2011年9月30日金曜日
ミカンとホオズキ
ミカンとホオズキです。果皮が緑色のミカンと赤い色の皮のホオズキが栗の木の皿にのっています。今日で9月も終わりです。
今日配信するメールマガジン「くだもの&健康ニュース」ではメタボリックシンドロームと腎臓疾患との関係を紹介しています。低線量放射線についての解説もシリーズで掲載しています。メルマガに掲載されている情報は人の健康に直接関わることから周辺の医科学情報やWHO(世界保健機関)などの指針との医科学的整合性を重視しています。
健康に関わる未承認医薬品の一斉摘発のニュースが報道されています。
世界の81の国や地域の警察当局などが、違法な医薬品の販売や広告の一斉取り締まりを行い、未承認の医薬品などおよそ7900点を押収したそうです。
この一斉摘発は、違法な医薬品がインターネットを通じて販売され、深刻な問題となっていることを受けて、ICPO(国際刑事警察機構)などが行ったものです。
日本では、ダイエット用の薬など12種類の未承認の医薬品を押収するとともに、違法な広告が掲載された国内のインターネットの44サイトについて削除を要請しました。
消費者に伝えるべき正確な医科学情報とは何かを、もう一度考える必要があると思います。論文があるからだけで、医科学情報を流すと消費者をミスリードしかねません。
2011年9月29日木曜日
色づいてきた柿
朝晩涼しくなり秋の訪れを実感する今日この頃ですが、柿も色づいてきました。柿の葉と同じ色の柿の実に混じって橙色になった果実が見つかりました。柿が色づくと医者が赤くなるとも言われているほど健康の維持増進に有効な食材です。
10月4日(火曜日)NHKNHK総合テレビあさイチ」(朝8時15分~9時54分)では、「スゴ技Q 魅惑のフルーツパラダイス」と題して秋の果物(ブドウ、栗、柿、リンゴなど)が取り上げられます。お手すきでしたらご覧ください。意外な技や情報に驚かれるかも知れませんよ。
NHKのホームページから引用すると
冷蔵庫に入れておいてもすぐに傷んでしまうブドウにあることをすれば、何と1か月間も、張りがあってみずみずしい状態をキープできます。そして、皆さん大好きな栗。栗おこわにするとき、せっかくの栗の色がくすんでしまったり、白っぽくなってしまうことはありませんか?ところが、ある技を使うと、金色に輝く栗おこわになるんです。そのほか、おいしいフルーツの見分け方など、知って得する情報満載....
明日配信するメールマガジン「くだもの&健康ニュース」でも柿を取り上げます。登録がまだの方は下記からお願いします。
2011年9月28日水曜日
リンゴとミカンとバナナ
リンゴとミカンとバナナです。ミカンやバナナは持参が可能なのでお昼の弁当と一緒に食べています。リンゴも薄い塩水につけれ、タッパーで持参することもあります。
物質を構成する素粒子の一つ「ニュートリノ」が光より速く飛んだとのニュースが話題となっています。
実験では、加速器で作り出したニュートリノを730キロメートル離れた場所へ飛ばし到達時間を測定したところ、光と比べ約1億分の6秒早かったという結果がでました。
結果が正しければ、「光より速い物体はない」とするアインシュタインの相対性理論と矛盾します。しかし、両者の速度差がごくわずかなため、実験に使った距離や時間を測る全地球測位システム(GPS)の精度などが議論されています。
物理学者たちは、「今回の実験結果に間違いがないか相当入念に検証がされたと思う。別の検証実験もやらなければならない」と考えています。
この話題は物理的な興味とともに、科学実験の結果の解釈には検証が必要であることを示す例としても、とても分かりやすいと考えています。たった一つの論文だけで健康によいとか、疾病予防に有効などとは簡単にはいえないのですが、そのことにも通じる科学的な議論です。
「光より速く飛ぶ」。とても楽しみな話題です。
2011年9月27日火曜日
2011年9月26日月曜日
セイヨウナシ
セイヨウナシです。収穫したときは緑色で硬くて食べられませんが、、追熟すると果皮の色が黄色くなるとともに、果肉も軟らかくなりとろけるような独特の食感となります。
