2012年3月12日月曜日

ミニのひな壇















ミニのひな壇です。毎年、桃の節句の頃になると玄関に飾ります。


ホモ・サピエンスについての最新の研究の一端を紹介します。

【文献紹介】ホモ-サピエンスは古代から混血

 ホモ-サピエンスの祖先はアフリカに生まれ、その後、世界中に広がっていったと考えられています。最初のホモ-サピエンスは、直立猿人ホモ-エレクトゥスやホモ-ハビリス、ホモ-ネアンデルターレンシスなどと混血していたと、「国立科学アカデミー論文集」に報告されました。

 研究では、DNAをコンピュータで解析し統計学的な検討を行いました。その結果、ヒト科の祖先と現代人の間に形態上の違いはあまり見られません。そうしたことから頻繁な相互交雑があったと推論されました。

 分子生物学の近年の手法の進歩によって化石からのDNAの採取も可能になりつつあるため、さらなる研究による論証も期待できる。

【文献】
Hammera, M.F. et al.: Genetic evidence for archaic admixture in Africa. PNAS, Sep. 6. (2011) [doi: 10.1073/pnas.1109300108]