2012年4月30日月曜日
芽吹きどき
芽吹きどきです。樹木から新芽が出はじめています。不思議な温かさがある夜の散歩が楽しい季節です。
今日は 4月30日は、図書館記念日、1950年(昭和25年)、図書館法が公布されたことにちなんで1971年(昭和46年)、全国図書館大会で決定されました。
インターネットは、情報発信のためだけでなく、世界中の知識が蓄積された図書館でもあります。紙媒体では難しかった検索がかなり容易になり埋もれていた資料も探すことができます。
アメリカでは過去の科学論文をインターネットに無料で掲載する事業を進めています。また、多くの最新論文が無料で読むこともできる事業にも取り組んでいます。
こうした思想が我が国の研究機関などには不足しているように思います。例えば、インターネットのホームページを更新するとき、古い資料を捨ててしまうのはそうした思想がないからなのかも知れません。無料で公開という概念も希薄です。
2012年4月28日土曜日
2012年4月27日金曜日
水かひかれる前の水田
水かひかれる前の水田ですが、近くを通ると蛙の鳴き声を聞きました。例年だと茨城では4月から5月の連休に田植えが行われますが、寒い日が続いた今年はどうなるのでしょうか。農業は、人と季節と時間との共同作業です。
海外ドラマ「ミディアム」の第5シリーズの「タイムスリップ」 のなかで時間について語られていた。
- 時間は貴重だ。
でも無料で使える。
しかも好きなように、
ただし、自分のものにはできない。
自由に使えても、止めることはできない
失った時間は、それっきり
戻らない。二度と。
2012年4月26日木曜日
公園で遊ぶ子どもたち
公園で遊ぶ子どもたちです。滑り台を逆に昇ったり、飛び石を渡ったり、ブランコにのったり、自転車で走り回ったりしていました。乳母車に赤ちゃんをのせで歩いているカップルもいました。子どもたちの歓声を聞いているとそれだけでうきうきしてきます。
子どもたちを主人公にした「ちびまるこちゃん」や「サザエさん」を見ているときも楽しくなります。大人には無意味で無駄な努力を円力でするのがすがすがしいのかも知れません。「子どもは宝」、そんなことを思いました。
1937年の今日は、ナチス独裁政権のドイツ軍がスペインの北部の都市ゲルニカを歴史上初めて無差別爆撃を行った日です。被害者のほとんどが子どもや女性、年寄りでした。
もうすぐこどもの日です。
2012年4月25日水曜日
水鳥にエサをあげる少女
温かい春の日に、乙戸沼で泳ぐ水鳥にエサをあげている少女たちです。よくなれていてエサをあげると近くによってきます。
スイカのシーズンが始まりました。九州の青果物市場ではスイカの取扱量が上位あがってきました。産地は熊本です。
スイカのシーズンにあわせて宮本りえさんがスイカを食べているシーンから始まる8ページの冊子ができました。反響も上々です。
君来ばと西瓜抱えて待つ夜かな
- 正岡子規
2012年4月24日火曜日
バイキング料理のマイプレート
バイキング料理のマイプレートです。いろいろな料理をとるためにプレートは4つに分割されています。野菜料理を中心にいただきました。
こうした食べ方は、アメリカ式なのかもしれません。アメリカの新しい食事ガイドラインではマイプレートという概念が導入されました。
アメリカ農務省(USDA)は、健康的な食生活を促進するために食事ガイドライン「マイプレート(MyPlate)」を発表しました。「マイプレート」は、肥満や生活習慣病を予防・改善するために、どのような食事をすれば良いかを視覚的に示したものです。このマイ・プレートは、1992年に発表された「食品ピラミッド」を発展させたものです。
○マイプレートに料理を盛り付けすぎない
食べすぎを防ぐために、お皿やボウル、コップは小さめのサイズのものを使い、食事の前に料理の盛り付けを工夫します。外食するときも、小さめのサイズを選び、ふだんの食事の量を越えないようにします。
