2011年11月30日水曜日
出発10分前の「のぞみ」
出発10分前の新大阪発東京行きの「のぞみ」の自由席の車内風景です。ほとんどの席が空いていますが、出発時にはほぼ満席となりました。5分~10分おきにでている新幹線が通勤列車並みに利用されており、すぐに満席になることに驚かされました。それも、ほとんどがビジネスマンです。
すごい人数が東京、大阪間を移動していることになります。インターネットやメールが普及しても人と人の交流することがビジネスの基本であることがこんな風景からも分かります。
満席の車内はほとんど話し声も聞こえず静かでした。でも、それぞれ悩みを抱えているのかも知れません。取引のことや、社内プロジェクトのこと、けちで無能でパワハラ(パワーハラスメント)な上司、などなど。がんばってほしいと思います。そして、がんばりすぎないように...
2011年11月29日火曜日
2011年11月27日日曜日
ひっそりとしている栗林
ひっそりとしている栗林
収穫が終わり、ひっそりとしている栗林です。防風林によって日が遮られているので栗林全体が暗くなっています。そのため、空の明るさとの対比が不思議な感じになっています。
11月25日(金曜日)はAP梅田大阪で「これからの食生活のあり方と果物摂取について」の講演を行ってきました。講演後、多くの質問が寄せられました。少しずつでも果物の良さが伝わっていくと良いのですが....
2011年11月24日木曜日
色づきだした街路樹
色づきだした街路樹が美しい季節です。ただ、よく見ると1本1本、その紅葉の程度は異なります。そのため、一度は、同じ種類なのに?、と疑問を感じたこともあるのではないでしょうか。
科学の進歩により、生物の種類は同じでも、個体はまったく同じでは亡いことが分かりました。最近では、個体ごとの遺伝子DNAの違いを識別できます。
個体ごとの紅葉の程度の違いは、個体ごとの遺伝子DNAのわずかな違いと、環境から受ける刺激の違いによって現れると考えられています。
同じ地域に生えていても個体ごとに環境は異なるため、環境から受ける刺激も少しずつ違います。また、個体の中でも、葉や枝などの各器官が受ける環境刺激も器官の位置や場所によって違います。こうした違いが、街路樹の紅葉の程度の差異を生じさせると考えられています。
2011年11月23日水曜日
黄色くなり出したイチョウの葉
黄色くなり出したイチョウの葉です。今年は少し黄化が遅いようです。イチョウの葉の黄化は葉緑素が分解したために黄色いカロテノイド色素が残ったために起こります
昭和38年11月23日は、日本とアメリカ間で、初の衛星中継が行われた日です。3年の歳月をかけて製作された高性能アンテナを介して送られてきたのは、「ケネディ大統領暗殺」のニュースでした。
今は、世界中につながる軽量小型の携帯電話が普通に使えるようになりました。科学の進歩はゆっくりなので分かりにくいのですが、こうした比較をすると進歩を感じることができます。
研究も仕事もこつこつが大切です。派手なことに精力をつぎ込んでもたいした成果は出ません。今日は勤労感謝の日です。
2011年11月22日火曜日
シクラメンの花
シクラメンの花です。友人からいただきました。すっかり初冬の花として定着していますが、普及のきっかけは1975年に布施明さんが歌った「シクラメンのかおり(作詞・作曲、小椋佳)」からだそうです。花言葉は、「内気」「はにかみ」「遠慮がち」とのことです。
1963年11月22日金曜日、ダラスでケネディー大統領が暗殺されました。人類を月に到達させるためのアポロ計画を立案した大統領として、科学史上にも足跡を残しました。ケネディー大統領はアメリカだけでなく世界的な人気がありました。ものつくりなど実体経済に夢があった時代です。
現在はものつくりよりマネーゲームの金融経済が強い力を持っていて、金がすべてのような雰囲気となってしまいました。大王製紙特別背任事件、オリンパス損失隠し問題もその流れの中にあるのでしょう。
2011年11月21日月曜日
雨に濡れた紅葉の東京
雨に濡れた紅葉の東京です。寒さが身にしみた日の写真です。この写真を見ていたら映画「日増しに寒さが身にしみる」(つかこうへい原作、深作欣二監督)中で歌われた「恋人も濡れる街」(中村雅俊)を思い出しました。クライマックスは新撰組の土方歳三に扮した銀ちゃん(風間杜夫)に切られるヤス(平田満)の大階段落ちです。名作です。
2011年11月20日日曜日
