2012年5月26日土曜日

甘ナツミカン


















甘ナツミカンです。ナツミカンの学名は citorasu natudaidai HAYATA(1919年(大正13年)早田文蔵博士が命名)で、「ナツダイダイ」が正しい呼び名です。しかし、明治中期に大阪市場に出荷するようになった時、大阪の仲買商人から「夏橙(なつだいだい)」の名称を「夏蜜柑(なつみかん)」に変更するようすすめられ、以来商品名として命名された「夏蜜柑」の名前が普及しています。

ナツミカンの原木は、江戸中期に萩市隣の長門市で発見されました。1927年(昭和2年)には国の天然記念物に指定されました。この原木のもとは南方産の柑橘果実(文旦系)が黒潮にのり、海岸に漂着し、その果実を拾いその種をまいて生えたと推測されています。