2011年6月30日木曜日

りんごの木


















りんごの木です。果実はまだまだ未熟ですが少しずつ大きくなってきています。

りんごは、栽培果樹としてとても古い歴史をもっています。スイス地方の先住民族といわれている湖棲民族の遺跡から発見されたりんごの化石から推定しておおよそ4000年前にはりんごが栽培されていたと推測されています。

原産地は、北部コーカサス地方といわれ、その後ヨーロッパに渡り、16世紀から17世紀ごろにはヨーロッパ中部以北の各地で栽培が盛んとなり、19世紀の中ごろにはイギリスが量・質ともヨーロッパにおいて大産地となりました。アメリカには、17世紀前半にヨーロッパからの移住民によってもたらされました。

日本には明治の初めごろアメリカから苗木を持ち帰ったものが最初といわれています。それまでは地りんごといわれる粒の小さい野生のものでした。


今日でい年の半分が終わります。早いものですね。
来月は、いよいよメールマガジン「くだもの&健康ニュース」の立ち上げです。

2011年6月29日水曜日

未熟なブドウの房

















ブドウの房です。まだまだ未熟です。果実を食べたあとの房のような格好です。

ブドウ栽培の歴史は古く、紀元前から広く栽培されていました。現在栽培されている品種の祖先は、ヨ-ロッパブドウとアメリカブドウの2つに分類されます。ヨ-ロッパブドウはロシアのコ-カサス地方が原産といわれています。

ブドウは、ブドウ酒や干ブドウに加工されますが、こうした加工専用種を含めたブドウの生産量は世界では約6,700万トンで、果物ではスイカ、バナナに次ぐ3番目に多く生産されています。


暑くなりそうな朝です。

2011年6月28日火曜日

アンズ

















もうすぐアンズが収穫期を迎えます。ドライアンズはいつでも食べられますが、生果実食べられるのはごく短い期間です。皮ごと食べるのが好きです。


NHKラジオ深夜便で筑波大学名誉教授の村上和雄先生のインタビュー「遺伝子の謎に挑んで」が放送されていました。

その中で環境が人を作ると語っていました。例えば、「石川遼選手の両親や親族にスポーツ選手はいない。」、「人間環境の良い研究所からは多くの良い研究が生まれる。」などです。

遺伝子を固定的にとらえるのではなく、遺伝子は環境によって働く場合と、働きをやめる場合がありますが、そのことを遺伝子活動のオン、オフとし、このオン、オフは環境によって支配されているとしています。

例えば、豊臣秀吉の遺伝子を取り出してクローン人間を作っても、顔は似ているが当時と環境が違うので偉業を達成することはないだろうと。

続けて、良いストレスと悪いストレスがあり、悪いストレスは病気などの原因となるが、良いストレスは能力を伸ばすのではないかと語っていました。そして、良いストレスの1つに笑いがあるのではないかと。

2011年6月27日月曜日

温室みかん


















皮が薄くて甘いハウスみかんです。このみかんは温州ミカンといい400年ほど前に鹿児島で生まれた日本原産です。当時中国から伝来したみかんの仲間(ソウキツやマンキツ)から偶然に生まれたといわれています。

江戸後期より味の良さと種なしの利便性から、次第にみかんの生産地も広がっていき、1940年代の太平洋戦争の影響を受けたとき以外生産量は増え続け1975年には366万5.000トンにも達しましたが、その後年々生産量が減少しています。

2011年6月26日日曜日

たっぷりの水で大きくなった稲

















たっぷりの水で大きくなった稲です。今の時期の稲には水が必要で,昔は水争いも起きたそうです。

ニュースで刑事コロンボを演じたピーター・フォークさんが亡くなられたと報じていました。刑事コロンボは何度も繰り返し見ても飽きさせません。新しいことが見つかります。昨日もAXNミステリーで「白鳥の歌」を見ました。

トリックで忘れられないのは「魔術師の幻想」です。今はなくなってしまいましたが、金属のボールに文字が付けられた電動式IBMタイプライターから謎が解け犯人を追い詰めます。

