2011年3月2日水曜日

都会の夜明け



ビルの間から昇る太陽です。京浜川崎駅の朝の風景です。


シャンソン歌手、イブモンタンが日本で歌ったとき、舞台のそでに現れて中央に進むときつんのめったのだそうです。観客はみんなハッとしたそうです。落ちそうになったのを踏みとどまったところにシャンソンの伴奏が始まり歌い出したのだそうです。観客の息が一つになりほっとしたところで聞き慣れた伴奏が始まる演奏会への導入は見事だったそうです。

永六輔さんがTBSラジオの土曜ワイドで、このイブモンタッの逸話を語っていました。石井好子さんにつれられてイブモンタンの舞台稽古を見学したとき、この舞台でつんのめる稽古と繰り返していたそうです。ハプニングで始まると思わせるイントロは細部まで計算されていたのだそうです。

皆さんにシャンソンを聞いていただくためにはこうした努力が必要なのでしょう。エンターテイメントととは何かを示すエピソードだと思いました。