マロンケーキ「モンブアラン」
マロンケーキ「モンブアラン」です。近くのお菓子屋さんで買いました。普通は渦巻き状に巻かれているクリームの形がちっと違いますが、甘さを抑えた味は美味しく、満足感で満たされました。
NHKラジオ第一で放送されている「ラジオ深夜便」のホームページには過去に放送したインタビューなどが沢山掲載されています。その中に、100歳を越えた詩人柴田トヨさんへのインタビュー「元気でいます・母・柴田トヨ」がお勧めです。息子の健一さんとインタビューアーとの間に挟まっている柴田トヨさん自作の詩を自分で読むところに聞き応えがあります。
下記のサイトで録音を聴くことができます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/wm/inta4.asx
他のインタビューも下記のサイトにあります。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html
2011年11月19日土曜日
青森県りんご研究所のりんご史料館
青森県リンゴ研究所のりんご史料館です。昭和6年(1931年)にりんごに関する専門試験場として青森県苹果試験場(昭和25年に青森県農業試験場りんご試験場と改称)が発足しましたが、その時、試験場の本館として建てられました。外観は、当時のリンゴ研究の中心であったイギリスのイーストモーリング研究所の建物を模して作られました。
ツタの絡まる外観が歴史を感じさせてくれます。昭和初期の試験場の建物はもうあまり残っていません。中に入るとりんごの新品種が誕生するまでや、りんご栽培の1年、りんご栽培の歴史などが分かるように展示されていました。
1863年の今日、アメリカ第16代大統領リンカーンがゲティスバーグで「人民の、人民による、人民のための政治」と演説しました。そのアメリカでは、格差社会を解消するために、「ウォール街を占拠せよ」という運動が各地に広がっています。もう一度、リンカーンの目指した政治理念を考える必要があると思っています。
2011年11月18日金曜日
カキ品種「太秋(たいしゅう)」
カキ品種「太秋(たいしゅう)」です。「富有」に「ⅡiG-16」を交配して育成した品種で栽培しやすい完全甘ガキです。肉質はサクサク感があり、果汁も多く,糖度は16~18度と高く食味が優れています。
1922年11月18日はアインシュタイン博士が来日した日です。第二次世界大戦後の1955には、哲学者バートランド・ラッセル卿と共同してすべての核兵器に反対するラッセル=アインシュタイン宣言を行っています。米ソが対立する当時の政治情勢からすると、相当の覚悟が必要だったと推察されます。日本では湯川秀樹博士がこの宣言に署名しています。
アインシュタイン博士は、ラッセル=アインシュタイン宣に署名したインフェルト博士との共著「物理学はいかに創られたか」( 石原純訳、岩波新書)を上梓しています。上下巻のうち上巻は、ニュートン力学についての解説で、とてもわかりやすく、物理学はとっつきにくいと感じておられる方にお勧めの著です。また、この本を読むとニュートンが歴史上の政治家をさしおいて、世界を変えた人物として上位に選ばれる理由も納得できます。
下巻は相対性理論について書いてありますが上巻だけで十分に楽しめるので、下巻のことは気にしなくても良いと思います。
2011年11月17日木曜日
リンゴ品種「さんたろう:」
リンゴ品種「さんたろう」です。「はつあき」に「スターキング・デリシャス」を交配して育成された品種です。果皮が濃赤色に着色し、赤いリンゴのイメージにぴったりです。糖度は12.5~13度、酸は0.6~0.7%で酸味を感じます。室温で2週間、冷蔵で80日前後貯蔵できます。
1969年11月17日(昭和44年)、アメリカのニューヨークタイムズが、南ベトナム中部のソンミ村でアメリカ軍が虐殺事件を起こしていたと報道しました。この事件を報道したのはニューヨークタイムズ従軍記者シモア・ハーシュ記者です。この報道はジャーナリズムの歴史に残る成果として高く評価されハーシュ記者にピューリッツァー賞が授与されました。
こうした仕事をするには覚悟が必要だと思っています。自分に不利になるかも知れない、困難なことに直面するかも知れない、危険があるかも知れないと予想されてもそれを受けとめる心構えがないとできない仕事だと思います。