犯行に数字あての手品が使われますが、私も講演の時、その手品を応用しています。

刑事コロンボは理想の男性像だったように思います。よれよれのレインコート、動くのが不思議な車、そして、「うちのかみさんがねぇ..」

ご冥福をお祈りします。これからも繰り返し見ていきます。



2011年6月25日土曜日

道路沿いの栗の木

















道路沿いの栗の木です。普段は気づかないのですが、栗の花が咲く頃はその存在がはっきりと分かります。

メールマガジンのサンプル版を掲載します。
予約登録をお待ちしています。


□□■ 果物&健康ニュース Vol.○○
□■□ SAMPLE ○年○月○日(金)

みなさん、こんにちは!
特集は、「果物を含む食生活が大切」です。

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■本日のメニュ-

・くだもの健康豆知識:果物摂取と肺ガン予防
・今週のレシピ:リンゴ
・果物を含む食生活が大切
・品種紹介:リンゴ「ハックナイン」
・文献紹介:健康長寿の危険因子
・文学の中の果物:善蔵に思う(太宰治)
・食育:リンゴの栽培
・編集部より

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■ くだもの健康豆知識:果物摂取と肺ガン予防

肺ガンは男女ともに最も死亡率の高いガンです。肺ガンを予防す
るには、果物を多く摂取するなど食生活の改善と禁煙が重要です。

果物を300g以上摂取する人は、肺ガンのリスクが50%減少すると
の研究報告が、アメリカで始まったガン予防のための「5 A DAY」
運動の科学的根拠の1つとなりました。また、フィンランドで25年
間、追跡調査した研究では、リンゴを多く摂取していると肺ガンの
リスクが58%少ないことも報告されています。

国際ガン研究機関(IARC)による最新の報告(2003年)では、果物を
多く摂取すると肺ガンのリスクが「恐らく下がる」と高く評価して
います。

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■ 今週のレシピ:リンゴ

○ 豚ひれ肉とりんごの炒め物

材料
豚のひれ肉 1/3本、リンゴ 半分、アスパラ 4本、赤ワイン 大さ
じ1杯、オリーブオイル 大さじ2杯など

作り方と出来上がりの写真は下記のサイトです。
http://cookpad.com/recipe/1051136

○ アボカドとサーモンとリンゴのサラダ

材料 (1人分)
スモークサーモン 5~6枚、アボカド 1/2個、リンゴ 1/2個、オ
リーブ油 大さじ1杯、マヨネーズ 大さじ1杯、黒コショウ 少々

作り方と出来上がりの写真は下記のサイトです。
http://cookpad.com/recipe/1006798

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■ 果物を含む食生活が大切

近年、我が国では生活習慣病が増加していますが、その理由とし
て食生活の急激な欧米化が原因ではないかと考えられています。そ
のため、生活習慣病予防のための研究が精力的に行われていますが、
これまでの研究は単独の食品や栄養素に関する研究で、食生活を総
合的に解析する研究はあまり多くはありませんでした。

しかし、実際に私たちが食事をするとき、私たちの体内では、複
数の栄養素によるさまざまな相互作用が生じ、単独栄養素の作用が
強められたり打ち消されたりしていると考えられます。そのため、
食事のパターンを解析し食生活を総合的に解析することが必要です。

九州大学などの研究チームは、1)果物、野菜、乳製品、デンプ
ンを多く摂取し、アルコールの摂取量が少ない食事パターン(健康
型食事パターン)、2)動物性食品の多い食事パターン(欧米型食
事パターン)、3)果物や乳製品の摂取量の少ない伝統的な日本型
食事パターン(伝統型食事パターン)の三つの食事パターンと2型
糖尿病発症との関係について解析を行いました(文献1)。

その結果、果物などを多く摂取する健康型食事パターンの人は、
2型糖尿病の発症リスクがそうでない人と比べて約半分になること
が分かりました。一方、他の二つの食事パターンではリスク減少効
果は認められませんでした。

また、大腸ガン発症と食事パターンについて調査した結果では、
健康型食事パターンの人は、そうでない人と比較して大腸ガンの前
駆体である腫瘍ができるリスクが38%少ないことが分かりました
(文献2)。一方、他の2つの食事パターンではこうした傾向は認め
られませんでした。