日曜日、ナショナルジオグラフィックチャネルの「人間とチンパンジー:DNA2%の相違」はとてもおもしろく示唆に富む番組でした。
人のDNAの98.4%はチンパンジーと同じにもかかわらず、人とチンパンジーなど類人猿は全く異なる生活をしています。なぜこうした違いが生じたのか、類人猿と人を観察し、両者にできることとできないことを紹介した番組でした。
その内容は驚くべきものでした。自己認識テスト、空間認識テスト、問題解決テスト、道具作成テスト、学習テスト、短期の計画性テストでは、チンパンジーなど類人猿と人では差がなかったのです。
記憶力テストに至っては京都大学のチンパンジーにかなう人はいませんでした。ものすごいスピードでランダムに並んだ数字の位置をおぼえてしまいます。
さらに、腕力や顎の力は類人猿の方が強いだけでなく、類人猿は言語や地域的な伝統も身につけています。
ところが、協力テストでは、チンパンジーと人では違いが出ました。自分にみかりのある場合の協力テストではチンパンジーと人では同じ結果でしたが、自分にみかえりがない場合の協力テストでは、人は協力しあいましたが、チンパンジーには出来ませんでした。
人は、類人猿と違って自分に益がなくても相手に役に立つ情報を教えることが分かりました。そして、このことと言語を自由に話す力を得たことが、人と類人猿を分けた点ではないかと番組は結論づけていました。
2011年9月25日日曜日
プルーン
プルーンです。私にとって最大の魅力はその食感ですが、調和した甘味と酸味もおいしさの決め手の一つです。今年は丸ごとサイズのプルーンをよく食べています。
時々ですが、「果物の消費を伸ばすにはどうすればいいのですか」と、質問を受けることがあります。そんなこともあってメールマガジン「くだもの&健康ニュース」には、アメリカで行われている果物の摂取量を増やすための研究を紹介しています。
日本では、カッコ付きの専門家が机上の理屈で様々な提案がなされていますが、たいていあてになりません。その理由は、データをほとんど見ていないからです。
例えば、果物が売れない理由として、①果物は高い、②果物は食べにくい、③果物は太るのどれかを前提とした果物の消費を伸ばすための理屈は正しくありません。
総務省統計局の小売価格調査を見れば「果物は高い」とはいえません。菓子と比べれば食べにくいかも知れませんが、人に必須の食材、コメやタマネギなど、と比べればはるかに食べやすいし、日本食品標準成分表を見れば果物のカロリーは高くありません。
専門家とは何か、本当はこのことをよく考えることが大切なのだと思っています。
2011年9月24日土曜日
稲刈り終わる
稲刈りが終わったあとの風景です。台風15号が通過後、急に寒くなりました。
今日のNHKラジオあさいちばんの週刊辛口コラムで、ジャーナリスト園田矢さんが、政治家の日本語について興味深い話題を語っていました。
日本政府が戦争責任を認め謝罪した文章を発表した時のこと、その文章に謝罪の意味が含まれていないとしてニューヨークタイムズか下記のような論評をしたそうです。
「日本語には謝罪という言葉はないのではないか。日本人は、日常的に『ごめんなさい』、『すみません』というが、その言葉にsorryという意味はないのではないか。日本では、こうした言葉は関係を円滑にするために使う社交辞令で、謝罪の意味は含まれていない。」と皮肉ったとのことです。
つまり、謝罪したはずの文章が謝罪になっておらず、かえって誤解を与えているというのです。
北京で後に総理大臣となる代議士が記者会見した時のことです。中国人記者が騒ぎだし、通訳を代えるように要求したのだそうです。
なぜなら、その代議士の語っている内容がさっぱり理解できなかったので、通訳が誤訳をしているためだと勘違いしたためです。ところが、通訳の翻訳は正確であることが分かり、中国人記者たちは驚いたそうです。言語明瞭意味不明だったのです。
言質をとられないように意味不明にして責任を負わない政治家の言葉という内容の放送でした。
自分たちの責任を逃れるために文章をこねくりまわし、つまらなくしてしまうことは日常的です。船頭が多いほど何が何だか分からなくなってしまいます。
