2011年3月10日木曜日

霧の梨畑





霧の梨畑です。太陽が深い霧に隠れています。いつもの見慣れた場所がちょっと神秘的な風景になっています。

NHKためしてガッテンでガンとお茶の関係を放送していたが大丈夫なのでしょうか。何か特別な食品や機能性成分がガンを予防するとする20世紀の遺物理念にまだ染まっているように思います。

ガン予防に有効かどうかの判定には科学的な評価基準により、関連するすべての証拠を調べたうえで、国際的なガンの専門家による調査委員会で医学科学的な判断を行う必要があります。

2007年World Cancer Research Fundなどによって作成されたレポートでは、果物や野菜を多く摂取し、脂肪を減らし、アルコールを控えることを中心とした栄養バランスの良い食事を摂取し、体重を適正に保ち、毎日少なくとも30分の運動を行うとガン発症のリスクが下がると結論づけています(文献)。

このレポートでお茶は、研究段階であり一般に推奨できるかどうかさらなる研究が必要であると結論づけています。

【文献】
World Cancer Research Fund / American Institute for Cancer Research: Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: a Global Perspective. Washington DC: AICR, (2007)