伝統型食事パターンに予防効果が認められなかった理由は、果物
と乳製品の消費量が少ないためではないかと研究者らは推測してい
ます。また、果物などを多く摂取する健康型食事パターンは、高血
圧予防のためにアメリカで提唱されているDASH摂取プランと類似の
食事パターンであることも分かりました(文献3)。

厚生労働省の研究グループが行った胃ガン発症と食事パターンに
ついての研究では、伝統型食事パターンでは、男女ともに胃ガン発
症のリスクが高くなりました(文献4)。一方、健康型食事パターン
の女性では胃ガンのリスクが、そうでない人と比べて46%低くなり
ました。しかし、男性ではこの傾向は認められませんでした。
この結果に対して、研究者らは、女性は果物と野菜をたくさん摂
取していたが、男性は喫煙者の割合が多く、また、漬物と干物の摂
取量がやや多めであったためと推測しています。そのため、胃ガン
の予防には、高塩分食品の割合を減らし、果物と野菜の摂取を増や
す必要があると結論づけています。

こうした研究は、農林水産省と厚生労働省がまとめた「食事バラ
ンスガイド」や「毎日くだもの200グラム運動」などで提唱してい
る果物を含む食事パターンは、生活習慣病予防に有効であることを
示す科学的な根拠です。

【文献】
1) Mizoue, T. et al.: Dietary patterns and glucose tolerance
 abnormalities in Japanese men. J. Nutr. 136: 1352-1358. (2006)

2) Mizoue, T. et al.: Dietary Patterns and Colorectal Adenom
as in Japanese Men - The Self-Defense Forces Health Study.
Amer. J. Epidemiol. 161: 338-345. (2005) [doi: 10.1093/aje/kwi049]

3) DASH摂取プラン:果物&健康NEWS, Vol.17-19.
http://www.kudamononet.com/LifeStyle/medical/hypertension.html

4) Kim, M. K. et al.: Prospective study of three major dietary
patterns and risk of gastric cancer in Japan. Int. J. Cancer.
110: 435-442. (2004)

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■ 品種紹介:リンゴ「きたろう」

「きたろう」は「ふじ」と「はつあき」を交配してできた新品種
です。果実の大きさは通常250~270g前後です。果皮色は黄色です
が、陽光面は淡紅色に着色します。糖度は15%前後と高く、酸含量
は0.5%前後なので甘酸適和した食味の濃厚なリンゴです。また、
日持ち性が優れていて常温で15日、冷蔵で90日以上貯蔵できます。

「きたろう」の果実の写真は下記のサイトで見られます。
http://fruit.naro.affrc.go.jp/KIH/data/ringo/kitaro.html

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■ 文献紹介:健康長寿の危険因子

ハワイに住む日系人の中年男性5,820人を40年間追跡調査したと
ころ、弱い握力、過体重、高血糖、高血圧、喫煙、多量飲酒(一日
3杯以上)などの危険因子が6つ以上ある人の85才での生存の確率
は9%でした。一方、こうした危険因子が1つもない人では55%でし
た。こうした結果から、中年期の危険因子を出来るだけ多く回避す
れば、健康で長生きできると研究者らは述べています。

【文献】
Willcox, B. J. et al.: Midlife risk factors and healthy survival in men. JAMA. 296: 2343-2350. (2006)

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■ 文学の中の果物:善蔵に思う(太宰治)

いつも御元気にてお暮しの事と思います。いよいよ秋に入りまし
て郷里は、さいわいに黄金色の稲田と真紅な苹果(りんご)に四年
連続の豊作を迎えようとしています。此の際、本県出身の芸術方面
に関係ある皆様にお集り願って、一夜ゆっくり東京のこと、郷里の
津軽、南部のことなどお話ねがいたいと存じますので御多忙中ご迷
惑でしょうが是非御出席、云々(うんぬん)という優しい招待の言
葉が、その往復葉書に印刷されて在り、日時と場所とが指定されて
いた。私は、出席、と返事を出した。かねがね故郷を、あんなに恐
れていながら、なぜ、出席と返事したのか。



