キウイフルーツです。外から見ると華やかさはありませんが、ナイフを入れると、外観とは全く違う透き通った果肉が現れてきます。
NHKラジオ第一のラジオ深夜便で、阿久悠作詞、森田公一作曲、河島英五が歌う「時代おくれ」が流れていました。阿久氏はヒットメーカーで華やかなイメージですが、阿久氏自身の「男とは」の思いが込められているように感じました。
無口で、こつこつと仕事をこなし、愚痴をこぼさず、責任をとり、目立たぬように生きていく。 そんな男に私もあこがれています。
でも、確かに時代遅れですね。
時代は、この対極にあります。
おしゃべりで、成果は全て自分と関係があり、責任をとらず、地位など華やかな世界に生きていく。
河島英五さんの歌声は心に響きます。
時代おくれ
作詞 阿久悠 作曲 森田公一
一日二杯の 酒を飲み
魚は特に こだわらず
マイクが来たなら 微笑んで
十八番(おはこ)を一つ 歌うだけ
妻には涙を 見せないで
子供に愚痴を きかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に 置いて行く
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめつづける
時代おくれの 男になりたい
不器用だけれど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を 飲みながら
一年一度 酔っぱらう
昔の友には やさしくて
変わらぬ友と 信じこみ
あれこれ仕事も あるくせに
自分のことは 後にする
ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に 流されず
好きな誰かを 思いつづける
時代おくれの 男になりたい
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめつづける
時代おくれの 男になりたい