2011年9月25日日曜日

プルーン














プルーンです。私にとって最大の魅力はその食感ですが、調和した甘味と酸味もおいしさの決め手の一つです。今年は丸ごとサイズのプルーンをよく食べています。


時々ですが、「果物の消費を伸ばすにはどうすればいいのですか」と、質問を受けることがあります。そんなこともあってメールマガジン「くだもの&健康ニュース」には、アメリカで行われている果物の摂取量を増やすための研究を紹介しています。

日本では、カッコ付きの専門家が机上の理屈で様々な提案がなされていますが、たいていあてになりません。その理由は、データをほとんど見ていないからです。

例えば、果物が売れない理由として、①果物は高い、②果物は食べにくい、③果物は太るのどれかを前提とした果物の消費を伸ばすための理屈は正しくありません。

総務省統計局の小売価格調査を見れば「果物は高い」とはいえません。菓子と比べれば食べにくいかも知れませんが、人に必須の食材、コメやタマネギなど、と比べればはるかに食べやすいし、日本食品標準成分表を見れば果物のカロリーは高くありません。

専門家とは何か、本当はこのことをよく考えることが大切なのだと思っています。