黄金色の稲田と真紅の苹果(りんご)に四年連続の豊作を迎えよ
うとしています、と言われて、私もやはり津軽の子である。ふらふ
ら、出席、と書いてしまった。眼のまえに浮ぶのである。ふるさと
の山河が浮ぶのである。私は、もう十年も故郷を見ない。(太宰治
著「善蔵に思う」より)

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太宰治(だざい おさむ、1909年6月19日~1948年6月13日)は、青
森県北津軽郡金木村(現在の青森県五所川原市、旧金木町)で県下
有数の大地主の6男として生まれました。代表作に「富嶽百景」、
「斜陽」、「人間失格」などがあります。

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■ 食育:リンゴの栽培

長野県内の行政機関・農業関係団体が参加している「長野県食農
教育ネットワーク」では、学校現場での食農教育の取り組みを支援
するための企画・運営をすすめています。その一環として、リンゴ
の休眠期の管理についてまとめたものを下記のサイトに掲載してい
ます。
http://www.janis.or.jp/shokunounet/saibai/ringo05.html

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◆発 行◆

財団法人中央果実生産出荷安定基金協会
毎日くだもの200グラム運動」事務局

Copyright(C) 2011.  Kudamono & Kenko News
無断での転載、複製等はお断りします。ご協力に感謝いたします。

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2011年6月24日金曜日

収穫間近の梅の実

















収穫間近の梅の実です。梅の野生種は、日本、朝鮮半島、台湾、中国南部に分布しています。日本では古くから栽培されていましたが、その目的は花の鑑賞のためでした。梅の花を詠んだ歌が万葉集などにたくさん収められています。

果実が利用されるようになったのは、鎌倉時代以降とされ、盛んになったのは江戸時代に入ってからといわれています。


我妹子(わぎもこ)が植ゑし梅の木見るごとに心咽(む)せつつ涙し流る
- 大伴旅人


君が植えた梅の木を見るたびに、胸がつまって、涙を流してしまいます。
梅の木を見るたびに亡くした妻のことを思い出さずにはいられない。

2011年6月23日木曜日

キウイフルーツ


















キウイフルーツです。外観からは想像できない美しさです。


新メールマガジンのタイトルが決まりました。「くだもの&健康ニュース」です。
配信は財団法人中央果実生産出荷安定基金協会から行います。

第1回は7月初旬を予定しています。多くの方の予約登録をお待ちしています。

2011年6月22日水曜日

サクランボ

















宝石を連想させるサクランボです。太宰治がサクランボを好きだったことは有名です。そのため命日を桜桃忌ととして追悼しています。

むかし読んだ五木寛之さんの随筆に、大きなボールにサクランボを山盛りにしてお風呂で食べたいと書かれていたと記憶しています。

サクランボには、やめられないとまらない魅力があります。


1633年の今日、ガリレオ・ガリレイは、ミネルバのサンタ・マリア教会で異端審問の判決を受けました。判決に従って、ガリレオは二度と同じことを主張しないとの宣誓文を読まされた日です。

くやしかったのに違いありません。そのため、「それでも地球は動く」との言葉が残っています。

誰でも科学のもとでは、平等で民主的な環境で仕事が出来ることが必要だと思っています。例えば、科学の問題で、分けもなく「心は一つ」などのキャンペーンは有害です。


今日は夏至です。いよいよ本格的な夏です。

2011年6月21日火曜日

干し桃

















干し桃です。干し杏のような味でした。日本のドライフルーツの代表は干し柿で、そのほかはあまり作られておらず多くは輸入されています。

「見直そう!くだもののちから」(日園連)をアマゾンから購入できるようになりました。もしよろしければクリックしてください。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%9D%E3%81%86-%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%8B%E3%82%89-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E6%95%AC%E4%B8%80/dp/4930788013

「科学者の倫理に背かない」がコンセプトです。信頼できる医科学機関の健康理念や最先端の医科学データを紹介しています。

世界を変えた3つの報告、生活習慣病予防最前線、わが国の健康情報の偏りなど.....

