の木の姿は日本の伝統的な風景を思い出させます。


日本の伝統の中には、「強気をくじき、弱きを助ける」という気持ちがあったように思いますが、それが近年忘れられているように感じています。例えて言うなら、世の中、悪代官ばかりで水戸黄門はいないという状況のようです。

経済が優先され、儲けて何が悪い、儲けられないのは本人の責任といったような状況となっています。経済弱者いじめだけではありません。身体的障害者や弱い者に対するいじめを、心の痛みを感じることなく平気で出来る人たちが増えているように感じています。

そういえば、テレビドラマ「水戸黄門」は放送終了だとか。もしかして時代を象徴している出来事なのかも知れません。

今日から師走です。



2011年11月30日水曜日

出発10分前の「のぞみ」















出発10分前の新大阪発東京行きの「のぞみ」の自由席の車内風景です。ほとんどの席が空いていますが、出発時にはほぼ満席となりました。5分~10分おきにでている新幹線が通勤列車並みに利用されており、すぐに満席になることに驚かされました。それも、ほとんどがビジネスマンです。

すごい人数が東京、大阪間を移動していることになります。インターネットやメールが普及しても人と人の交流することがビジネスの基本であることがこんな風景からも分かります。

満席の車内はほとんど話し声も聞こえず静かでした。でも、それぞれ悩みを抱えているのかも知れません。取引のことや、社内プロジェクトのこと、けちで無能でパワハラ(パワーハラスメント)な上司、などなど。がんばってほしいと思います。そして、がんばりすぎないように...


2011年11月29日火曜日

晩秋の空















晩秋の空です。イチョウの葉が黄色に変わってきています。気象庁の発表によると例年よりだいぶ遅いようです。


読者との交流目指して企画されたメルマガ「くだもの&健康ニュース」の読者プレゼントが好評のようです。こうして少しずつ読者との輪を拡げていきたいと思っています。



2011年11月27日日曜日

ひっそりとしている栗林















ひっそりとしている栗林
収穫が終わり、ひっそりとしている栗林です。防風林によって日が遮られているので栗林全体が暗くなっています。そのため、空の明るさとの対比が不思議な感じになっています。


11月25日(金曜日)はAP梅田大阪で「これからの食生活のあり方と果物摂取について」の講演を行ってきました。講演後、多くの質問が寄せられました。少しずつでも果物の良さが伝わっていくと良いのですが....


2011年11月24日木曜日

色づきだした街路樹















色づきだした街路樹が美しい季節です。ただ、よく見ると1本1本、その紅葉の程度は異なります。そのため、一度は、同じ種類なのに?、と疑問を感じたこともあるのではないでしょうか。

科学の進歩により、生物の種類は同じでも、個体はまったく同じでは亡いことが分かりました。最近では、個体ごとの遺伝子DNAの違いを識別できます。

個体ごとの紅葉の程度の違いは、個体ごとの遺伝子DNAのわずかな違いと、環境から受ける刺激の違いによって現れると考えられています。

同じ地域に生えていても個体ごとに環境は異なるため、環境から受ける刺激も少しずつ違います。また、個体の中でも、葉や枝などの各器官が受ける環境刺激も器官の位置や場所によって違います。こうした違いが、街路樹の紅葉の程度の差異を生じさせると考えられています。



2011年11月23日水曜日

黄色くなり出したイチョウの葉















黄色くなり出したイチョウの葉です。今年は少し黄化が遅いようです。イチョウの葉の黄化は葉緑素が分解したために黄色いカロテノイド色素が残ったために起こります


昭和38年11月23日は、日本とアメリカ間で、初の衛星中継が行われた日です。3年の歳月をかけて製作された高性能アンテナを介して送られてきたのは、「ケネディ大統領暗殺」のニュースでした。


今は、世界中につながる軽量小型の携帯電話が普通に使えるようになりました。科学の進歩はゆっくりなので分かりにくいのですが、こうした比較をすると進歩を感じることができます。

