2011年11月16日水曜日
フルーツたっぷりのケーキ
フルーツたっぷりのケーキです。ブルーベリー、イチジク、マンゴなどがのせられていて、がぶりと食べると、それぞれの香りや味がミックスして、味わったことのない風味を感じました。
一方、1940年11月16日は、ナチス・ドイツがポーランドのワルシャワにユダヤ人隔離地域であるゲットー 設置した日です。
ゲットーは封鎖され、自由な出入りはできなくなっていて、ゲットーの入口は警備員が配置されていました。そして、ゲットーの外へ出る事が絶対的に必要である事が証明されない限り通行は許可されませんでした。
ゲットー内の住民は飢えと不衛生に苦しめられていました。ゲットーの食糧配給は一日あたり180kcal程度しかなかったと伝えられているので、それだけでは生きていけなかったでしょう。現在の日本人は一日あたり1861kcal(国民健康・栄養調査平成21年)ですからその少なさが際だっています。
チェコスロバキアが分離する前の首都プラハを訪ねたことがあります。歴史を感じさせる街で、モルダウ川とプラハ城がとても美しかったことを覚えています。ただ、プラハ市内にあるゲットーを訊ねたときは、その狭さに驚き、描かれた年代順に並べられていた子供達の絵が、だんだんに暗くなり、鉄条網が描かれていくのには心が痛みました。決してこんな社会を作ってはいけない、手を貸してはいけないと深く思いました。