「原発安全神話」が崩れ、科学が疑われている今だから読んでほしいと思います。

2011年6月20日月曜日

ビワ


















ビワです。ビワは種が大きいので小さくならないかと言われますが、種が小さいビワは食べる部分も少なくなってしまいます。単純ではないようです。

土曜日の「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)で、電話を通じた聴取者参加ドラマ「番町皿屋敷」に挑戦していました。久米さんのラジオを通したうまい演出のためか、なかなかの出来でした。

聞き入ってしまいました。ラジオには、ドラマを捨ててきた歴史があります。しかし、ドラマはラジオ復活のキーポイントではないかと思いました。

明け方、チョットコイ、チョットコイのコジュケイやウグイスの鳴き声が聞こえました。


2011年6月19日日曜日

レモン

















レモンが酸っぱい理由は有機酸を多く含むためです。有機酸を多く含む食品にはレモンのほかに、ユズ、カボス、スダチなどがあります。発酵食品では食酢、りんご酢などがあります。

天然の酢を含む食品は発酵食品を除くと果物なのです。最近は、有機酸は代替え食塩として見直されています。


福島原発事故で多くの人が不安を感じています。その不安に乗じるような不安ビジネスが広まっているように思っています。「論文が1つある」、「数編ある」くらいでは証拠としては不十分です。

十分な検討をしないと「原発は安全」と同じ失敗の繰り返しとなってしまいます。


2011年6月18日土曜日

ブドウ「デラウエア」

















種なしブドウ「デラウエア」です。「巨峰」と「デラウエア」が、日本のブドウの2大品種です。


ブドウ「デラウェア」はジベレリンという植物ホルモンの溶液に開花前と開花後の2回ひたします。開花前の処理により、種なしになり、開花後に再度ジベレリンをつけることで果実が大きくなるのを助けます。


2011年6月16日木曜日

初桃

















初桃を食べました。これで75日長生きできます。6月中旬に美味しい桃を食べられるようになりました。この時期の桃の種はまだ充実していないので、育種を進めるためには胚培養という技術を使って行います。


食育の特別講義の準備をしています。学問レベルを保ちながら楽しい講義にしたいと思っています。

食育とは論ずるものではなく、食を豊かにするために実際に行動してもらうための動機づけについての研究などを紹介する予定です。


2011年6月15日水曜日

水田の上を飛ぶ白鷺

















水田の上を飛ぶ白鷺です。望遠カメラではないので分かりにくいかも知れませんが、画面中央に白鷺が飛んでいます。

イタリアの原発に対する国民投票の結果が発表されました。その中で印象的だったのは「原子力発電は古い技術」と語った女性の言葉です。

科学の蹉跌は科学で克服するということで、科学の進歩は私たちの生きることと深く関係していることを忘れてはいけないと思います。

2011年6月14日火曜日

ゴールデンキウイフルーツ

















ゴールデンキウイフルーツです。キウイフルーツはニュージーランドの重要な輸出品となっています。ニュージーランドに行ったとき名前の由来となったキウイに動物園であったことあります。



最近、公務員バッシングが強くなっているようですが、ほとんどの人は一生懸命に働いています。ただ、ごく少数の人に問題があるようです。

ある県に伺ったとき、ある幹部は請求されたのにある全国大会の会費を払わなかったということを知りました。そのがめつい権威主義的な日頃の態度が腹に据えかねたという感じでした。そして、その人を幹部にした組織に対して憤慨していました。

こうしたそむけたくなるような哀れな話を知ると暗い気持ちになります。しかし、大勢の一生懸命の努力は無駄ではなく明日につながると信じています。


ジョージ・チャキリス曰く
「どんな闇の中にも、愛と希望は生まれうる」

2011年6月13日月曜日

ブドウとマヨネーズで意外な味に

















ブドウとマヨネーズで意外な味になります。ブドウは種なしデイらウエアで、マヨネーズは酸味が強いタイプを使いました。マヨネーズとブドウを混ぜて食べると、ブドウの甘味とマヨネーズの酸味がうまく組み合わされて新しい味になります。色合いもよく、マヨネーズの好きな人にはお勧めです。マヨネーズの酸味で味が調節できます。