○沢山とりたい食品
果物や野菜、牛乳や乳製品を十分にとります。これらの食品には、カリウム、カルシウム、ビタミンD、食物繊維が豊富に含まれています。
○マイプレートの半分に果物と野菜をのせよう
マイプレートにリンゴ、トマト、イモ類、ブロッコリといった赤色やオレンジ色、緑色の緑黄色野菜や果物をのせます。
○減らしたい食品
飽和脂肪酸、あとから加える糖分、塩分が多く含まれる食品を減らします。これらはソーセージやベーコン、ホットドッグといった加工肉類、ケーキやクッキー、アイスクリーム、キャンディーなどのお菓子、甘い清涼飲料、スナック類などに多く含まれています。たまにとるのはいいけれど、毎日とるのは避けます。
USDA's MyPlate(アメリカ農務省)より
2012年4月23日月曜日
椿の花のジュウタン
椿の花のジュウタンです。絹のような触感がある椿の花びらは厚みがあるため、落下してもその姿をとどめています。そのため、遠くから見るとピンクのジュウタンがひかれているように見えます。
今週の金曜日に配信する「くだもの&健康ニュース」ではオレンジジュースの健康効果についての科学論文を紹介する予定です。
心血管疾患のリスクの高い血管機能が低下していた人に対して1週間、オレンジジュース飲んでもらったところ血管機能が正常になることがわかりました。
【本の中の果物】
北大路魯山人著「アメリカの牛豚」より
さて、ニューヨークですが、ここでも土地のひとが最初に案内してくれた家は、アイルランド料理店。ここはカフェテリア式の店で、前もって作ってある肉やサラダを、客が陳列してあるところまで行って、好みに合ったものを自由に取れるようになっています。これでは料理の生命ともいうべき新鮮さがなく、不潔感さえあって僕は食べる気になれませんでした。そこで、特に注文してビーフステーキを焼いてもらいましたが、日本の牛肉の方がはるかにうまい。ただし焼き方はわりにようござんした。驚いたことに、ビーフステーキの大きさは日本の三倍もあり、二人で十三ドル五十セント取られました。
概してアメリカの牛豚類の肉は、うまくありません。辛うじて小羊の脇腹の肉が合格程度、ミルクも卵もよろしからず。
ニューヨークについての最初の印象は、アメリカ人の食欲の旺盛さと、食べ方の実に事務的なことです。
例えば、マンハッタンですが、町の一ブロックの角は必ず薬屋(ドラッグ・ストア)が占めています。ここではご存知のように、薬ばかりでなく、郵便切手、日用雑貨からソーダ水、アイスクリームなどを売り、軽い食事もできるようになっています。店の左側がスタンド式の食堂という作りが多い。見ていると、客はたいていハンバーグとケーキ、それにオレンジジュース、このくらいのものを注文して、またたくうちに食べてしまうと、さっさとまた雑踏の中へ紛れ込んで行きます。
ここで満腹するには、二ドルまではかかりません。朝食の場合ですと、トースト十セント、ハムエッグ三十セント、それにコーヒー二十セント、これで充分です。
ニューヨークのイタリア料理店マルキ。ここでのお酒とソーセージのうまかったこと。これは大書するに価します。わけてもリング(たらの類)という魚の空揚げは忘れられません。肉離れがよく、外国にもこんなうまい魚があるか、と感心しました。
2012年4月22日日曜日
2012年4月21日土曜日
乙戸沼の屋台
乙戸沼の屋台です。小さな公園ですが多くの屋台が出ていました。焼きそば、焼きイカ、たこ焼き、綿あめ、チョコバナナ、などのお店がありました。だいたい一人分500円でした。桜は長野県で満開とのメールが届きました。
信州の桜見物の話が佐藤垢石著「ザザ虫の佃煮」にありました。
それから間もないことであった。博士に信州高遠の桜見物に誘われた。四月の二十日ごろであった。友人三、四人と共に、高遠公園の桜を眼の前にして、公会堂の楼上に卓をかこんだ。高遠の有志から、酒と重箱の贈りものがあった。酒は仙醸と呼んで、まことに芳醇である。重(じゅう)のなかは肴であるそうである。やがて、博士は重箱の蓋をとった。みると、先だっての話の、ザザ虫の佃煮だ。ザザ虫ばかりではない、川百足(むかで)もいる。生きているときは青黒い色をして、長さ五分くらい。胴が丸く嘴の長い瀬虫(トビゲラ)と称するグロの虫まで、佃煮になっているではないか。