研究も仕事もこつこつが大切です。派手なことに精力をつぎ込んでもたいした成果は出ません。今日は勤労感謝の日です。


2011年11月22日火曜日

シクラメンの花















シクラメンの花です。友人からいただきました。すっかり初冬の花として定着していますが、普及のきっかけは1975年に布施明さんが歌った「シクラメンのかおり(作詞・作曲、小椋佳)」からだそうです。花言葉は、「内気」「はにかみ」「遠慮がち」とのことです。


1963年11月22日金曜日、ダラスでケネディー大統領が暗殺されました。人類を月に到達させるためのアポロ計画を立案した大統領として、科学史上にも足跡を残しました。ケネディー大統領はアメリカだけでなく世界的な人気がありました。ものつくりなど実体経済に夢があった時代です。

現在はものつくりよりマネーゲームの金融経済が強い力を持っていて、金がすべてのような雰囲気となってしまいました。大王製紙特別背任事件、オリンパス損失隠し問題もその流れの中にあるのでしょう。


2011年11月21日月曜日

雨に濡れた紅葉の東京



















雨に濡れた紅葉の東京です。寒さが身にしみた日の写真です。この写真を見ていたら映画「日増しに寒さが身にしみる」(つかこうへい原作、深作欣二監督)中で歌われた「恋人も濡れる街」(中村雅俊)を思い出しました。クライマックスは新撰組の土方歳三に扮した銀ちゃん(風間杜夫)に切られるヤス(平田満)の大階段落ちです。名作です。


2011年11月20日日曜日

マロンケーキ「モンブアラン」















マロンケーキ「モンブアラン」です。近くのお菓子屋さんで買いました。普通は渦巻き状に巻かれているクリームの形がちっと違いますが、甘さを抑えた味は美味しく、満足感で満たされました。


NHKラジオ第一で放送されている「ラジオ深夜便」のホームページには過去に放送したインタビューなどが沢山掲載されています。その中に、100歳を越えた詩人柴田トヨさんへのインタビュー「元気でいます・母・柴田トヨ」がお勧めです。息子の健一さんとインタビューアーとの間に挟まっている柴田トヨさん自作の詩を自分で読むところに聞き応えがあります。

下記のサイトで録音を聴くことができます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/wm/inta4.asx

他のインタビューも下記のサイトにあります。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html




2011年11月19日土曜日

青森県りんご研究所のりんご史料館
















青森県リンゴ研究所のりんご史料館です。昭和6年(1931年)にりんごに関する専門試験場として青森県苹果試験場(昭和25年に青森県農業試験場りんご試験場と改称)が発足しましたが、その時、試験場の本館として建てられました。外観は、当時のリンゴ研究の中心であったイギリスのイーストモーリング研究所の建物を模して作られました。

ツタの絡まる外観が歴史を感じさせてくれます。昭和初期の試験場の建物はもうあまり残っていません。中に入るとりんごの新品種が誕生するまでや、りんご栽培の1年、りんご栽培の歴史などが分かるように展示されていました。


1863年の今日、アメリカ第16代大統領リンカーンがゲティスバーグで「人民の、人民による、人民のための政治」と演説しました。そのアメリカでは、格差社会を解消するために、「ウォール街を占拠せよ」という運動が各地に広がっています。もう一度、リンカーンの目指した政治理念を考える必要があると思っています。




2011年11月18日金曜日

カキ品種「太秋(たいしゅう)」


















カキ品種「太秋(たいしゅう)」です。「富有」に「ⅡiG-16」を交配して育成した品種で栽培しやすい完全甘ガキです。肉質はサクサク感があり、果汁も多く,糖度は16~18度と高く食味が優れています。


1922年11月18日はアインシュタイン博士が来日した日です。第二次世界大戦後の1955には、哲学者バートランド・ラッセル卿と共同してすべての核兵器に反対するラッセル=アインシュタイン宣言を行っています。米ソが対立する当時の政治情勢からすると、相当の覚悟が必要だったと推察されます。日本では湯川秀樹博士がこの宣言に署名しています。