その結果、自分たちの組織内は安泰ですが、伝えるべき相手には全く通じないことになってしまいます。それだけならまだ良いのですが、相手に誤解を与えてしまうこともあります。そんな文章ならむしろ出さない方がかえって良い場合が少なくありません。
2011年9月23日金曜日
リンゴ果実の繊維で作った紙皿です。
リンゴ果実の繊維で作った紙皿です。リンゴジュースの加工工程で皮と芯が廃棄物として残りますが、その残渣で作った紙皿です。長野オリンピック(1998年)の選手村で実際に使われたものです。リンゴ残渣と使って写真のような紙皿を作ることは今も可能ですが、採算が合わないため作られていません。
果実の加工において果実の加工適性は重要な要素ですが必須ではありません。より重要なのは安い原料を毎年、一定量を必ず確保できるかどうかです。そのため、リンゴジュースの製造では、酸味があり加工適性に優れた「紅玉」よりも原料供給量が確保できる「ふじ」が使われています。「ふじ」の欠点は加工工程で補うことが出来るためです。
メールマガジン「くだもの&健康ニュース」第6号に掲載した「文献紹介: まずくても食べ続けてしまうわけ」が話題となっているようです。こうした記事も積極的に掲載していきたいと考えています。
2011年9月22日木曜日
ゼンマイ仕掛けの壁掛け時計です。
時代を感じさせるゼンマイ仕掛けの壁掛け時計です。こうした時計があるとシャッターを切ってしまいます。ちょっと前まで各家庭で時を刻んでいた壁掛け時計ですが最近は観光用でしか見かけなくなりました。
ゼンマイ仕掛けの時計の場合は毎日ねじを巻かなくてはならないので使われなくなったと思います。腕時計も目覚まし時計もゼンマイ式はとんとみません。ゼンマイも死語の領域に入ったのかも知れません。科学の進歩は少しずつ社会に浸透しています。
関東では、昨日から台風の影響で強風と大雨の影響で交通網が大きく乱れました。台風15号が20日夜に四国の南海上に達した時には中心気圧は940ヘクトパスカルまに発達し、21日午後2時ごろ、非常に強い勢力を保ったまま浜松市付近に上陸しました。
1959年(昭和34年)9月26日、伊勢湾台風(台風第15号)は潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方に大きな被害をを及ぼしました。犠牲者は5,098人(死者4,697人・行方不明者401人)でした。
伊勢湾台風は潮岬付近に上陸しましたが、その時の中心気圧は930ミリバール(930ヘクトパスカル)でした。
伊勢湾台風から52年、今回の非常に強い台風の被害が比較的少なかったのは防災技術の進歩が寄与していると考えています。
2011年9月21日水曜日
2011年9月20日火曜日
2011年9月19日月曜日
ホオズキ
ホオズキです。子供の頃ホオズキの実から中の種などをもみ出して作った袋を口に入れて鳴らしたことをおぼえていますが、今は作れないかも知れません。
今日は敬老の日、毎日新聞に敬老の日と果物との関係の記事が掲載されました。ご覧いただければ幸いです。
昨日は、柳条湖事件が起きてから80年でした。今日は、日本の放送史上初めて臨時ニュース(柳条湖事件)が放送された日です。柳条湖事件は満州事変の発端で、その後の第二次世界大戦につながった事件です。
先日、イスラエルの楽団がドイツでワグナーを演奏したことが問題となりました。ヒトラーが愛好し、ナチスの宣伝に利用したワーグナーの曲は、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を連想させると非難の声が上がっています。
ワグナーの反ユダヤ主義、菜食主義、動物愛護主義などがヒトラーの政治政策に影響を与えたことからドイツでは演奏されてきませんでした。
犠牲になた方々の遺族だけでなく、多くの人が簡単には忘れられないことがあります。そうした心情に対して、芸術のことだから、科学のことだからと許される分けではないことを心にとめておくことが必要です。
2011年9月17日土曜日
あおい柿
あおい柿の実です。柿の唄では石本美由起作詞、船村徹作曲の「柿の木坂の家」が有名です。先日のラジオ深夜便でも取り上げられていました。
♪春には 柿の花が咲き
♪秋には 柿の実が熟(う)れる
♪柿の木坂は 駅まで三里 ....