研究や技術開発の仕事も同じで、自分の仕事に誇りを持つと同時に、覚悟も必要です。特に、人の健康を左右する科学に関わる人は心しておかなくてはならないと思っています。
2011年11月16日水曜日
フルーツたっぷりのケーキ
フルーツたっぷりのケーキです。ブルーベリー、イチジク、マンゴなどがのせられていて、がぶりと食べると、それぞれの香りや味がミックスして、味わったことのない風味を感じました。
一方、1940年11月16日は、ナチス・ドイツがポーランドのワルシャワにユダヤ人隔離地域であるゲットー 設置した日です。
ゲットーは封鎖され、自由な出入りはできなくなっていて、ゲットーの入口は警備員が配置されていました。そして、ゲットーの外へ出る事が絶対的に必要である事が証明されない限り通行は許可されませんでした。
ゲットー内の住民は飢えと不衛生に苦しめられていました。ゲットーの食糧配給は一日あたり180kcal程度しかなかったと伝えられているので、それだけでは生きていけなかったでしょう。現在の日本人は一日あたり1861kcal(国民健康・栄養調査平成21年)ですからその少なさが際だっています。
チェコスロバキアが分離する前の首都プラハを訪ねたことがあります。歴史を感じさせる街で、モルダウ川とプラハ城がとても美しかったことを覚えています。ただ、プラハ市内にあるゲットーを訊ねたときは、その狭さに驚き、描かれた年代順に並べられていた子供達の絵が、だんだんに暗くなり、鉄条網が描かれていくのには心が痛みました。決してこんな社会を作ってはいけない、手を貸してはいけないと深く思いました。
2011年11月15日火曜日
陽が射し込む栗林
陽が射し込む栗林
収穫が終わり静寂が戻った栗林です。太陽の光が木々の間に射し込んでいます。
天保6年坂本龍馬は11月15日(1836年1月3日)に土佐に生まれ、慶応3年11月15日(1867年12月10日))に暗殺されました。享年31歳でした。旧暦ですが11月15日に生まれ、同じ日になくなったのは偶然ですが不思議な気がします。誕生日という概念はこの当時あったのでしょうか。龍馬はこの日を意識していたのでしょうか。
暦は科学的な単位を示す数字ですが想像力をかき立てます。その想像力を悪用、あるいは、お遊びに利用しているのが占いや予言などです。用心しないといけません。
2011年11月14日月曜日
2011年11月12日土曜日
2011年11月11日金曜日
美しく紅葉した柿の木
美しく紅葉した柿の木です。まだ、周辺の柿木の葉や下草は緑色ですが、この柿の木の葉は赤く色づき秋の深まりを感じさせる美しい姿をしています。
柿の葉は大きいので、この葉を会席料理などの彩りとして利用しているところもあるそうです。
紅葉は、温度ストレスなどによって、葉の緑色の色素クロロフィルが分解されるとともに、葉に蓄積したデンプンなどからアントシアニン色素が生成され、葉の色が紅くなると考えられています。
NHKラジオ第一「あさいちばん」で経済アナリスト森永卓郎さんがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)について、ガンジーの生き方を通じて「TPPで誰がもうけるのか。誰を幸福にするのか。」と語っていました。日本の物作りやサービスの変更をせまり、儲かればよいとする精神を助長するTPPには反対です。
2011年11月10日木曜日
柿が旬
柿が旬です。沢山の柿の実が鈴なりです。明日配信予定のメールマガジン「くだもの&健康ニュース」では柿を取り上げています。柿を使ったレシピ、夏目漱石の俳句などなどです。放射線に対するQ&Aもシリーズ化されています。
皆様の登録をお待ちしています(登録、講読ともに無料です。登録解除も自由です。)。
http://www.kudamononet.com/kudamono200/register/register.html
2011年11月9日水曜日
リンゴ畑の郵便ポスト
リンゴ畑にあった郵便ポストです。ポストの頭にのっているリンゴが目を引き、周りの畑と調和して印象的です。でも、最近は手紙を書かなくなりました。このポストも写真で撮られることの方が多いのかも知れません。若者に限らず年賀状も携帯からの発信が多く、ハガキをだすことも少なくなっているようです。
2011年11月8日火曜日
2011年11月7日月曜日
矮性台木に接がれたリンゴの樹
矮性台木に接がれたリンゴの樹です。リンゴの樹は品種特有の大きさがありますが、矮性台木に接ぎ木するとその台木の影響を受けて木全体が小さくなります。