尊敬と信頼はどちらも大切です。組織の活力も組織の中にどれほど尊敬と信頼があるかで測れると思います。私も信頼できて尊敬できる先輩たちに支えられて仕事をしてきました。

しかし、権力をかさに会費を払わない、水面下でいじめる、地位にがめつい人たちで構成されている組織はやがて崩壊するだろう。


アメリカのテレビドラマ「クリミナルマインド」では、心に残る格言で終わります。その中から、

マハトマ・ガンジー 曰く
「人の声が届かないほど遠くにも、静かなる善意の声は届く」

2011年6月12日日曜日

6月の水田

















6月の水田です。田植えが終わってから約1ヶ月がたちました。苗の葉が大きくなっているのが分かります。予備の苗も青々としています。


NHKラジオ深夜便「救える命があればどこへでも」は聞き応えのある放送でした。NPO法人「AMDA(アムダ)」の理事長・医師の菅波茂さんへのインタビューの内容は珠玉です。

菅波さんは1984年に、災害や紛争が発生したときの医療・保健衛生分野を中心とした緊急人道援助活動を行う目的で、アムダを設立した人です。アムダは国連で意見を述べることができる機関として認められているとのことです。

アムダは国内外の多くの被災地で活動をしていますが、東日本大震災でも、菅波さんは岩手県花巻市に入ったそうです。

インタビューでは、菅波さんの国内外でのさまざまな困難を乗り越えながら、被災者支援に取り組むアムダの活動や思いを聞いています。

平和を損なうものは、戦争、災害、貧困。

平和とは
家族の今日の生活が保証されること。食べものがあること。
明日の希望があること。子供が教育を受けられること。

平和の条件とは
宗教や民族を越えて尊敬と信頼しあうこと。

尊敬とは
相手の中に自分にないものを見つけることで生まれる。
信頼とは、
どんなに困難に出会っても裏切らない、逃げないことで生まれる。

菅波さんのこうした平和のための活動のきっかけは、高校時代に見た1枚の写真だそうです。その写真は、太平洋戦争の写真集の中にあり、顔の半分を海に沈めた戦死者の写真で、衝撃を受けたそうです。

今日はアンネ・フランクが父からもらった日記帳に日記を書き始めた日です。東日本大震災、平和の意味をもう一度問い直してみたいと思います。


2011年6月11日土曜日

トーストのバナナのせ

















トーストのバナナのせです。バナナの甘さがトーストに合います。朝の忙しい時にお勧めの組み合わせです。

昨日は、栄誉学や歯科衛生学、看護学を学んでいる大学3年生に、食育に関連した「果実の生産、果実加工品の製造、流通の課題」について話をしてきました。

学生の皆さんにアンケートを書いていただいたところ、たくさんの感想をいただきました。楽しかったと書いてくれた人が多くいたのでうれしくなりました。似顔絵を描いてくれた人もいました。

来週は同じクラスで、「消費者の課題、食品選択」をする予定です。さらに、パワーアップしようと考えています。

外は強い雨、蒸し暑くなりそうです。


2011年6月9日木曜日

庭で見つけた鳥の巣

















庭で鳥の巣を見つけました。ヒヨドリの巣ではないかと思っています。あまり近づいてはいけないので数枚写真をとて離れました。無事に育つと良いと思います。


群馬県から梅の出荷のニュースが発信されました。「白加賀」という品種の青梅が主体なので梅酒や梅ジュースに適しています。群馬県の梅の出荷量は和歌山県についで2位です。梅ジュースの作り方を掲載します。

■梅ジュースの作り方

私たちが作成している梅ジュースの作り方を公開します。梅ジュースは、梅に含まれている安息香酸などの防腐作用により腐敗しにくい飲料ですが、清潔に取り扱わないと腐るので注意が必要です。