ちょっと気になったので「あお」を辞書で調べてみました。緑を「あお」と呼ぶのかと思っていたら緑色から青色を含む総称のようですが、まだすっきりしません。
1 色の名。三原色の一つで、晴れた空のような色。藍(あい)系統の色から、黄みを加えた緑系統の色までを総称する。また、公家の染織衣服や襲(かさね)の色目では、緑色を意味する。
2 馬の毛色で、青みがかったつやのある黒。また、その馬。
「―に乗って、峠を越すと」〈漱石・草枕〉
3 「青信号」の略。
4 「青短(あおたん)」の略。
[接頭]名詞や形容詞に付いて、未熟な、若い、などの意を表す。「―二才」「―くさい」「―侍」
2011年9月16日金曜日
スモモ
スモモです。丸ごと1個食べるのにちょうど良い大きさです。中の種が割れているとちょっと残念な気持ちになります。
昨日は青空が広がり、一日中晴れていて暑かったです。夕焼けがとても綺麗でした。
メールマガジン「くだもの&健康ニュース」第6号を本日配信します。
メニューは下記の通りです。
・ 季節の便り
・ くだものレシピ:クリ
・ くだもの広場「ぶどうの皮に付いている白い粉やリンゴの皮の
ベトベトは農薬ですか?」
・ 文献紹介:糖代謝を改善する新しいタンパク質が発見される
・ 文献紹介: まずくても食べ続けてしまうわけ
・ 放射性物質と果物に関するQ&A
果物は水で洗うと除染効果があるとのことですが、水道水は大
丈夫ですか。
・ くだもの豆知識:おいしいクリの食べ方
・ 花実好きの家庭果樹だより:ハナユズ
・ 文学の中の果物:二人の役人(宮沢賢治)
・ くだものいちば
・ 編集部より
「文献紹介: まずくても食べ続けてしまうわけ」は、ポテトチップスを使った食習慣とは何かについて実験した論文です。「食習慣は簡単には変えられない」とはいえないことがこの実験から分かりました。
2011年9月15日木曜日
稲刈りが始まる
つくば周辺では稲刈りが始まりました。稲刈りが終わったそばを通ると、乾いた稲わらのにおいが漂っていて、秋を感じます。
NHKラジオ深夜便・明日へのことばで「サバイバルは出来る - 大人たちへの防災教育」として群馬大学大学院の片田敏孝教授へのインタビューが放送されました。
教授は釜石市で防災教育を長年行っており、今回の震災では、釜石市の14校3000人が無事避難できたことに大きく貢献しました。
その教授は、今の防災教育は行政に依存しすぎており、ハザードマップなど防災情報にたよりすぎていると警告しています。
行政の防災教育は過去の事例をもとに想定される災害を基準としているため、想定を越える自然災害に対応できないと語っています。
そのため、自然災害を回避するためには
1 想定を信じない
2 最善を尽くす
3 率先避難
の3つが大切としています。
自然災害は想定を越えてくるので、これでいいということはないので、その時出来る最善の避難をすることが大切で、まず自分が逃げることだと述べています。
自分が先に逃げるのは倫理に反すると感じるかもしれないが、事実は逆で、こうした危機では誰かが行動を起こすことが重要で、そうした行動が起きるとそれにつられて多くの人がつられて行動をともにすることが知られているからだそうです。
釜石では中学生が先に逃げ、それにつられて小学生、幼稚園の子供達、お年寄りがそれに続いて行動し、多くの命がすくわれました。
東海大地震が起きると静岡へは5分以内に津波が来ると考えられています。そのため、教授は、子供達だけでなく大人たちへの防災教育も必要と語っていました。
2011年9月14日水曜日
夜空の月
夜空の月に向けてカメラのシャッターを切りました。特別な装置やテクニックを使わなかったので写るかなと思いましたが、満点の月を撮ることが出来ました。よく見ると星も写っています。カメラ性能の向上を実感しました。
NHK BSプレミアムのBS歴史館で「側近がみた独裁者ヒトラー(2) 私はヒトラーの愛人じゃない・映画監督レニ・リーフェンシュタール」を放映していました。