博士は、まずザザ虫の佃煮を箸でつまんでから、徐々に説きだした。諸国の川には、至るところにこのザザ虫はいるであろうが、まず天瀧川に産するザザ虫の味を第一等とする。この重箱に入っているのが、すなわち天瀧川のザザ虫である。佃煮にこしらえば人間の餌となるものを、魚の餌として捨ておくのはもったいない。
2012年4月20日金曜日
桜の下でお弁当を食べているグループ
桜の下で大勢の人がお弁当を食べていました。写真を撮った乙戸沼の桜の樹はもう葉桜になってきました。
NHKラジオ第二のカルチャーラジオ:ラジオアーカイブス「吉村昭」(月曜日午後8:30~、(再)日曜日午後8:00~)は聞き応えがあります。
前回の番組で、生前の吉村昭氏が日本初の心臓移植の現場について語っていましたが、その内容は衝撃的でした。
「脳死と判定されていた青年は救急車の中で息を吹き返していたことが確認された」
「心臓移植には大量に血液が必要であるが、その注文が血液センターに発せられた時間は、まだ、青年が大学病院に到着する前だった」
「心臓移植前の警察による青年の検死のとき、青年の胸にメスのあとがあった。」「病院側は、そこから心臓マッサージをしたと説明した」
ノンフィクション作家、吉村氏の真骨頂ともいえる発言です。
その時、吉村氏以外の新聞記者などメディア関係者は病院側の記者会見に出席していてこうした、問題点にまったく気がつかず記者発表をそのまま報道しました。
発表が検証されず報道されてしまったのは、心臓移植とは何かを吉村氏以外は知らなかったためです。大量の血液が必要であることを知っていて、それを確認するのが優れた新聞記者ということになります。
ノンフィクションのすごさを感じました。また、優れた科学研究や科学報道とそうでないものと共通するものがあると思いました。
2012年4月19日木曜日
桃の花畑
桃の花畑です。防風林に囲まれた桃の樹に鮮やかな桃色の花が満開です。新緑の地面によってその美しさが引き立っています。
今、多くの責任を担っている50歳代男性の栄養状況を調べています。その結果、メタボリックシンドロームなど生活習慣病予防に関心があることが伺われました。例えば、抗酸化サプリメントを摂取したり、肉を魚に代えたりしていいます。
一方、栄養摂取状況調査からカリウムやカルシウムなどのミネラル、ビタミンAなどビタミン、食物繊維など生活習慣病予防のための栄養素が著しく不足していることが分かりました。
このことは、50歳代男性の健康知識は偏っており、正確で本格的な健康情報が不足していることが分かりました。
こうした結果をまとめて雑誌に掲載する予定です。
2012年4月18日水曜日
2012年4月17日火曜日
2012年4月16日月曜日
梨の花
梨の花です。 桜が終わると梨の花が咲きます。
【文献紹介】手軽に出来るダイエット
手軽にできてお腹の減らないダイエット法についてアメリカ・コーネル大学の研究チームが発表しました。
実験では被験者全員を1週間バイキング食を食べてもらった17人を2群に分け、①カロリーを制限したランチ6種類を2週間摂取した群と、②ランチを自由に摂取にした群に分けました。
その結果、カロリー制限ランチを食べた群では、自由に摂取した群に比べて、一日当たりのカロリーの摂取量が平均250kcal少なく、体重が1.1ポンド(0.5kg)低下していました。
この方法を一年続ければ11kg減量できると研究者らは計算しています。
コーネル大学の方法は、ランチを軽めにするだけです。軽めのランチを摂取した被験者は、その後に不足分を補うことはしませんでした。このことから、人は鋭敏にわずかなカロリーの低下を検出することはできないことが分かりました。
