2012年9月28日金曜日

ひらきだした栗のイガ


















栗のイガがひらき出しました。栗は昔から栽培されていました。

10~20万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスが、約6万年前にアフリカを出て、4~3万年前に日本に移り住んだと考えられています。そして、約5500年前~4000年前の青森県の三内丸山遺跡では、DNAの解析から栗の栽培が行われていたと考えられています。

そんなことを考えながら栗を食べるとき、食とその歴史にロマンを感じます。



2012年9月27日木曜日

キウイフルーツ 目立たないけど


















キウイフルーツです。外から見ると華やかさはありませんが、ナイフを入れると、外観とは全く違う透き通った果肉が現れてきます。


NHKラジオ第一のラジオ深夜便で、阿久悠作詞、森田公一作曲、河島英五が歌う「時代おくれ」が流れていました。阿久氏はヒットメーカーで華やかなイメージですが、阿久氏自身の「男とは」の思いが込められているように感じました。

無口で、こつこつと仕事をこなし、愚痴をこぼさず、責任をとり、目立たぬように生きていく。 そんな男に私もあこがれています。


でも、確かに時代遅れですね。
時代は、この対極にあります。

おしゃべりで、成果は全て自分と関係があり、責任をとらず、地位など華やかな世界に生きていく。



河島英五さんの歌声は心に響きます。






時代おくれ
作詞 阿久悠 作曲 森田公一


一日二杯の 酒を飲み  
魚は特に こだわらず
マイクが来たなら 微笑んで  
十八番(おはこ)を一つ 歌うだけ

妻には涙を 見せないで  
子供に愚痴を きかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで  
酒場の隅に 置いて行く

目立たぬように はしゃがぬように  
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめつづける  
時代おくれの 男になりたい

不器用だけれど しらけずに  
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を 飲みながら  
一年一度 酔っぱらう

昔の友には やさしくて  
変わらぬ友と 信じこみ
あれこれ仕事も あるくせに  
自分のことは 後にする

ねたまぬように あせらぬように  
飾った世界に 流されず
好きな誰かを 思いつづける  
時代おくれの 男になりたい

目立たぬように はしゃがぬように  
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめつづける  
時代おくれの 男になりたい





2012年9月21日金曜日

真っ青な空と稲刈り


















真っ青な空と稲刈りの風景です。日本の風土に根付いていて、栄養的にも優れている米を守っていく必要があると思います。我が国の文化や風土を守るためには、グローバリゼーションと呼ばれる資本の論理に組することはできません。


自民党総裁選に立候補した人たちを見ると、日本を守ることができないのではないかと感じてしまいます。政治家二世の軍事ゲームオタクばかりです。


彼岸に入り気温も下がり秋らしくなってきました。



2012年9月20日木曜日

やめられない止まらないのブドウ


















やめられない止まらないのブドウです。果物店では色とりどりのブドウが並べられています。

明日配信予定のメルマガ「くだもの&健康ニュース」の【読者から】では、ブドウ摂取と血糖値上昇との関係の質問に答えています。


また、明日のラジオ大阪の午前中に放送される「フルーツステーション耳より情報」では、生活習慣病と遺伝を取り上げる予定です。「家族などにガンの人がいると、自分も同じ病気になるのでは」の疑問に答えます。関西方面の方、ラジオでお耳にかかりましょう。


2012年9月19日水曜日

トワイライトゾーン























雨の降ったあとの夕方、夕日に包まれた不思議な風景です。何かが起きるような感じがします。


今日は俳人正岡子規の子規忌です。革新的な俳句で知られていますが、果物好きでも知られています。メールマガジン「くだもの&健康ニュース」では、季節季節の果物の俳句を使わせていただいています。


2012年9月18日火曜日

大きくて美味しいイチジク


















イチジクです。半分に割って、そのままがぶりと食べます。皮は食べても食べなくてもお好みです。昔、家にあったイチジクよりも皮が薄くて柔らかです。


イチジクの原生地は、アラビア南部で、その後、シリア、小アジ、地中海沿岸諸国に広がったと考えられてます。

イチジクは、紀元前7世紀の古代ギリシャでは、すでに栽培されていたと考えられています。この頃のイチジクは、甘味料として使われていたようです。


2012年9月12日水曜日

稲刈りの終わった田んぼに舞い降りた白鷺



















長月に入り、稲刈りが始まりました。刈り終わった田んぼに白鷺が舞い降りてエサをついばんでいました。写真では3羽写ってますが、近くにもう3羽いました。


1966(昭和41)年の今日(9月12日)は、食品のコールドチェーン(低温流通)第一号として福島のキュウリが東京の実験店で販売された日です。

私たちが開発した負イオン・オゾン混合ガスを併用した冷温高湿貯蔵システムは、青果物の貯蔵にとても優れた性能を持っています。コールドチェオンに勝るとも劣らないと考えているので、普及を目指しています。


2012年9月11日火曜日

突然変異の柿?


