アインシュタイン博士は、ラッセル=アインシュタイン宣に署名したインフェルト博士との共著「物理学はいかに創られたか」( 石原純訳、岩波新書)を上梓しています。上下巻のうち上巻は、ニュートン力学についての解説で、とてもわかりやすく、物理学はとっつきにくいと感じておられる方にお勧めの著です。また、この本を読むとニュートンが歴史上の政治家をさしおいて、世界を変えた人物として上位に選ばれる理由も納得できます。

下巻は相対性理論について書いてありますが上巻だけで十分に楽しめるので、下巻のことは気にしなくても良いと思います。



2011年11月17日木曜日

リンゴ品種「さんたろう:」

















リンゴ品種「さんたろう」です。「はつあき」に「スターキング・デリシャス」を交配して育成された品種です。果皮が濃赤色に着色し、赤いリンゴのイメージにぴったりです。糖度は12.5~13度、酸は0.6~0.7%で酸味を感じます。室温で2週間、冷蔵で80日前後貯蔵できます。


1969年11月17日(昭和44年)、アメリカのニューヨークタイムズが、南ベトナム中部のソンミ村でアメリカ軍が虐殺事件を起こしていたと報道しました。この事件を報道したのはニューヨークタイムズ従軍記者シモア・ハーシュ記者です。この報道はジャーナリズムの歴史に残る成果として高く評価されハーシュ記者にピューリッツァー賞が授与されました。

こうした仕事をするには覚悟が必要だと思っています。自分に不利になるかも知れない、困難なことに直面するかも知れない、危険があるかも知れないと予想されてもそれを受けとめる心構えがないとできない仕事だと思います。

研究や技術開発の仕事も同じで、自分の仕事に誇りを持つと同時に、覚悟も必要です。特に、人の健康を左右する科学に関わる人は心しておかなくてはならないと思っています。


2011年11月16日水曜日

フルーツたっぷりのケーキ
















フルーツたっぷりのケーキです。ブルーベリー、イチジク、マンゴなどがのせられていて、がぶりと食べると、それぞれの香りや味がミックスして、味わったことのない風味を感じました。


一方、1940年11月16日は、ナチス・ドイツがポーランドのワルシャワにユダヤ人隔離地域であるゲットー 設置した日です。

ゲットーは封鎖され、自由な出入りはできなくなっていて、ゲットーの入口は警備員が配置されていました。そして、ゲットーの外へ出る事が絶対的に必要である事が証明されない限り通行は許可されませんでした。

ゲットー内の住民は飢えと不衛生に苦しめられていました。ゲットーの食糧配給は一日あたり180kcal程度しかなかったと伝えられているので、それだけでは生きていけなかったでしょう。現在の日本人は一日あたり1861kcal(国民健康・栄養調査平成21年)ですからその少なさが際だっています。

チェコスロバキアが分離する前の首都プラハを訪ねたことがあります。歴史を感じさせる街で、モルダウ川とプラハ城がとても美しかったことを覚えています。ただ、プラハ市内にあるゲットーを訊ねたときは、その狭さに驚き、描かれた年代順に並べられていた子供達の絵が、だんだんに暗くなり、鉄条網が描かれていくのには心が痛みました。決してこんな社会を作ってはいけない、手を貸してはいけないと深く思いました。


2011年11月15日火曜日

陽が射し込む栗林















陽が射し込む栗林
収穫が終わり静寂が戻った栗林です。太陽の光が木々の間に射し込んでいます。


天保6年坂本龍馬は11月15日(1836年1月3日)に土佐に生まれ、慶応3年11月15日(1867年12月10日))に暗殺されました。享年31歳でした。旧暦ですが11月15日に生まれ、同じ日になくなったのは偶然ですが不思議な気がします。誕生日という概念はこの当時あったのでしょうか。龍馬はこの日を意識していたのでしょうか。