【文献】
Levitsky, D.A. & Pacanowski, C.: Losing weight without dieting. Use of commercial foods as meal replacements for lunch produces an extended energy deficit. Appetite. 57: 311–317. (2011)
2012年4月15日日曜日
春の天ぷら
春の天ぷらです。ウドにタラの芽など旬の天ぷらを岩塩でいただきました。ふわっと広がる軟らかい植物感覚を楽しみました。
【文献紹介】アテローム性動脈硬化症は心臓に限らない
冠動脈疾患の患者では、末梢動脈に症候性か、無症候性のアテローム性動脈硬化が起きている可能性が高いと「欧州心臓雑誌」に発表されました。
1つのアテローム性動脈硬化は別の場所で病気の可能性が高まると考えられています。特に、高齢者で冠動脈疾患、脳血管疾患、下肢動脈疾患を合併している患者はその傾向が高いことが示されています。
末梢動脈疾患(PAD)の新しいガイドラインでは、大動脈を除き、頭蓋外頸動脈、脊椎、腸間膜、腎臓、四肢動脈などにおこるアテローム硬化症の対処法について解説しています。
欧州心臓学会(ESC)によるPADの診断と治療に関する新しいESCガイドラインは、複合的な臨床過程を経験するPAD患者の処置に役立つと期待されています。
【文献】
Tendera, M. et al.: ESC Guidelines on the diagnosis and treatment of
peripheral artery diseases. Europ. Heart J. 32: 2851–2906. (2011)
2012年4月14日土曜日
2012年4月13日金曜日
桃園
春の桃園です。桃の樹に囲まれた平和で豊かな別天地を示す桃源郷とまではいきませんが、そんな気分を十分に感じさせてくれる場所でした。
昨日のNHKラジオ第二放送の高校講座「保健体育」で「現代社会と健康:健康のとらえ方」についての紹介がありました。
その中で1975年に発表されたラロンド・レポートが取り上げられていました。この報告は先進国における健康を総合的にとらえる最初の報告て、健康は生物的機能、環境、生活習慣、保険医療サービスが複合的に関わっているとしています。
この報告は、それ以前の「疾病は何か一つのことが原因で、その原因を取り除くか、治療すれば健康になる」としていた考え方を大きく転換した健康モデルです。
近々、このラロンド・レポートをメルマガ「くだもの&健康ニュース」で取り上げたいと考えています。
2012年4月12日木曜日
桃の花が盛り
桃の花盛りです。ピン色の花びらで写真が覆われています。昨日は雨でしたが今日はよい天気のようです。
【文献紹介】マラリア治療薬が自己免疫に関与
チベットやネパールに生育するアジサイの一種の根から、抽出される物質は、約2000年間マラリアの治療に用いられてきました。新しい研究から、その生理活性成分から誘導されるハロフギノン(ハロフジノン)に自己免疫反応や炎症を抑制することが明らかとなったと「ネイチャー化学生物学」雑誌に発表されました。
研究から、ハロフギノンは寿命の延長や年齢に関連した炎症性疾患の遅延に関係するアミノ酸反応経路に関与しており、その経路の遺伝子のスイッチをオンにすることが分かりました。こうしたことから、ハロフギノンは、マラリア治療などの用途に加えて、アミノ酸反応経路の調査にも役立つと研究者らは考えています。
【文献】
Keller, T.L. et al.: Halofuginone and other febrifugine derivatives inhibit prolyl-tRNA synthetase. Nature Chem. Biol., Online 12 Feb. (2012) [doi: 10.1038/nchembio.790]