◇必要な材料と器具

梅果実(青梅)2kg、上白糖2kg、食添用醸造アルコール(アルコール分約96%)200ml、7~8lの広口ビン(密封型)1個を用意します。

食添用醸造アルコール200mlに水1,500mlを加えてアルコール水(アルコール分約11.2%)を作ります。このアルコール水のうち860mlをジュース用(果汁抽出)に用い、残りを果実や容器の殺菌に使います。

◇果実の洗浄

梅果実を水でよく洗い、ゴミ等を丁寧に除きます。洗浄が終わったら、アルコール水に2~3分浸して果実を殺菌後、ざるで水切りを10分ほど行います。梅を入れる容器もアルコール水で洗浄しておきます。

◇作り方

容器に梅果実(2kg)を隙間なく詰めてから、砂糖(2kg)を果実の上から詰めるのですが、容器を振ったりしながら梅の間に砂糖が入るようにします。全ての砂糖が容器に入ったらアルコール水(860ml)を流し込み蓋をします。しばらくするとアルコール水が全体に行き渡ります。保管は冷蔵庫(10℃)でします。最初は、梅の周りに空間があるので、容器をよく振る必要があります。この時点では、砂糖は完全には溶けず容器の下にたまります。そのため、砂糖が完全に溶けるまで、容器を振って撹伴することがキーポイントです。

最初の1週間は毎日、その後は、1週間に3~4回よく容器を振ります。約1ヶ月後に、しわしわになった梅果実を取り除き、できた果汁をふるいか、布でこすと梅果汁の濃縮液が得られます。得られた梅濃縮液はビンに詰め冷蔵庫(3℃)に保管します。この状態では容器を振る必要はありません。飲むときは梅濃縮液を4倍(梅濃縮液1に水3の割合)に希釈します。この時のアルコール濃度は0.5%以下になっています。このままでも美味しいのですが、貯蔵期間が長くなると、こくがでてさらに美味しくなります。

◇変更可能な点と注意点

食添用醸造アルコールが手に入らない場合は、焼酎でも可です。アルコール分が30%の焼酎を使う場合は、30%焼酎を320ml、水を540ml用意して混ぜ、860mlのアルコール水を作って使用します。また、この割合で、少し多めにアルコール水を作って洗浄用とします。

冷蔵庫を使えない場合は、日の当たらない涼しいところにおいてください。一番のキーポイントはよく振ることですから、容器の出し入れが容易なことも重要です。もし、カビが生えてしまったら、残念ながら梅ジュース作りは失敗です。



思って

2011年6月8日水曜日

りんごのチーズサンド


















リンゴのチーズサンドです。リンゴは「ふじ」、チーズはチェダーチーズです。リンゴとチーズの厚さは同じくらいが美味しいです。

リンゴのさくさく感とチーズの食感とがうまくあいます。子供たちにも人気です。パーティーなどでも使えます。

チーズの種類によってまた違った食感、味になるので試してみてください。

2011年6月7日火曜日

葉に隠れているブドウの房

















葉に隠れたブドウの房です。ブドウの葉は大きく、果粒の表面色も緑色なのでちょっと目には分かりにくいことがあります。


毎日新聞記者でコラムニスト牧太郎さんのブログ「二代目・日本魁新聞」2011年6月2日 の「不信任案の陰の主役「オバマと産経」は興味深い内容です。メディアの意見の違いはこんな所にあるのかも知れないと思わせます。
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=1472


日差しが強く道路にくっきりと影を写しています。青空に浮かぶ雲も夏の形になっています。

2011年6月6日月曜日

すいかとパイナップル

















すいかとパイナップルです。すいかの甘さとパイナップルの酸味がほどよく、うまいコンビネーションだと思います。

NHKラジオ深夜便の隠居大学で司会の天野祐吉さんが、「内田百閒が、なんでも知っている馬鹿がいる」と語ったと言ってました。なかなかの至言です。

古今東西の知識は豊富だけれど、自分の頭で考えない人のことを指しているのだと思います。そこら中にいますね。言葉としても覚えやすい。

2011年6月5日日曜日

いちご

















いちごはそろそろ終盤です。
昨日の「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)で、ベスト・オフ・ォフルーツのアンケートをしていました。

