たっぷりと枝や棚に雪がつもりました。しかし、その雪も日が昇るとあっという間に溶けてしまいました。帰るとき道路に雪がないのにちょっと驚きました。
今日のNHKラジオ深夜便で、明海大学の井上史雄教授へのインタビュー「「ら抜き言葉」から考える日本語の姿」はとても興味深いものでした。
「ら」抜き言葉は日本語の乱れと警鐘を鳴らす発言が多いのですが、先生の詳細な研究から、「ら」抜き言葉は、単純化、明晰化による言葉の合理化の結果であるという説明にはなるほどと思いました。
「ら」を抜くことで言葉の意味がはっきりします。例えば、「見られる」や「降りられる」には意味が曖昧なところがありますが、「見れる」、「降りれる」では意味がはっきりします。。
こうした変化は長い歴史の中で頻繁に起こっていて規制しても防げないことも分かっているようです。
日本語、日本型食生活などの話となると百家争となります。それぞれの人の思いが深いためそうなってしまうのですが、研究に基づいた議論が必要だと思いました。そうでないと生産性のない議論となるように思いました。