暦は科学的な単位を示す数字ですが想像力をかき立てます。その想像力を悪用、あるいは、お遊びに利用しているのが占いや予言などです。用心しないといけません。


2011年11月14日月曜日

収穫の終わった梨棚















収穫の終わった梨棚です。寒くなって樹が休眠すると剪定作業に入ります。


生活保護を受けている人が過去最多の205万人になったとのニュースは気になります。オリンパスの財テクで失敗した損失穴埋め事件で、研究開発部門出身の元取締役が、「オリンパスは技術を重視してきたのに、それ以外のところで評判を落として、悔しさでいっぱいだ。」と話しているのが印象的でした。

こうしたニュースは、儲かれば、人を解雇して、技術を捨ててもよしとする考え方が深く浸透していることを示していると感じさせます。


2011年11月12日土曜日

朝日を浴びる雑木林



















朝日を浴びる雑木林です。まだ太陽の位置が低いので木々の影が長く伸びています。すっと立った樹の姿がりりしく感じます。


次号メールマガジンでは、果物に多く含まれているカリウム摂取で心臓病や脳卒中の予防に有効との論文を紹介する予定です。そのほか、キウイフルーツのレシピなども予定しています。メディアも注目しているメルマガです。登録をお願いします。


2011年11月11日金曜日

美しく紅葉した柿の木
















美しく紅葉した柿の木です。まだ、周辺の柿木の葉や下草は緑色ですが、この柿の木の葉は赤く色づき秋の深まりを感じさせる美しい姿をしています。


柿の葉は大きいので、この葉を会席料理などの彩りとして利用しているところもあるそうです。


紅葉は、温度ストレスなどによって、葉の緑色の色素クロロフィルが分解されるとともに、葉に蓄積したデンプンなどからアントシアニン色素が生成され、葉の色が紅くなると考えられています。




NHKラジオ第一「あさいちばん」で経済アナリスト森永卓郎さんがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)について、ガンジーの生き方を通じて「TPPで誰がもうけるのか。誰を幸福にするのか。」と語っていました。日本の物作りやサービスの変更をせまり、儲かればよいとする精神を助長するTPPには反対です。









2011年11月10日木曜日

柿が旬















柿が旬です。沢山の柿の実が鈴なりです。明日配信予定のメールマガジン「くだもの&健康ニュース」では柿を取り上げています。柿を使ったレシピ、夏目漱石の俳句などなどです。放射線に対するQ&Aもシリーズ化されています。

皆様の登録をお待ちしています(登録、講読ともに無料です。登録解除も自由です。)。
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2011年11月9日水曜日

リンゴ畑の郵便ポスト


















リンゴ畑にあった郵便ポストです。ポストの頭にのっているリンゴが目を引き、周りの畑と調和して印象的です。でも、最近は手紙を書かなくなりました。このポストも写真で撮られることの方が多いのかも知れません。若者に限らず年賀状も携帯からの発信が多く、ハガキをだすことも少なくなっているようです。


2011年11月8日火曜日

リンゴの選果場















リンゴの選果場です。リンゴを一つ一つセンサーで重量や糖度などを判定してクラス分けして箱詰めされます。箱詰めも機械で行いますが、最高級品は手作業で詰めていました。が


今日は立冬です。暦の上では冬です。明日から寒くなると予報されています。


2011年11月7日月曜日

矮性台木に接がれたリンゴの樹















矮性台木に接がれたリンゴの樹です。リンゴの樹は品種特有の大きさがありますが、矮性台木に接ぎ木するとその台木の影響を受けて木全体が小さくなります。

遺伝子の突然変異で矮化する植物の例はたくさんありますが、遺伝的には通常の大きさになるはずのリンゴの樹が、矮化する例ははあまりありません。

なぜ、接いだ品種が矮化するかについては分かってませんが、接ぎ木部分の接着関与説や植物ホルモン説などがあります。



2011年11月6日日曜日

健康診断で宿泊したホテル















一泊二日の健康診断で宿泊したホテルです。コンピュータを持ち込んだのでL字形の机が使いやすかったです。血液検査結果はすべて正常値の範囲内でした。毎日、果物を食べて、バランスの良いい食事のためと考えています。それと、仕事をしすぎないようにしないといけないと思っています。