1位は桃、2位はバナナ、3位は梨でした。

久米さんは「永六輔 その新世界」(TBSラジオ)との引き継ぎの時間ではマスクメロンと言っていましたが、番組内ではじゅくじゅくの柿のおいしさを語っていました。永六輔さんはみかん、外山恵理さんはりんごでした。

電話ゲストの東京青果の加藤さんは、すもも「貴陽」、りんご「ふじ」、デコポンをあげていました。

おもしろいところでは、トーストにバナナのせ、ブドウにマヨネーズかけです。早速試してみようと思っています。

今回は出ませんでしたがりんごとチーズもお勧めです。



2011年6月4日土曜日

バラの花






















ガラスの花瓶にいけられたバラの花です。品種名を聞いたのですが忘れました。


不信任案否決後も混乱が続いています。敗戦濃厚だった戦況を逆転させたわけですが、そのやり方に批判が集まっています。どんな手段を使っても勝てばよいのかという問題です。

結果主義が横行していますが、今回の件はその典型で、その問題点も明確です。「信」は望めないでしょう。


福島原発事故が起きた翌日の3月12日午前8時半すぎに発電所からおよそ7キロの浪江町の地点で、核燃料が溶けた際に出るテルルと呼ばれる放射性物質が1立方メートル当たり73ベクレル検出されていたなどのメルトダウンを示すシビアなデータが隠されていたことが分かったと報道されています。「信」とは何か考えてしまいます。


「忘れていた」、「必要ないと思った」などはいいわけでしょう。データは隠されたと考えるのが合理的です。なぜなら、当時、菅首相と枝野官房長官は、「炉心溶融」を公表した中村幸一郎審議官が国民に不安を与えたと問題視して更迭しているからです。


福島第1原発「炉心溶融が進んでいる可能性」保安院
2011年3月12日午後2時発表
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E39C8DE3E0E2E1E0E2E3E3958AE3E2E2E2

2011年6月3日金曜日

柿の花が散る

















柿の花が散って地面にたくさん落ちています。白い小さな点のように見えるのが柿の花です。


おのが身をいとほしみつつ帰り来る夕細道に柿の花落つも
-- 斎藤茂吉


昨日の昼からのNHKニュースを見ていました。国会で自民党の大島理森副総裁の内閣不信任決議案の趣旨説明を聞いていました。具体的な事例を引いて説明していましたが、その理由は菅直人首相はレトリックを使い責任をとらないとのことだったように思います。

国会開会前の代議士会で菅首相の説明を聞いていましたが、やめるような感じの説明でした。ところが、次いで発言した鳩山元首相が遠くない時期に退陣すると約束した発言しました。

このことから、不信任案が成立することが確実となったので菅首相と鳩山元首相の間で政治決着したのだと思いました。たぶん、与野党の代議士だけでなく、ほとんどの人がが政治決着と思ったことでしょう。


今日のメディアは、菅首相のレトリックが通用して不信任決議を回避したと一斉に報道しています。それが政治なのかも知れません。


でも、それって大島氏が語った不信任案の趣旨そのものではないでしょうか。






2011年6月2日木曜日

雨上がりの水田

















雨上がりの水田の景色です。日中はあまり鳴かない蛙も雨の日は鳴いていました。

メールマガジン「果物&健康NEWS」の後継メールマガジンの準備が進んでいます。順調にいけば近々、その内容をお伝えできると思っています。

今までと同様、「ヒポクラテスの誓い」に背かないが主柱で、信頼できる情報の配信が目的です。

6月に入っても肌寒くベストを着て仕事をしています。4月中旬並みと天気予報でいっていました。


2011年6月1日水曜日

日が沈む時


















乙戸沼公園のあずまやの向こうに沈む夕日です。
今日から衣替え、夏ですね。今年の夏は暑いのでしょうか。


唐破風の入日や薄き夕涼み
- 松尾芭蕉

「破風」とは切妻屋根の切妻部分についている装飾用の板のことで、波をうった板のものを唐破風というのだそうです。
西日が切妻に射している。暑かった夏の一日が終り、夕涼みのほっとした時間がやってきた。