2012年4月11日水曜日
満開のソメイヨシノ
満開のソメイヨシノです。曇っているのでバックと花の色が重なっていますが、ういういしい花の群は、くっきりと区別できます。
近くの雑木林でキジの鳴き声を聞いたような気がします。曖昧なのは鳴いたのは一度きりだったからです。
サプリメントの問題点の一つに過剰摂取があげられています。その理由の一つがマウスの実験から明らかとなりました。
【文献紹介】過剰にビタミンEを摂取すると骨粗しょう症になる
慶応大学医学部の研究チームは、マウスを用いた研究から、過剰にビタミンEを摂取すると骨粗しょう症になると「ネイチャー・メディスィン」に発表しました。
ビタミンEは、その抗酸化作用から心疾患の発症リスク低減効果が期待されています。しかし、過剰に摂取すると骨密度が低下することが分かりました。
骨は、造骨と破骨が繰り返され新しくなります。そこに、過剰のビタミンEかα-トコフェロールが投与されると骨形成細胞の働きが低下し、破骨細胞の働きが刺激されるので骨が脆くなることが分かりました。実験では、過剰にビタミンEをマウスに投与したところ8週間で骨粗しょう症になりました。
【文献】
Fujita, K. et al.: Vitamin E decreases bone mass by stimulating osteoclast fusion. Nature Med., 18: 589–594. (2012) [doi: 10.1038/nm.2659]
2012年4月10日火曜日
杏の花
杏の花が満開絵です。青空が広がった通勤途中でヒバリが鳴いているのを聴きました。麦畑の麦も上へ伸び始めています。
今週のメールマガジン「くだもの&健康ニュース」第20号では中性脂肪を減らすために発せられたアメリカ心臓病協会の声明(ステートメント)を掲載する予定です。
果物は長く中性脂肪を増やす原因食材の一つと思われていましたが、この声明では中性脂肪増加の原因は別にあり、果物の摂取は中性脂肪減少に役立つとしています。
詳しくは今週号のメルマガをご覧ください。
登録は下記のサイトからできます。無料です。
2012年4月9日月曜日
2012年4月8日日曜日
2012年4月7日土曜日
ワインのある風景
ワインのある風景です。ブンタンと赤ワインで玄関が華やかになりました。
ワインという呼び名は最近のことのようで少し古い小説や随筆では葡萄酒が一般的で、なじみも薄かったようです。そんなエピソードを示す随筆を紹介します。
「食べたり君よ」(古川緑波著)より
谷崎先生と葡萄酒
これも日本ゴキゲンなりし昔のこと。
谷崎潤一郎先生が、兵庫県の岡本に住んで居られた頃である。
今や越境後、ソヴィエットの何処かに健在なりときく岡田嘉子――この頃日活の大スターたりし岡田嘉子である――と共に、雑誌の用で、僕は先生のお宅を訪れたことがある。
要件が済んで、先生が「これから大阪へ出て、何か食おうじゃないか」と、誘って下さって、岡本から大阪へ出た。
「何を食おう?」
「何が食いたい?」
結局、宗右衛門町の本みやけへ行って、牛肉のヘット焼を食おうということに話が定って、円タクを拾って乗る。
谷崎先生は、円タクを途中で止めて、「一寸待ってて呉れ」と、北浜の、サムボアという酒場へ寄り、「赤い葡萄酒一本」と命じて、やがて葡萄酒の壜を持って来られた。
そして、――思い出す、それは暑い日だった。――本みやけへ着くと、すぐ風呂へ入り、みんな裸になって――岡田嘉子を除く――ヘット焼の鍋を囲んだ。
赤葡萄酒を抜いて、血のしたたるような肉を食い、葡萄酒を飲んだ。
その時である。
牛肉には赤葡萄酒。
ということを、僕が覚えたのは。
2012年4月6日金曜日
2012年4月5日木曜日
満開のシダレウメ
満開のシダレウメです。少しピンクに色づいた花びらが青空にとてもはえています。ウメは学問の神様の愛でた花です。美しさも桜にも負けないと思うのですが.....