女優でもあったレニは、ナチス党大会の記録「意思の勝利」(1934年)やベルリンオリンピックの記録映画の監督として知られています。両方とも映画的には極めて優れており「先入観のない青年が見ると催眠術にかかり、ヒトラーの崇拝者になる」としてドイツでは、ドイツの歴史を学んでいない青年には上映が禁止されているそうです。
両方ともヒトラーの政治的意図のもとにナチズムやその思想を強調したプロパガンダ映画で、第二次世界大戦後レニはその責任を問われました。一方、同時時代のドイツの女優マレーネ・ディートリッヒは、反ナチズムの立場を鮮明にして反ナチ運動に積極的に参加していました。
この話題は芸術家と主義・思想・プロパガンダとの関係の話ですが、「福島第一原発事故」では科学者も主義・思想・プロパガンダに無関係ではないことを明らかにしました。科学者も「何のために 誰のために」を自覚して研究行動を行う必要があると考えています。
2011年9月13日火曜日
栗の林
青空の下、静かな栗の林が続いています。夜も雲がなくまんまるの月が見えました。月の光の射し込んだ部屋はまるで輝いているように明るく感じました。
健康に関する宣伝を見ていると、曖昧な知識を利用したものがあるように思います。例えば漢方です。漢方は漢方薬と養生で構成されています。
漢方薬とは、効果もあるが副作用もある薬で西洋の薬と同じです。従って、漢方薬は病気が治れば服用をやめます。
養生とは生活の留意点で、2つに分けられます。一つは健康の維持増進を図るための留意点で、もう一つは病気からの回復を図るための留意点です。
漢方薬と養生の概念や効果をまぜこぜにして、ずっと飲み続ける必要があるように思わせている宣伝があります。売り上げが能力と考えているのだとしたら、関わっている人たちの矜持とは何だろうと思ってしまいます。
2011年9月12日月曜日
果実が実った梨の木
果実が実った梨の木です。今夜は中秋の名月十五夜ですが、その月のように豊満な梨の果実が沢山実のっています。
十五にはお団子を作り縁側にお供えしていました。そしてその夜遅く子供が寝静まったあと、団子の一部を食べました。子供は月のウサギが降りてきて食べたと信じていました。夢は宇宙に広がっていたのかも知れません。
歴史上初となる月に人類が到着したのは1969年7月16日です。もう、40年以上も前のことです。
福島原発事故以来、自然と科学の進歩との関係が論じられていますが、そうした特殊な雰囲気の中での議論は情緒的になりやすいので注意が必要だと思っています。
2011年9月11日日曜日
林の中のシバグリ
林の中で見つけたシバグリです。日本の山野に自生しているシバグリも栽培品種と同様に渋皮は剥けません。そのため、渋皮を剥くと食べるところはあまりありませんが、味は悪くありません。
テレビドラマ「クリミナルマインド」は、アメリカFBIに存在する犯罪捜査の最強チームの物語です。最強であるゆえんは、昼夜の別なくチーム全員が捜査に当たるためです。リーダーはホッチFBI捜査官です。その第3話「おびえて眠れ」で、ホッチFBI捜査官は、妻がでていくのを見送るばかりでした。妻は、ホッチに家族を大切にするように要求していましたが、ホッチは捜査のため家に帰ることが出来ませんでした。
アメリカ人は勤務時間だけしか働かないとよく言われていますが、すべてではありません。日本人より猛烈に働いている人もいます。科学の分野では「ノーベル賞残酷物語」ということが伝説として語られています。
アメリカ人のノーベル賞の受賞者は多いのですが、家庭を顧みずに研究に打ち込むため、その多くは離婚を経験しているというのです。
ドラマは現実ではありませんが、現実のエピソードを反映しています。そういえば、「刑事コロンボ」にもそんな場面があったように思います。
2011年9月10日土曜日
ピンクに色づいたリンゴの果実