NHKラジオ第一の「あさいちばん」で小林多喜二の「蟹工船」の朗読をしていました。蟹工船で働く人たちの悲惨な生活を描いた名作です。そうした人間扱いされなかった戦前の労働者や農民を解放するために、財閥解体と農地解放が行われました。

最近、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の議論の中である経済評論家が、日本の農地が小さいのは農地解放のせいだというようなことをTBSラジオでいっていました。すごい意見です。歴史というものを知らないとしかいえません。そんな人がTPPの代表的な推進論者なのかと思うと驚かされます。


2011年11月5日土曜日

霜月の果物皿














霜月の果物皿です。11月は新嘗祭(にいなめさい)もあり、果物だけでなく五穀(米、麦、粟(あわ)、黍(きび)、豆)の収穫の月です。


2011年11月4日金曜日

リンゴ追分の歌碑















弘前市りんご公園内にあるリンゴ追分の歌碑です。近づくと美空ひばりが歌う「リンゴ追分」が流れてきました。


NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」11月4日早朝の「明日へのことば」で、家具試作職人の宮本茂紀さんへのインタビュー「座り心地の良い椅子と人生」が放送されていました。

宮本さんはその中で、「人に優しい椅子作りへの思いが、最近の経済優先の中で失われつつある」と語っていました。具体的には、「もうけを優先するため、ものつくりに大切な一手間加える作業がが失われつつある」と言っていました。

続けて、「少しでも良いものを作るために一手間かける日本のものつくりの伝統的な価値を守っていく」と決意を坦々と語っていました。

この宮本さんのものづくりへの思いは、研究でも忘れてはいけない心構えです。データがそろっても、少しでも疑問があるなら、だめ押しの実験をすることが大切です。その実験は、新しい発見を生み出す可能性が高いからです。最近は、その一手間が失われているので研究論文の効率は高まっても、未来へつながる新しい展開が生まれてこないのではないかと思っています。


2011年11月3日木曜日

セリをまつブドウ















セリをまつブドウです。ブドウの入った箱はリンゴと一緒に並べられていました。ブドウはハウス栽培などで長い期間にわたって生産・販売が可能となっています。



1949(昭和24)年の今日、湯川秀樹博士がノーベル物理学賞を受賞しました。映画「ゴジラ」が初めて封切られた日(1954(昭和29)年)でもあるそうです。
文化の日は晴れる確率が高い特異日です。



2011年11月2日水曜日

雨に濡れたリンゴ















雨に濡れたリンゴです。静かなリンゴ畑に整然と並んだ樹に多くのリンゴが実っています。深い緑の中に点在する赤い実は静寂な雰囲気をより際だたせているように感じました。


昨年度の小売価格調査(総務省統計局、平成22年)によると、100グラム当たり東京ではリンゴ(「ふじ」)は46円でした。

それに対して、サツマイモは46円、レタスは50円、キュウリは56円、ナスは62円、ブロコリーは66円、ゴボウは78円、ほうれん草は86円、ピーマンは93円、生しいたけは173円です。

リンゴは高いという人がいますが本当でしょうか。むしろリンゴ農家は正当な利益を受けていないように思います。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の枠組みの中で富の配分システムの変更で良くなるとは思えません。そうなると後継者はいなくなるでしょう。ネーチャーに掲載された人口増加と食料についての研究(本コラム10月31日参照)から、「その土地のものを食べてやっていく」ことになると予想されていますが、できないでしょう。