ほうれん草を練り込んだほうれん草うどんをいただきました。腰がしっかりしていてとても美味しいうどんでした。
ほうれん草うどんは国立市の農業グループ「遊農研究会」と一橋大の学生が運営する「とれたの」(国立市富士見台1)で扱っています。
ほうれん草は、一般にとげのある種子の和(東洋)種群と、丸い種子の洋(西洋)種群があります。前者は葉の切れ込みが大きく、葉肉は薄く赤色の茎を持ち春採りですが、後者は葉の切れ込みが少なく葉肉は厚く秋採りです。両群品種の雑種や一代雑種の利用により、周年栽培されています。
ほうれん草のビタミンCの分析値は、冬季に高く、夏季に低い傾向があります。この傾向は科学的にも広く認められていることから日本食品標準成分表2010年版では平均値を示すとともに、夏採りと冬採りの成分値を備考欄に示しています。
「ほうれんそう-葉、生」のビタミンCは35mg(夏採りの場合20 mg、冬採りの場合60 mg)、「ほうれんそう-葉、ゆで」のビタミンCは19mg(夏採りの場合10 mg、冬採りの場合30mgです。
一方、ほうれん草の露地栽培と施設栽培など作型の違いとビタミンC含量との間には一定の傾向は認められていません。