ピンクに色づいてきたリンゴの果実ですが、 周りのリンゴはまだほとんどが緑色です。リンゴが店頭に並び出すと秋の訪れを感じます。
庭のコオロギの鳴き声が大きくなってきました。涼しい夜の部屋を明るい月が照らしています。もうすぐ十五夜です。
来週月曜日(19日)は敬老の日ですが、その日のために果物と長寿との関係に関する記事を毎日新聞に送りました。機会があれば読んでください。
2011年9月9日金曜日
梨と牛乳
梨の新しい食べ方を探して、あら切りした梨に牛乳をかけ、冷蔵庫に保存して冷えた頃、食べてみました。梨のシャキシャキ感と牛乳が合うのではないかと思いましたが、残念ながらお勧めするというレベルには達しませんでした。シャキシャキ感と牛乳の味が別々で、この二つを調和させるひと工夫が必要だと感じました。
1981年(昭和56年)の今日、ピカソの大作「ゲルニカ」がニューヨーク近代美術館からスペインへ返還されました。「ゲルニカ」は、スペインの反ファシスト戦争においてドイツ軍による空爆を受けて破壊されたゲルニカ村の悲劇を描いた作品です。そのため、ピカソは生前、スペインに民主主義が戻るまで絵を戻さないと本国スペインへの返還を拒否していました。
スペイン内戦の悲劇は「誰がために鐘は鳴る」(ヘミングウェイ著)にも描かれています。ゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの映画も戦争の悲しさを伝える名作です。
マドリードの美術館で「ゲルニカ」を見たときイングリッドバーグマンが演じたマリアのことを思い出しました。最近、英雄待望指向があるようで危険な気配を感じています。
2011年9月8日木曜日
収穫の終わったぶどう園
収穫の終わったぶどう園の空はもうすっかり秋の雲です。ぶどうの葉の紅葉も始まっています。
豪雨の被害にあわれた皆様に、慎んでお見舞い申しあげます。
昭和から平成に時代が変わる中で台風の被害が少なくなってきている感じがしていました。しかし、今回の台風被害は今までと被害の事情が違うようです。研究や技術開発において新しい考え方で台風に挑むことが必要なのだろうと思いました。
2011年9月7日水曜日
アナログの時計
アナログの時計です。デジタル時計と異なって時代と、なんとなくの暖かみを感じます。デジタルだと正確な時刻が目で見てすぐに分かりますが、アナログではだいたいの時刻しかわかりません。ただ、文字盤から24時間のどの辺に今あるのかは、すぐに分かります。
分析の分野もデジタル化が進んでいますが、アナログ分析との違いも感じています。デジタル分析をしていると分析結果を分析機器に任せて疑うことなく信じる傾向にあるように思います。
一方、アナログの場合は数値を検討する前に分析結果の全体を見ることから始まるので、この分析は正しい結果なのかを考えます。そのあと、手計算でデータを算出するので何度もその数値の意味を考えることになるので誤りが少ないと感じています。
デジタル分析でも注意深く観察すれば問題ないのですが、結果だけを重視して分析途中を無視する傾向があることはいなめません。専門家といわれている人から「この結果は○○分析センターのデータなので間違いない」ということを聞いて驚いたことがあります。
2011年9月6日火曜日
くだもの紙風船
くだものの形をした紙風船です。スイカやメロン、リンゴ、モモなどがセットで売られていました。これだけいろいろな種類がそろっているのは珍しいので買うか買うまいか迷いましたが今回は写真を撮るだけで買うのは諦めました。
1954年の今日、ベネチア映画祭で黒澤明監督の「七人の侍」が銀獅子賞を受賞しました。「七人の侍」は黒澤監督の代表作の一つなのに、なぜ銀なのか疑問に思ったことがありました。それはどうも、映画祭の規定に合わせて私たちが見て感動した映画より映写時間が短くなっていて論理の一部がカットされていたためのようです。
