2011年11月4日金曜日

リンゴ追分の歌碑















弘前市りんご公園内にあるリンゴ追分の歌碑です。近づくと美空ひばりが歌う「リンゴ追分」が流れてきました。


NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」11月4日早朝の「明日へのことば」で、家具試作職人の宮本茂紀さんへのインタビュー「座り心地の良い椅子と人生」が放送されていました。

宮本さんはその中で、「人に優しい椅子作りへの思いが、最近の経済優先の中で失われつつある」と語っていました。具体的には、「もうけを優先するため、ものつくりに大切な一手間加える作業がが失われつつある」と言っていました。

続けて、「少しでも良いものを作るために一手間かける日本のものつくりの伝統的な価値を守っていく」と決意を坦々と語っていました。

この宮本さんのものづくりへの思いは、研究でも忘れてはいけない心構えです。データがそろっても、少しでも疑問があるなら、だめ押しの実験をすることが大切です。その実験は、新しい発見を生み出す可能性が高いからです。最近は、その一手間が失われているので研究論文の効率は高まっても、未来へつながる新しい展開が生まれてこないのではないかと思っています。