遺伝子の突然変異で矮化する植物の例はたくさんありますが、遺伝的には通常の大きさになるはずのリンゴの樹が、矮化する例ははあまりありません。
なぜ、接いだ品種が矮化するかについては分かってませんが、接ぎ木部分の接着関与説や植物ホルモン説などがあります。
2011年11月6日日曜日
健康診断で宿泊したホテル
一泊二日の健康診断で宿泊したホテルです。コンピュータを持ち込んだのでL字形の机が使いやすかったです。血液検査結果はすべて正常値の範囲内でした。毎日、果物を食べて、バランスの良いい食事のためと考えています。それと、仕事をしすぎないようにしないといけないと思っています。
NHKラジオ第一の「あさいちばん」で小林多喜二の「蟹工船」の朗読をしていました。蟹工船で働く人たちの悲惨な生活を描いた名作です。そうした人間扱いされなかった戦前の労働者や農民を解放するために、財閥解体と農地解放が行われました。
最近、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の議論の中である経済評論家が、日本の農地が小さいのは農地解放のせいだというようなことをTBSラジオでいっていました。すごい意見です。歴史というものを知らないとしかいえません。そんな人がTPPの代表的な推進論者なのかと思うと驚かされます。
2011年11月5日土曜日
2011年11月4日金曜日
リンゴ追分の歌碑
弘前市りんご公園内にあるリンゴ追分の歌碑です。近づくと美空ひばりが歌う「リンゴ追分」が流れてきました。
NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」11月4日早朝の「明日へのことば」で、家具試作職人の宮本茂紀さんへのインタビュー「座り心地の良い椅子と人生」が放送されていました。
宮本さんはその中で、「人に優しい椅子作りへの思いが、最近の経済優先の中で失われつつある」と語っていました。具体的には、「もうけを優先するため、ものつくりに大切な一手間加える作業がが失われつつある」と言っていました。
続けて、「少しでも良いものを作るために一手間かける日本のものつくりの伝統的な価値を守っていく」と決意を坦々と語っていました。
この宮本さんのものづくりへの思いは、研究でも忘れてはいけない心構えです。データがそろっても、少しでも疑問があるなら、だめ押しの実験をすることが大切です。その実験は、新しい発見を生み出す可能性が高いからです。最近は、その一手間が失われているので研究論文の効率は高まっても、未来へつながる新しい展開が生まれてこないのではないかと思っています。
2011年11月3日木曜日
2011年11月2日水曜日
雨に濡れたリンゴ
雨に濡れたリンゴです。静かなリンゴ畑に整然と並んだ樹に多くのリンゴが実っています。深い緑の中に点在する赤い実は静寂な雰囲気をより際だたせているように感じました。
昨年度の小売価格調査(総務省統計局、平成22年)によると、100グラム当たり東京ではリンゴ(「ふじ」)は46円でした。
それに対して、サツマイモは46円、レタスは50円、キュウリは56円、ナスは62円、ブロコリーは66円、ゴボウは78円、ほうれん草は86円、ピーマンは93円、生しいたけは173円です。
リンゴは高いという人がいますが本当でしょうか。むしろリンゴ農家は正当な利益を受けていないように思います。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の枠組みの中で富の配分システムの変更で良くなるとは思えません。そうなると後継者はいなくなるでしょう。ネーチャーに掲載された人口増加と食料についての研究(本コラム10月31日参照)から、「その土地のものを食べてやっていく」ことになると予想されていますが、できないでしょう。
2011年11月1日火曜日
「津軽(太宰治)」とリンゴ
大きな「津軽(太宰治)」とリンゴです。「津軽」は文庫本そっくりに作ったお菓子の箱です。この本の形を見せるために、これ以上の包装はしていません。おもしろい演出です。箱の中にはクッキーが入っています。ちなみに、リンゴは「ナガノスイート」です。
今日から11月、年賀状が売りだされたとニュースになっていました。もう今年も終わり...はやいですね。
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