2011年7月31日日曜日
月見草
道路の脇に咲く月見草です。子供の頃からこの写真の花をずーと月見草と思ってきました。ところが、インターネットを見ると本当の月見草は白い花だとか....
玄海原子力発電所の討論会に関するニュースで、コンプライアンスという言葉が多く使われていますが、その意味が誤解され誤って使われているように思います。
コンプライアンスとは英語でcomplianceです。
そこでoxford dictionariesを引くと下記です。
the action or fact of complying with a wish or command:
研究社の新英和中辞典では下記の通りです。
1(要求・命令などに)応じること,応諾,追従 〔with〕.
2人の願いなどをすぐ受けいれること,迎合性; 人のよさ,親切.
つまり、コンプライアンスとは要求や命令への服従、遵守という意味で、法律というニアンスはありません。
従って、九州電力が佐賀県知事の要請・要求に従ったのはコンプライアンスに従っただけで、中部電力が経産省保安院の要請・要求を拒否したのはコンプライアンスに従ったのではなく、むしろ逆でコンプライアンスに反したことになります。
ところが、コンプライアンスを法令遵守と訳したことにより、意味を取り違えて逆に使っているようです。もし、法律(法令、law)違反なら犯罪で、逮捕されます。
もう一度言い換えると、中部電力は経産省保安院の要請・要求に、コンプライアンスに反するが、企業倫理に従って要請・要求を拒否したことになります。
なぜ、こんなことを書くかというと、コンプライアンス、コンプライアンスと言いながら、倫理を無視した命令に服従させようとする風潮を感じるからです。今回の玄海原発問題はそのことの表れの一つのような気がします。
倫理を忘れてはいけないと思います。
意見が通ればいい、もうかればいいでは破綻します。