ゎが国においてウメは,8世紀頃にかけて栽植地が広がり、神社仏閣や庭園等の観賞用として発達しました。
「万葉集」(759年までの400余年間の歌集、780年頃成立)では、サクラの40余首、ハギの140余首に次いでウメは110余首も詠まれています。
投稿者
kudamononet
2012年4月4日水曜日
バナナチップス
ハワイ土産のバナナチップスです。なかなか美味しかった。
1968年4月4日、 マーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺された日です。キング牧師は公民権運動の指導者として差別と戦いました。その功績を称えて1964年のノーベル平和賞を受賞しました。
キング牧師の言葉を引用します。
I say to you today, my friends so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
友よ、私は今日皆さんに申し上げたい。今日も明日もいろいろな困難や挫折に直面しているが、それでもなお私には夢がある。
まだ、様々な差別が続いています。私たちの周りにも差別が沢山あります。平気で差別している者が平気ている現状を変えていく必要があると思います。戦い続ける必要があると感じています。
2012年4月3日火曜日
2012年4月2日月曜日
2012年4月1日日曜日
オランダ産木靴のある風景
オランダ産木靴のある風景です。この木靴は、私の研究室に8ヶ月滞在した招聘研究員のヘイハードさんからいただいたプレゼントです。私の知っている研究者の中でも特に優れている研究者で、楽しく細胞壁多糖類の分析やその構造解析について語り合ったことを思い出しています。
オランダは、第二次世界大戦中にドイツ軍に対して強く抵抗し、ユダヤ人を守る戦いを行いました。「アンネの日記」はその出来事の一端を示しています。しかし、そのためにドイツ軍に占領されたとき極めて過酷な占領政策にあいました。その一つは食料政策です。生きるのがやっとの食料しか配分されませんでした。
その影響は、戦後も続きました。その頃生まれた子どもたちが成人したとき、他の世代より糖尿病など生活習慣病の発生が多いことが分かりました。
次に紹介する科学論文は、占領政策と2型糖尿病との関係を証明する実験結果です。戦争は極めて長い間、人々を苦しめることを忘れてはいけないと思います。
【文献紹介】母親の低栄養状態は赤ちゃんに影響する
2型糖尿病の素因となるインスリン抵抗性やインスリン分泌能に、母親の低栄養状態が影響することが、げっ歯類や羊などに続いて霊長類を対象とした実験でも実証され、「アメリカ心理学会誌-調整・統合・比較心理学」に報告されました。
年齢が似通った18匹のメスのヒヒを対象にして、妊娠30日目から授乳期を終えるまで実験が行われました。コントロール群の12匹の母親には自由に摂食させ、低栄養群の6匹の母親には体重あたり適量の70%程度に食事制限を行いました。そうした母親から生まれた子どもは、コントロール群でメス8匹、オス4匹、低栄養群はメス2匹、オス4匹でした。離乳後の子どもには食事制限を行いませんでした。
ヒトに換算すると思春期の手前にあたる生後3.5年の時点で糖尿病検査の糖負荷試験で、低栄養群の母親から生まれた子どもは空腹時血糖と血中インスリン量が統計的に有意に高く、コントロール群に比べるとインスリン曲線下面積が大きいことが分かりました。このことは、低栄養の母親から生まれた子どもたちはインスリンの分泌が過剰で、血糖の調節ができないインスリン抵抗性2型糖尿病予備軍であることを示しています。一方、コントロール群の子どもは1匹もこうした現象は認められませんでした。
以上の結果から、やや低栄養程度でも、その子どもたちには2型糖尿病の素因が形成されることが分かりました。
【文献】
Choi, J.K. et al.: Emergence of insulin resistance in juvenile baboon offspring of mothers exposed to moderate maternal nutrient reduction. Am. J. Physiol. Regul. Integr. Comp. Physiol., online Jun. 8, (2011) [doi: 10.1152/ajpregu.00051.2011]
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