6月の水田です。田植えが終わってから約1ヶ月がたちました。苗の葉が大きくなっているのが分かります。予備の苗も青々としています。
NHKラジオ深夜便「救える命があればどこへでも」は聞き応えのある放送でした。NPO法人「AMDA(アムダ)」の理事長・医師の菅波茂さんへのインタビューの内容は珠玉です。
菅波さんは1984年に、災害や紛争が発生したときの医療・保健衛生分野を中心とした緊急人道援助活動を行う目的で、アムダを設立した人です。アムダは国連で意見を述べることができる機関として認められているとのことです。
アムダは国内外の多くの被災地で活動をしていますが、東日本大震災でも、菅波さんは岩手県花巻市に入ったそうです。
インタビューでは、菅波さんの国内外でのさまざまな困難を乗り越えながら、被災者支援に取り組むアムダの活動や思いを聞いています。
平和を損なうものは、戦争、災害、貧困。
平和とは
家族の今日の生活が保証されること。食べものがあること。
明日の希望があること。子供が教育を受けられること。
平和の条件とは
宗教や民族を越えて尊敬と信頼しあうこと。
尊敬とは
相手の中に自分にないものを見つけることで生まれる。
信頼とは、
どんなに困難に出会っても裏切らない、逃げないことで生まれる。
菅波さんのこうした平和のための活動のきっかけは、高校時代に見た1枚の写真だそうです。その写真は、太平洋戦争の写真集の中にあり、顔の半分を海に沈めた戦死者の写真で、衝撃を受けたそうです。
今日はアンネ・フランクが父からもらった日記帳に日記を書き始めた日です。東日本大震災、平和の意味をもう一度問い直してみたいと思います。