印象に残っているのは志村喬さんの勘兵衛ですが、宮口精二さんが演じる凄腕の剣客も忘れられません。世の中で頼りになるのは自分の腕だけと日々精進を続けており己をたたき上げることを目標としている武士でした。
野武士との戦いでは負けることはありませんでしたが、一発の銃弾に倒れてしまいます。その強さと、あっけない死がながく心に残っています。
2011年9月5日月曜日
2011年9月4日日曜日
安曇野のわさびそば
安曇野で食べたわさびそばです。NHKの朝ドラ「おひさま」の舞台はそば屋の丸庵ですが、その丸庵が昨日放送された回の中で火事で焼けてしまいました。これからどうなるのでしょう。
NHKのラジオ放送をオンラインで聴くことができるようになりました。「らじるという名前がついています。ホームページは下記で、ここからNHK第一放送、NHK第二放送、NHK-FMに入れます。
http://www3.nhk.or.jp/netradio/
聞きどころは、朗読やドラマです。民放では味わえない楽しみです。子供の頃に聴いたドンドコドンの「おはなし出てこい」も放送されています。
お勧め番組は下記です。
NHK第一放送毎週日曜日23:10-23:40 オーディオドラマ「新日曜名作座」西田敏行さんと竹下景子さんの二人で演じています。現在「岸本葉子短編集」が放送されています。
NHK第一放送月曜日深夜0時から1時の間 ラジオ深夜便のコーナー 朗読「藤沢周平 シリーズ 「海鳴り」松平定知さんが朗読しています。
ラジオ第二放送「おはなしの旅」毎週月~金曜日 午前9:30-9:45, 9:45-10:00 2本立てです。かくれたお得番組です。
NHK第一放送「ラジオ文芸館」毎週土曜日8:05~8:45 NHKアナウンサーが朗読しています。
NHK第一放送「文学のしずく」毎週日曜日5:35~5:50 朗読です。
再放送もあります。刹那的なテレビの番組のつまらなさを実感できます。
2011年9月3日土曜日
2011年9月2日金曜日
梨の季節
梨の季節です。日の光を浴びて成長しています。昔は袋をかけることが多かったのですが、最近は袋をかけない無袋栽培が盛んになってきています。
梨は、肉質が食味の重要な要素です。しゃりしゃりした食感が独特です。昔、「長十郎」という品種がありました。当時、「二十世紀」を凌駕する栽培面積がありましたが、「幸水」、「豊水」が育成されると急速にその地位を失いました。
「長十郎」は大きくて甘い品種でしたが、肉質が硬いのが欠点でした。「幸水」、「豊水」は、この欠点を改良した品種です。冷蔵庫で冷やしておいた透明感をもったしゃきしゃきとした果肉、他の果物にはない独特のおいしさを提供してくれます。
今日、メルマガ「くだもの&健康ニュース」第5号を配信します。
登録サイトは下記です。
2011年9月1日木曜日
もうすぐ栗の季節
もうすぐ栗の季節となります。栗の実はイガの中で大きくなっています。鬼皮が緑色から茶色に変わるとイガが割れ、自然と下に落ちます。
1つのイガに3つの栗が入るのが普通ですが、1つや2つのこともあります。1つでも2つでも3つでも同じと思われるかも知れませんが、栗の加工を考えると3つ入っていないと効率が悪くなります。
シラップ漬けの栗の形は、片面が平面でもう一方の面がドーム状になっているものと、両面が平面になっているものとなっています。この形に栗をカットするには3つ栗が最も捨てるところが少ないのです。
そのため、3つ栗が入るイガが多く結実する系統の選抜が育種目標となっています。
三栗(みつぐり)の那賀に向かへる曝井(さらしい)の
絶えず通(かよ)はむ そこに妻もが
- 万葉集より
三栗は枕詞で、栗の中(那賀)にかかります。那賀(茨城県北部)の曝井の水が絶えず湧き出るように、そこに妻がいれば絶えず通い続けたい。
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