突然変異の柿?なのでしょうか。周りの果実はまだあおいのに1つだけ橙色に色づいていました。果物にはこうした変異が多く見られます。


今日(9月11日)は、群馬県の岩宿遺跡の発掘が始まった日です。岩宿遺跡は、我が国にも旧石器時代があったことを示す最初の発見です。発見者は、在野の考古学者、相沢忠洋氏でした。トロイの遺跡発見のようなドラマがありました。発見者は誰なのかを考える上でも科学的に重要な発見です。




2012年9月6日木曜日

太陽の光を浴びて赤く色づいたリンゴの果実


















太陽の光を浴びて赤く色づいたリンゴの果実です。果物店の店頭には、収穫されたばかりの早生品種「つがる」が沢山並べられています。


明日配信の「くだもの&健康ニュース」のコーナー「くだもの豆知識」をちょっとはやく紹介します。


□■□ くだもの&健康ニュース Vol.30
■□■ 2012年9月7日(金)配信

■ くだもの豆知識:古代ギリシャとリンゴ

 紀元前323年頃、古代ギリシャの植物学者テオプラストスは、リンゴの品種の違いや接ぎ木の技術について解説しています。古代ギリシャ人は、リンゴが好きでした。

 ホメロスは、叙事詩「イリアス」(紀元前9世紀頃の著作)の中で、トロイ戦争のきっかけは「最も美しい女神にこのリンゴを捧げる」と書かれた黄金のリンゴだといっています。この黄金のリンゴを巡って3人の女神、ヘラ、アテナ、アフロディテの間で激しい論争が巻き起こり、やがてトロイ戦争が起きました。

 トロイ戦争は、ギリシャとトロイとの戦争で、トロイの王子パリスに誘拐されたスパルタ王妃奪還のため、ギリシャ連合軍がアガメムノンを総帥として戦い、最後に木馬に兵をひそませて侵入、落城させたといわれています。


PCだけでなく、携帯でも受信できるので是非ご登録ください。無料です。




2012年9月5日水曜日

梨が旬


















梨が旬です。ナシ棚に収穫をまつ果実が沢山着いています。果物店の店頭には幸水、豊水や二十世紀など主要品種が並んでいます。今年は例年に比べて甘く仕上がっています。


果物と人との関わりの歴史を調べています。調べるのは大変ですが、なかなかおもしろいです。今週配信予定のメルマガ「くだもの&健康ニュース」では、古代ギリシャとリンゴを取り上げます。ただ、日本のウエッブページはコピー&ペーストばかりなのには驚かされます。正しい場合は分かりにくいのですが、誤った記述があるとそのことがよく分かります。


2012年9月4日火曜日

ブドウ一房の中に、緑の粒、赤紫の粒、濃紺の粒が混在




























ブドウ一房の中に、緑の粒、赤紫の粒、濃紺の粒が混在しています。果物売り場にはいろいろな品種が並んでいます。

180万年前のアフリカで誕生したホモ・エレクトスに属するルーシーが、現在のヒトの起源と考えられています。

ルーシーから旧人のネアンデルタール人が発生し、数万年前まで生存していたと考えられています。ホモ・サピエンス)とも同時に生活していた可能性が高いとされています。

 現在のホモ・サピエンス(現生人類:新人)は10万年前にアフリカで誕生して全世界に移住していきました。日本へは3~4万年前に到達したと考えられています。

現在分かっている世界最古のブドウ酒の醸造所は、今から6000年前(BC4000年)のものが確認されています。ヒトの誕生から意外と早い時期からブドウ酒の醸造方法を知っていたのではないかと思われます。


2012年9月3日月曜日

李(スモモ)は皮ごと


















李です。美味しさは、甘味、酸味、渋味、苦味、塩味の5味に加えて食感の6味で構成されていますが、李は皮ごと食べるかどうかで食感が違ってきます。皮ごと食べるのが食感を感じる食べ方として最高と思っています。

九月には入りました。朝晩が涼しくなり、明け方までコオロギが鳴いています。